3泊4日マドリードとトレド＋夜行列車でパリへ+タリスでBrusselsへ後編

2006/11/01 - 2006/11/04

3泊目はマドリードからパリへの夜行列車です。
写真はMadrid　Chamartin駅の発車前。

グランビアから駅への移動は、ホテルのレセプションのアドバイスは子供がいるし、天気が悪いのでタクシーを勧めるとの事だったのですが、渋滞でイライラするのは嫌だという事で、地下鉄を選択。
時間に余裕があったため、Chamartin駅での待ち時間が長くて。
子供のおやつや、水、アルコールを購入してもまだ時間が余る。
ようやく列車のホームが決まった時には、ホットしました。
待合室が見当たらず、駅の構内で荷物と子供を管理しながら時間を潰すのは疲れました〜〜。
セキュリティーガードが多数居て、不穏な危険な雰囲気はありませんが、絶対に窃盗目的のグループが多数いるはずと、私はピリピリ。

さて、後半の旅行記は夜行列車でパリへ移動、そしてBrusselへタリスへ移動と、列車の乗車記です。

エリア パリ(フランス)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道

食堂車とバーが連結されていました。
食堂車がある事は事前に知っていて利用したかったけれど、空席が無い可能性も考えて、グランビアで中華をテイクアウトして乗車しました。
既にクチコミを書いた中華の店
http://4travel.jp/overseas/area/europe/spain/madrid/tips/?CAT=RESTAURANT&ID=9986

実際、10:00頃に食堂車を見に行った時は満席。
もしもう1両食堂車があったなら、私たちの車両から遠い方の食堂車には空席があったかもしれませんが・・・。
グランクラスの乗客が、食事付きでの乗車なので、そのお客の食事が終わらないと、席があかないのでは・・・と思いました。
バーは深夜2時まで開いていて、朝は7:00からオープンとの事。こっちも10:00頃は満席。立って飲食するカウンターは開いていましたが。結局利用せずに部屋に帰りました。

2等車のコンパートメントです。
乗車時はこの様な向かい合わせの椅子席の個室です。

お湯がたっぷり出る洗面。夫はココで朝シャンまでしていました。
閉じると上段のベットへの踏み台になります。
お湯が室内で使えるのは、とっても快適。
このお湯を使って、身体を拭いたりも出来ました。

車内で何も買えなかったら大変！と、水やジュース類・夕飯を買ってから乗車しましたが、室内には水のサービスが一人1本。石鹸や歯ブラシなども。
ヨーロッパではホテルでさえ、歯ブラシなんて置いてないのにね。ちょっと嬉しかったです。
車内販売のワゴンは、乗車から2時間位の間に数度通りました。飲み物とサンドイッチ位は買えるようでした。

アテンダントがベットにしてくれます。
9:40分に来るって事だったけれど、すご〜く早くやってきました。

ちなみに、部屋は内側から鍵とチェーンが掛かります。
残念ながら、外からは掛けられないので、荷物を置いて食堂車などへ行くのは不安。
1等車はホテルのようなカード式のルームキーがドアに付いていました。
1等車も安いチケットを買えれば、2等の60％増し程度で食事付きのグランクラスのチケットが買えるので、そっちも考えましたが、家族が2部屋に分かれるのは嫌なので、ツーリストクラス（4T･2等車・4人部屋)にしました。
子供が大きくなると狭苦しいでしょうが、子供達も小さいし、今回はとても快適！でした。
ちなみに、4人で392ユーロです。もっと早くに予約すると、268ユーロが取れたかも・・・。

予約については別ブログで詳しく書いていますので、ご興味のある方は下記へ。
http://majyojeannie.seesaa.net/article/25593849.html#more

ベットになると室内ジャングルジム感覚で、子供達は大興奮・大喜び。

家族だけでコンパートメント１室を使った醍醐味ですね。
今後夜行列車を利用する場合でも、４人定員のコンパートメントがある路線だけを選んで、乗車する事になりそうです。

