2006/10 - 2006/11
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MAOLEKさん
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マオレック上海の駐在員・K嬢が中国各地を個人的に旅行した体験記です。
『15元で2日も遊べた上海蟹』(上海・近場編)
上海を代表する味覚『上海蟹』。今では年中上海市内のレストランにて食べることが
出来ますが、1番のシーズンと言えば、9月末〜11月。特に10月の場合は雄雌共に
美味しい蟹が食べられるBESTシーズン。 上海蟹と日本人は言いますが、こちら中国
では『大閘蟹=ダージャシエ』と言い、特に蘇州の近くにある【陽登湖】と言う湖で獲れる
蟹が本物(本場)と言われています。
と言うことで、昨年10月中旬のある日曜日、有志20数名にてバスを貸切本場の蟹を
めざして【陽登湖】へ出発! 上海からなら車で1時間少々にて到着可能です。
到着後の感想は・・・『湖と聞いていたんで、リゾートっぽいかと思ったのに・・・』
湖の上には、筏上の養殖池が作られてて、あちこちにてテーブルなどがあり、その場で
食事も出来るようになっているんだけど・・・その真横で住んでいる人の洗濯物などが
干されていて、生活感100% (とてもリゾートとは言えない)
簡単に湖の所にて蟹の養殖池を見学後、待望の蟹を食しました!
『めっちゃうま〜!』 『みそが〜!』 各テーブルから喜び&満足げな声が・・・
しばらくするとその声も無くなり、皆黙々と食べる事に集中。正直、上海蟹は食べる所は
ほとんどない。大きい物でさえ成人の握りこぶし程の大きさだから、その身と言えば
知れている。 しかし、先にも書いたように『みそ』の味は格別! まったりとしていて
まるで半熟卵の様な舌触り。味は栗に似ているとの意見もあるけど、栗とは違うような…
での、蟹独特の臭みも少なくて味&口当たり共にとってもまろやか。
大満足にて、食事を終えた私達は、そのまま裏の養殖池にてお土産用に生きた蟹を購入
する事になった。(しかし上海蟹初心者の私達はこのとき大きな過ちを犯してしまったのである。)
雄が20元、雌が15元街中で買うより断然安い。早速、生簀から活きのいい蟹を選び、
袋に入れてもらってお土産として持ち帰った。 この時は誰もこの蟹が原因で起こるその後の
事件を想像すらしていなかった、あんな大変な(面白い)ことが起こるとは・・・。
以下は、友人Fさん本人から伝え聞いた話
友人H君は大の蟹好き。1人で10匹も購入しタクシーにて帰宅しようと、同方向のFさんを
誘い同乗した。Fさんは1匹も購入しておらず、帰りのタクシーにて急にその週明けに日本から
社長が来ることを思い出した。そこで、Fさんは『H君、2匹ほどその蟹譲ってくれるかな?』
とお願いした所、いいですよとの返事が。
早速H君が『じゃあ、こっちの袋に2匹移しますね』と蟹が入っている袋をあけた瞬間、
中から蟹がウジャウジャ〜!とあふれ出し、2人の身体に這い上がって逃亡を開始。
『ウギャ〜!』2人は叫びながらも必死に蟹を捕まえようと奮闘し、後部座席は
蟹vs人にて戦闘状態。(蟹は死に物狂いで挑んでくるし、マジで怖かったそうです)
すったもんだで、2匹を別の袋に移し、残りの蟹も無事に捕獲して、『じゃあ、僕はここで』
とH君は先にタクシーを降りた。
『ふ〜っ』とFさんが息をつくと、すぐにピロロ〜ンと携帯が鳴った。
H君からだ。『もしもし?』(Fさん)『か、蟹が・・・1匹足りないです。7匹しかいません』(H君)
『え〜!』(Fさん) 『まだその中(タクシー)にいるはず、どしましょう!』
なんと、全部捕獲したと思っていたのに、1匹は見事に逃亡に成功していたらしい。
どこよ?どこよ?とFさんは辺りを見るも、後部座席に蟹の姿は無く、可能性があるのは
運転席。でも、運転手さんはふつ〜うに運転していて、蟹がいるようには見えない。
運転中に急に蟹が現れて、運転手がびっくりして事故したらどうしようと心配になった
Fさん。しかし彼は中国語が出来ない!『ザッマバン!(どうしよう)?!』
思案の末、中国人の友人(日本語ok)に助けを求めたFさん。事情を話すと中国人の友人が
『OKですね、運転手さんに私が話します』と言ってくれた。が、ここで文化の差が・・・。
Fさんは、あくまで運転手がびっくりしないように伝えて欲しかったのに、その友人は
Fさんが蟹を探してほしい、返してほしいと思ったらしく、(この辺がすごく中国的)
『タクシーに蟹が1匹いますね、返してください』と言ってしまった。(後日談)
運転手は何の事か訳が分からず『そんなもんは知らん』の一点張りで、Fさんを降ろすと
さっさと走り去ってしまった。 (その蟹、現在も逃亡中?)
仕方が無いので事故しないでねと祈りつつ、Fさんは自宅に戻り、社長が来るまで蟹の置き
場所を考え、キッチンのシンクが結構深いのでそこに蟹を入れて、さらにご丁寧に紅子と名前
までつけて、その日は就寝。(ペットじゃないよ・・)
翌朝、起きてキッチンへ行き『お〜い、紅子生きてるか?』と蟹に声を掛けると、1匹しかいない!
『また、逃げられた!』 しかし、すでに出勤時間が迫っている。家に中にいることは間違いない
ので、とりあえず出勤し夜帰宅後、『蟹の大走査線』を開始。
しかし、紅子の命懸け、ぜんぜん見つからない。どこかに潜んで出てこない気らしい・・・
このままでは寝るに寝れないと、家中の電気を消してじっと耳を澄まして待つこと数十分。
『カサ・・・カサカサ・・・』僅かながら、何かが動く音がする。
聞こえてきた音を頼りに真っ暗中を寝室へ入って行くと『カサ、カサ、カサ』再び音が・・・
『いた〜!』 クローゼットの隙間より、出てこようとしていた紅子を発見!
早速暴れる紅子を捕獲し、再びキッチンのシンクへ入れて今度は逃げないように蓋をした。
この時点で、すでに深夜3時になっていた・・・。
結局この蟹は、日本からやってきた社長の『えっ、肉が食いたいからいらんよ』の1言で
私&友人A嬢のお腹の中に納まる事になりました。(ご馳走様!)
『たった15元(225円)の蟹の為に・・・2日間も振り回された…』(Fさん)
『いや、たった15元で2日も遊べたんだから良かったじゃない』(友人一同)
そうそう、私達の犯した大きな過ちとは、生簀からそのまま袋に蟹を入れたこと。
『生きた上海蟹は、必ず縛ってもらってから袋に入れてもらいましょう!』
(上海人いわく、これは常識だそうです。 )
それだけ、陽登湖の蟹は活きがいいって事なんでしょうかね、さあ今年も行くぞ!!
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- タクシー
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