1961/11/16 - 1961/11/16
92位(同エリア106件中)
ソフィさん
1961年11月16日(木)
昼食のオードブルには、店の得意料理らしいカタツムリを、注文した。
一匹ずつ入るようにくぼみのついた分厚い鉄鍋に、ジュージュー音を立てながら、焼き立てが出てくる。
香ばしいニンニクの香りが、辺りに充満する。
ここまではグッと食欲が刺激されて素晴らしいのだが、一ダースという量の多さに、まもなく圧倒される。
そして、歯ごたえのなさが、今ひとつ口にぴったり来ない。
実は昨晩も、カタツムリを食べた。
食後しばらくニンニクの香りが強くて、いささか周辺に遠慮したものだった。
今日また懲りずに食べたのは、何とかその美味しさを発見したかったからである。
メインディッシュは、シュッツさんの勧めで、野生のウサギを食べた。
もちろんこの料理に合うという、ワインをたっぷり飲みながらである。
だがこの地方の名物と聞いた料理の、ウサギの血をベースにしたというソースは、血なまぐさくて、残念ながら私の舌には合わなかった。
田舎のレストランには、ゆっくり食事をする上客をもてなすための、奥まった特別室がある。
この部屋は、自慢の家具で飾られ、家庭的な雰囲気である。
この部屋に通されるのは常連が多いようで、客同士が顔見知りであったり、くだけた空気が漂っている。
時には、レストランの女将さんが顔を出して、座を盛り上げたりもしている。
フランス料理の通例で、大皿のデザートをゆっくり時間をかけて食べ、その後にディジェスティフと呼ばれる、強い酒が出る。
この日も、レストラン自慢のコニャックをいただき、かなり酔いが回った。
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