1961/11/16 - 1961/11/16
92位(同エリア106件中)
ソフィさん
1961年11月16日(木)
午前中は自由時間とて、オービュッソンの街を歩く。
この町は人口5千人強なのだが、その割には立派である。
しかしなんといってもこの小都市が世界に名高いのは、ここで作られるタピスリーのためである。
ここのタピスリー技術は、14世紀にフランドル地方より職人を招いて、始まったようだ。
なぜこんな山奥にと思うが、その以前から毛織物の生産が盛んだったのだろうと推測する。
その後ここで作られたタピストリーは、貴族たちの室内装飾にもてはやされるようになり、17世紀には「王立工房」に指定されて花が開く。
しかし間もなくナントの勅令が撤廃されて、新教徒の国外移住のために、消滅の危機を迎えた。
最盛期は、18世紀後半から19世紀にかけてだった。
非常に高価であり、贅沢好みの人たちに、非常な人気があった。
今に残るこの街の風格は、その時代の影響だろう。
オービュッソン・タピストリーの特徴は、重厚さにあると思う。
作品は、分厚く、色の使い方は控えめで、職人たちの並々ならぬ情熱が込められている。
作品の中でも有名なのは、ピカソの「ゲルニカ」をモデルにしたものという。
その落ち着いた色調は、ピカソ自らが選んだようだ。
街の雰囲気に浸りながら、心に満たされたものを味わいつつ、ホテルに戻る。
昼食はシュルツさんの招待で、初めて彼とゆっくり話す機会である。
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