2006/10/12 - 2006/10/15
206位(同エリア454件中)
ヒデールさん
懸空寺というと山西省は大同郊外にある懸空寺が有名ですが杭州からバスとタクシーを乗り継いで3時間のところ、建徳市大慈岩鎮にも江南懸空寺と呼ばれる立派な寺院があるんです。
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
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杭州滞在3日目 AM5:30起床。
今日はこの旅行のメインとも言える建徳を旅する日。朝一番のバスに乗るためまだ薄暗い中を目覚める。ひと足早く起きてたおふくろが「新聞入っとったよ」とテーブルの上に置かれた新聞を指して言った。その1面には今晩開かれる花火大会のことが載ってた... -
AM6:00.ホテルの前からタクシーに乗る。最初は一方通行やそれなりの事情があって目的地とは逆方向に走ってんのかと思ったら、この野郎 慶春路すらも越えやがる「オイ!方向が逆じゃないのか!」ジェスチャーで運転手にそう伝えると何事もなかったかのようにターンをした。今はまだ時間に余裕があるからいいがこんなこと急いでる時にやられたらたまったもんじゃない。優れない気分のままAM6:25.杭州西バスターミナルに着いた。
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ターミナル内は行き先別にゲートが分かれてる。
新安江(建徳)行きのバスは手元の切符にもあるように14番ゲートだ。 -
朝早くても売店は開いてるので食料は調達可能。
そして定刻通りAM6:50.発車! -
新安江行きのバスは高速道路(杭新景高速公路)を利用する「快客」と国道をひたすら走る「普通」の2パターンがある。もちろん今回利用してるのは快客。その便利さゆえ座席は見るからに満席。
「やっぱ前もって切符買っといて良かったあ〜」 -
AM7:30.朝もやの中 富陽市に入った辺りで大河 富春江を渡る。この河はその地区ごとに呼び名が変わったりするんでちょっとややこしい。杭州市区では銭塘江、ここ富陽から建徳の梅城鎮の辺りまでが富春江、その先は新安江となる。
こういうのって河が長い証拠だよなあ。 -
AM7:55.高速のSAにてトイレ休憩。
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この高速道路自体まだ新しいのでSAもとってもキレイ。トイレなんて日本よりキレイかもね。
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再びバスは新安江(建徳)へ向け高速を走る。
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AM8:45.高速を下りて320国道を新安江(こっちは河を指す)に沿って走る。建徳の街はもう近い。
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AM9:00.新安江バスターミナルに到着。(建徳の街の中にはここと、北バスターミナル ていうのもあるので注意しましょう)
まずは帰りの切符を確保しなきゃ。最終便は万が一乗り遅れてしまった時のことを考えると危険なのでその1便前の午後5:10発をGet!
次にこれから観光するための車を見つけねば。交渉ごとは筆談の方が的確と判断したオレはノートに「我要包車... / 車をチャーターしたい。大慈岩懸空寺と新叶村古民居へ行きたい。睦州鳩坑というお茶を買いたい。午後5時にここから杭州へ帰る、4時半にはここに着いてくれ」 などと書きターミナル前にいたタクシー(これが意外に少なく2台しかいなかった。運転手の顔を見比べて人相の良さそうな方を選ぶ)の運転手と交渉開始。向こうの最初の言い値は400元。ただ思ってたより安かったので350元でどうだと言ったらあっさりOK!
う〜ん300元まではもっていけたかもなあ... -
タクシーに乗りまずやって来たのはお茶屋が密集するエリア。その内何軒かで「睦州鳩坑」というお茶がないか聞いてみたがどうも見当たらない。それどころか「杭州なら売ってるよ」と言われる始末。おいおい建徳のブランドだからこっちで買おうと思ったのによぉ...仕方なく別のお茶を買うことにした。
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いくつか試飲させてもらった中からおふくろは鉄観音、オレは緑茶を購入。2つで110元。
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これが貸切ったタクシー。レースクィーン付き。
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AM10:10.霧に包まれる新安江を渡り南へ向かう。
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「土曜日」と印刷されたシートカバー。明日乗ったら「星期天」になってんでしょうね。
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330国道を更に南へ走る。この辺りは建徳と金華を結ぶ鉄道が国道と平行して走ってる。
「列車でも来ないかなあ... でも本数少ないだろうし無理かぁ...」 なんて思ってると、 -
来たー! 客車じゃなくて貨物だけどお目にかかれてLucky!
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国道から左手の細い道を1分ほど上って行くとそれまで視界をさえぎってた木々の隙間から一瞬高い山が姿を見せた。と同時にオレはその山のそうとう高い位置に何か建物を発見する「おお?あれか?」再び山は木々の陰に隠れてしまうがそれは数秒間だった。
「 おおおー! すげえええー! 」間違いじゃなかった。車の窓から見上げる大慈岩懸空寺は想像以上に高く険しい場所にあり、あんな高い所に今から自分が行くんだ と思うと尚のこと興奮してきた。「いや、すげえ〜」
AM10:40.大慈岩懸空寺登山口に到着。 -
ここはどれくらい時間がかかるか運転手のレーに聞くと、行きはロープウェイで上がり帰りは歩いて下りてくるコースが定番で2時間だという。
「なにい?あの上から歩きかよお!しかも2時間?」恐るべし中国人。確かに周囲には歩いて下山してきたとみられる中国人がうろついてる。「おふくろは足が弱いから往復ロープウェイを使うよ」オレは自分も無理だと悟ったがとりあえずそう言って入場ゲートの左にある窓口で券を買うことにした。料金は入場料が50元、それにロープウェイの往路が30元と保険料が5元(たしか...)の合計85元。
さァ行くぞ!...「おっと」いきなり目の前に現れたのはおふくろにとっては試練の長そ〜な階段。 -
150段ほどの階段を上りきるとけっこう近づいた感じがする。
ここからはロープウェイだから楽ちん。 -
行くじぇ
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ロープウェイ乗り場に行くと係りのおじさんが電源をONにしそれまで停止してたロープウェイがようやく動き始める。
「客いないんだなー」でも下の駐車場には大型バスが4台くらい停まってたし たまたまかぁ?
