1976/03 - 1976/03
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ソフィさん
1976年3月0日
私は、日本政府派遣者たちが、大使館や商社の人たちよりなぜ貧しいのか、疑問を持っていた。
現地に来て様子を聞くと、その理由の最たるものは、公式レートでの両替にあることがわかった。
毎日の食べ物や日用品は、実勢レートで値段が決まっており、公式レートで買えば二倍の値段となる。
そこで、日常生活費は実勢レートで両替してもいいと判断し、民間人並みにそのレートを使っていいことにした。
すると、物価が半分になったと考えていい。
あるいは、給料を2倍にしたことになる。
実勢レートは「ライフ」誌に掲載されており、民間の人だけでなく、外交官筋も利用している節がある。
両替には、「ヤミドル屋」を使うことになる。
実勢レートの両替をする「ヤミドル屋」は、店を構えることなく御用聞きで、各戸を回っている。
わざわざ銀行に出向く必要はなく、小切手も使えるので、とても便利だった。
こうしたヤミレートは、ザイールでは公式レートの2倍だったが、世界各国でさまざまであり、7倍にも達することもあるらしい。
私の経験では、1970年共産圏を旅行したときに、3〜4倍だった。
さて日常生活に話題を変えて、ほとんど生活必需品と言えるビールが、買えなくて困った。
その理由は、ビール瓶が不足していて、空瓶と引き換えでないと、ビールが買えないからだ。
噂によれば、ビンの製造機械が故障し、製造を中止しているようだ。
その情報を聞きつけた金持ちたちが古ビンを買占めして、隠しているらしい。
ビンの取引価格の、値上がりを待っているのだろう。
この手の買占めは、ここの社会では決して珍しいことではないようだ。
金持ちが役人と相談しあって、暴利をむさぼることのできるシステムが、生まれやすい仕掛けになっている。
その結果、大金持ちが相当いる。
デパートでは、日常品はほとんど輸入できなくて無くなっているが、数十万円もするカットグラスの花瓶が、たくさん並んでいる。
ビール瓶は一週間掛けて、ようやく闇市場から2ダース手に入れた。
こうした闇市場は、口コミでありかがわかる。
現地人や、滞在経験の長いベルギー人などから、手に入れ方を訊かなければならない。
隠匿は一種の社会犯罪だから、なかなか教えてはくれないが。
1本30マクータと、中味より高価だった。
【注】
キンシャサ日記の【421】より前は、「片瀬貴文さんの旅行記」
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
にあります。
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