定刻の8:30頃に、Paris Austerlitze駅に到着。
預けてあったパスポートは、到着の20分前頃に返して貰いました。
終点駅までの乗車だったので、パスポートを返してもらって無くても気にならなかったけれど、返却が余りにギリギリで、途中下車ならば気になりますね。
子供達は朝まで一度も起きずに眠りました。
夜行寝台車は結構快適で、私たち親も、もう少し長時間乗っても良かったね・・って思った位。
乗車時に既に外は暗かったので、景色を見られたのは朝だけ。季節がもう少し早ければ、乗車時も明るかったんですけれどね。

Paris Austerlitz駅の構内にあった、トイレ・シャワーなどの施設です。
トイレ利用など数ユーロ、シャワーが７ユーロ？程度で使えます。

オペラ座方面から徒歩で戻って、チュイルリー公園を抜けて美術館へ。
途中、遊びながらなので中々進みませんが、それでも子供達も結構歩きました。

今回はパリでは宿泊はせずに、この夜の19:50のタリスでBrusselsに帰るので、荷物をタリス発車の駅：Paris Nordに預けに行きました。
その後、どこへ行こうかと列車内で決めたオランジェリー美術館へ行く事に。
オランジェリ美術館は6年もの間、改築で閉館していたらしく、手元のガイドを見ても電話番号さえ載っていない。
既に再開している事は友人に確認して行ったけど、ナント・一般観覧は午後！
仕方がないので、子供達を公園で遊ばせて、ラーメンを食べに行って・・・また戻る事に。

入館に30分程も待たされて入場。
10年以上前に、ルーブルやオルセー美術館は見ているので、今回はオランジェリー美術館に真っ先に来る事に。展示枚数も、それ程多くは無いので、規模の小ささに拍子抜けするかもしれませんが・・・。
この大きなモネの絵4枚に囲まれて、真ん中の椅子に座って、まったりとした時間を過ごす場所かな。

美術館の改築の様子を、ビデオで放映している部屋があります。フランス語なのでさっぱり判りませんが、こんなに建物を壊して改築したのかと、ビックリしました。

外へ出ると日が落ちて、コンコルド広場方面がライトアップされていました。

エッフェル塔も綺麗だネェ〜〜って見ていると・・・。

更に変化のある、ピカピカの照明が始りました。

タリスの発車するParis Nord駅へ移動。
今回パリ市内では1度タクシーを使っただけで、徒歩と地下鉄で移動しました。
地下鉄は便利で安いし、夫は出来るだけ地下鉄で移動したがりますが、子連れには危険な乗り物で本当はタクシーの多用が正解です。
危険といっても身が危ない訳ではありませんが。スリの被害に会う可能性が高く、子連れは狙われます。
慎重な友人は、ほとんどタクシーで、めったに地下鉄は使わないと言います。地下鉄での移動は避ける方が、本当は賢いです・・・と一応付け加えておきます。

Paris Nord駅構内。

今回はタリスの1等車を使って、Brussels Midi駅まで乗車です。
写真の席は対面のClub Fourという席で、１車両に１箇所だけある席で、予めこの席を予約しておきました。
テーブルが固定で、食事の時も安定が良いので、家族での利用にはお勧めの場所です。
子供連れの Kid & Co料金での乗車なので、片道切符でも50％引きですし、子供は1等でも2等でも16ユーロ。いつも安い方ばかりを選択する我が家ですが、タリスに限っては1等車利用がお得です！

更に詳しくご興味のある方はブログで詳細を記述しています。
http://majyojeannie.seesaa.net/article/23813092.html

テーブルを広げてお絵描き中。

サーブされた夕食です。
”夕食”の時間帯なので、配膳前にメニューが配られて、アルコールのチョイスもあります。
食後にはコーヒーとチョコレートを配ってくれました。
食事（朝食・軽食・夕食）についても、タリスのHPで調べられます。

ブラッセル到着です。
今回は3泊の短い旅行だったのですが、夜行列車を使った為に時間の節約となり、思った以上に盛沢山の内容になりました。
夜行寝台車は家族だけで使えば、思った以上に快適で、また使いたい！と家族全員の意見です。

Brussels Midiに到着後は、タクシーで帰宅。
ココは窃盗の特別多い駅ですので、旅行者の方も是非タクシーでホテルへ向かう事をお勧めします！
（私も被害者です・・・・）