ロープウェイは全長640m、高低差約200mのところをおよそ10分かけて上ってく。 -
AM11:10.10分間の空中散歩を終え駅に着く。そこから3分ほど歩くと門があった。
それはそれはまるでここが天国の入口であるかのような門だ。 -
門をくぐるとすぐに大慈岩懸空寺の象徴とも言える清音閣に入る。
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清音閣の中には色んな神様が居られます。
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建物の中にいるとこの場所が岩壁だってことを忘れるが回廊に出てこういう景色を目の当たりにすると凄い場所に建ってることを思い知らされる。
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岩壁にへばり付くように建つ清音閣のその幽玄な姿にしばらく見惚れてしまった。
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今から700年ほど前に開山したという由緒ある大慈岩懸空寺はその文化的価値と素晴らしい景観から国家AAAA級景区に認定されています。
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参道は狭く急な上りがあったり、足場の悪い箇所があったりとおふくろにはちょいとハード。
「休み休み行こう」 でも確かここには体力に自信のない人や足の不自由な人のために「カゴ」に乗っけてくれるサービス(有料)があるって聞いてたんだけどそんなのどこにもないじゃん。 -
眼下を見下ろすとこんな感じ。ロープウェイ乗り場や駐車場が小さく見える。
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目指せ!大佛
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平坦でもこういう石の上歩くのってびみょーに疲れるんだよね。
「おい無理すんなヨ かーさん、ここらで引き返そおか?」 するとおふくろは「大丈夫や、大佛まで行こう」と笑ってみせた。 う〜ん...そのスマイルが余計心配なんだけど... -
はあ!? あの大佛って顔二つあんの? ますます行かずにはいられない といってもあとひと息。しかしその前には最後の難関 およそ100段の石段。
ふぁいとー! -
石段を上りきった所が香亭という見晴台。
大佛はもうすぐそこ。 -
それよりも渓谷を挟んだ向かい側に見える岩壁こそが地蔵菩薩の横顔に見えることから「中華第一天然佛」と呼ばれ崇められてきた大慈岩なのだ。
...でも正直 信仰心の無さからかピンと来なかったりする。 -
香亭より大佛とは反対側を望む。
手前に見える湖は玉華湖。 -
PM12:15.やっと大佛に着いた。この大佛は内側(岩壁側)を向いてる方でこの裏面にはもうひとつの顔がある。それにしてもここは線香売りの爺さんがやたらとうるさい。いくらか聞いてみると30元だって。たーけえー!
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こっちが外を向いてる方だから表の顔になんのかな?どっちも笑顔だけどこっちの方が優しい感じ...なんて思いながらもオレの両足はかなり力が入ってる。 ていうのもこの階段隙間だらけで下を見るとちょー高い。ヒデール ビビール まじコワ。
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清音閣に上って双面佛を拝んで大慈岩も見てもう充分。
あとはゆっくり来た道を戻るだけ。 -
ホントこんな場所によく建てたよなあ...恐るべし中国人。
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天国からまた下界に戻って来た。
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帰りのロープウェイもガラガラ ...ていうかみんな歩いて下りるからかあ。すれ違ったのは1組だけ。でも写真には写んなかったけどけっこう地元っぽい団体客はいましたヨ。
復路のロープウェイ代は往路よりも安い20元。 -
PM1:05.下の駐車場に親子共々無事到着。おふくろは大慈岩懸空寺を制覇したと満足げだったので「ご苦労さんでしたね」 とそれ以上のことは言わなかったが実際おふくろとオレが歩いたルートなんて写真にある地図右下の商店の辺りから空中索道(ロープウェイ)を使って上がり、清音閣〜香亭〜双面佛と回って折り返してきたルート。だから全体の1/6くらいかナ観たのは。ただ地図にあるルートを全て回ろうとするとかなりの体力が必要でしょうね。なにせ最大高低差280mを歩いて下ってくるんだから。まぁでも全部歩いてないんで偉そーなことは言えないけど清音閣が一番のポイントじゃないかナ。長谷渓流 てトコもいいらしいけど...ちなみにロープウェイの上の駅から双面佛まではノンストップで徒歩約20分ほど。
さあー次は新叶村へ行くぞー!
つづく
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この旅行記へのコメント (2)
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- ajiajiroさん 2006/11/20 21:24:57
- 良さそうな所ですね…
- ヒデールさん、你好!
江南大好きのajiajiroです。
旅行記のタイトルからしてすばらしいですね。
なかなか通好みな場所をご紹介していただきとても参考になりました。
では、また。 再 见 (^_^)/~
- ヒデールさん からの返信 2006/11/21 22:36:46
- RE: 良さそうな所ですね…
- 晩上好! ajiajiroさん。
またまた書き込んで頂いてありがとうございます!
大慈岩懸空寺を初めて生で観たあの瞬間の興奮と感激、
伝わりましたかね?
タイトル負けしてなきゃいいですが...
わたしは今回初めて江南地方を訪れましたが
日本から行きやすいうえ見どころがたくさんあって
とても魅力的な場所だと感じました。
旅行記の方 参考にして頂けたならとても光栄です。
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