2006/12/01 - 2006/12/03
317位(同エリア346件中)
serachanさん
- serachanさんTOP
- 旅行記15冊
- クチコミ1件
- Q&A回答15件
- 38,723アクセス
- フォロワー1人
釧路空港に降り立ったのは師走初日。道東ではまだ「寒い!」というには早すぎる。とはいうものの、寒風下では震え上がる初冬。釧路湿原→根室→羅臼→釧路を、2泊3日で駆け回る旅は来年2月の厳冬期の流氷ツアーのリハーサルとしては申し分ない。
初日、釧路空港から始まった旅は、釧路川を抱くコッタロ湿原へ。午後3時過ぎだというのに、当たりは夕暮れの気配が漂っている。?。思わず向けたカメラに「夕陽」が飛び込んできた。寒風の中、誰もいない展望台からしばし太陽と月の競演を楽しむ。地元のスーパーに寄った。底に折りたたみスパイクの付いた長靴がたくさん。これは北海道以外では見かけない。食品コーナーには、でっかいハタハタ、白子、生鱈・・・。店も大きいが、品揃えもすごい。当夜は釧路市内で宿泊。
翌日は午前7時30分行動開始。車は北太平洋シーサイドラインを根室方面に向かってひた走る。風蓮湖へ。湖畔でガイドさんと待ち合わせ、温根沼を案内してもらう。途中、湿地で芽吹いたばかりの水芭蕉を発見。苔むした中に力強く、薄緑の葉をのぞかせていた。目を上空にやると、オジロワシの幼鳥がいた。枯れ果てた木の上で、えさを物色しているのか、ウロウロキョロキョロ。突然飛び立った姿は、小さいとはいえ迫力があった。
このあとは、羅臼へ直行。日暮れが早いため到着した午後5時前でも当たりは暗い。早速温泉で冷えた体を温め、夕食は町内の郷土料理「ひろ瀬」へ。タラバガニ、厚岸の牡蠣、マグロ・・・。驚いたのは鱈のおいしさ。白子は刺身でいただく。鱈に対するイメージが覆された。もちろん良い方に。トロリ、旨味があって何ともいえない味だ。胃袋は細切りにして肝で和えるた珍味。コレがイケル。
鍋もいただく。他にも食べきれないほどの旬の海の幸の数々。とても書ききれない。初めのうちは写真に残そうとシャッターを切っていたが、途中であきらめた。
翌朝、ホテルの前には大きなツララ。大きい、と思ったのは私だけで、コレでも小さくなっているという。温暖化の影響はこんなところでも分かる。この後、羅臼町の郷土資料館を訪ね、発掘された土器や、民族資料を見せていただく。羅臼の歴史の奥深さに触れ、自分の勉強不足を痛感した。
この後は帰路の釧路空港を目指す。途中、知床連山を一望できるドライブインの駐車場からお別れショット。
流氷ツアーとしてはオホーツク海・網走沖というのが定説だが、実は「本物の流氷は羅臼だよ」と地元の人は声をそろえる。2月、厳冬期の羅臼は、計り知れない魅力を備えているらしい。知床半島の反対のウトロ地区は観光客に人気だが、羅臼町の魅力に触れる機会は少ないはずだ。是非、お尋ねになることを勧める。厳冬期リハーサルは、「流氷」「グルメ」「アザラシウォッチング」など数多くの楽しい宿題を残してお開きにする。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
-
午後3時過ぎ。北海道の夕暮れは異常に早い
-
北太平洋シーサイドラインを走る途中。海に注ぐ滝も凍っていた
-
釧路市内のスーパー。防寒長靴のオンパレード
-
長靴の底は折りたたみ式スパイク
-
スーパーの食品売り場。こんな物がたくさん。しかも安い
-
白子も美味しそう
-
はたはたもデッカイ
-
風連湖畔で遊ぶタンチョウのカップル=自慢の写真です。拡大してご覧下さい
-
霜柱もデッカイ
-
温根沼で見たオジロワシ
-
飛び立ったオジロワシはカッコイイ
-
風蓮湖では、オオハクチョウが編隊飛行でがお見送りしてくれました。=拡大してご覧下さい。
-
タラバ、トロ、外子、クジラ、シカ・・・オンパレード
-
羅臼町のひろ瀬でいただいた鱈と北海シマエビ。鱈は刺身で頂いた。初体験。何とも言えない・・・
-
鱈の胃袋肝合え。まさにタラフク食らう
-
ホテルの玄関には、冬の象徴・ツララ
-
早朝散歩で、国後島が一望できる灯台へ。
-
帰路の途中、車窓から見た羅臼岳
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
18