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収穫の秋です。まだ今年のボジョレー・ヌーヴォーは解禁になってませんが出来はどうでしょうね。<br />ワインの季節がやってきます、と言いつつも私は日本酒党ですが・・・。<br />フランスのワインの産地といえばブルゴーニュとボルドー。<br />そこで出荷されるワインにはシャトー名が付けられています。<br />ということで、シャトーを訪れてみることにしました。<br /><br />先日イギリスのストラットフォードに行ってきたばかりですが、今度はフランスに空間ワープ。<br />どこにしようかな?<br />ボルドー辺りが一番しっくりくるのかも・・・。<br /><br />おかしな表現ですが、シャトーはまるでお城(シャトー)のような外観。(ボルドー地方では城館に住む領主がワイナリーを経営していたので醸造所もシャトーと呼びます。)<br />じっくり中を見てきました。もちろん野外レストランでワインを飲んで帰りはほろ酔い気分。<br />ちょっとお勧めのワインの産地ツアーが出来上がりました。<br /><br />今回も種明かしは最後に用意してあります。

Chateau D.Kamiya

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2006/10/29 - 2006/10/29

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もろずみ

もろずみさん

収穫の秋です。まだ今年のボジョレー・ヌーヴォーは解禁になってませんが出来はどうでしょうね。
ワインの季節がやってきます、と言いつつも私は日本酒党ですが・・・。
フランスのワインの産地といえばブルゴーニュとボルドー。
そこで出荷されるワインにはシャトー名が付けられています。
ということで、シャトーを訪れてみることにしました。

先日イギリスのストラットフォードに行ってきたばかりですが、今度はフランスに空間ワープ。
どこにしようかな?
ボルドー辺りが一番しっくりくるのかも・・・。

おかしな表現ですが、シャトーはまるでお城(シャトー)のような外観。(ボルドー地方では城館に住む領主がワイナリーを経営していたので醸造所もシャトーと呼びます。)
じっくり中を見てきました。もちろん野外レストランでワインを飲んで帰りはほろ酔い気分。
ちょっとお勧めのワインの産地ツアーが出来上がりました。

今回も種明かしは最後に用意してあります。

交通手段
JRローカル
  • ワイナリーを訪問するのに車っていうわけにはいきませんよね。お楽しみがなくなってしまいます。<br />シャトーの門扉には立派なエンブレム。「C.K」とありました。<br />ここからしてお洒落。

    ワイナリーを訪問するのに車っていうわけにはいきませんよね。お楽しみがなくなってしまいます。
    シャトーの門扉には立派なエンブレム。「C.K」とありました。
    ここからしてお洒落。

  • いきなりですが、正門からシャトーの堂々とした姿を見ることができます。<br />煉瓦造りの立派な建物。ここは日本じゃないと認識。

    いきなりですが、正門からシャトーの堂々とした姿を見ることができます。
    煉瓦造りの立派な建物。ここは日本じゃないと認識。

  • 小さいながらもフランス式の庭園になっていて、左手にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がありました。<br />イエスの時代からワインは飲まれていたんだという意味でしょうか?

    小さいながらもフランス式の庭園になっていて、左手にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がありました。
    イエスの時代からワインは飲まれていたんだという意味でしょうか?

  • 前庭には通路を挟んで胸像が2つ向かい合ってます。<br />こっちがソクラテス。反対側がプラトンでした。

    前庭には通路を挟んで胸像が2つ向かい合ってます。
    こっちがソクラテス。反対側がプラトンでした。

  • 本館の建物は1903年の造られた歴史遺産。時計のついた塔が立派です。<br />だいぶ改修されているようで外観は非常にきれいに整備されています。

    本館の建物は1903年の造られた歴史遺産。時計のついた塔が立派です。
    だいぶ改修されているようで外観は非常にきれいに整備されています。

  • 中はもちろん大改装されていてCafeとして営業中です。<br />店名は「Cafe Abeille(カフェ・アベイユ)」。<br />アベイユというのは「蜜蜂」のこと。この名前がこのワイナリーのヒントになりますね。

    中はもちろん大改装されていてCafeとして営業中です。
    店名は「Cafe Abeille(カフェ・アベイユ)」。
    アベイユというのは「蜜蜂」のこと。この名前がこのワイナリーのヒントになりますね。

  • 表紙の写真のアーチをくぐって中庭に出ます。<br />重厚な建物はかつてのワイン貯蔵庫であったようです。<br />昨日から収穫を祝うワイン祭開催中で、中庭では何やら演奏中でした。

    表紙の写真のアーチをくぐって中庭に出ます。
    重厚な建物はかつてのワイン貯蔵庫であったようです。
    昨日から収穫を祝うワイン祭開催中で、中庭では何やら演奏中でした。

  • ビッグバンド風のジャズの演奏。<br />グラスワイン片手にしばし聴いてましたが、途中からスティービー・ワンダーやら始まってしまいました。<br />ここはアメリカ風は似合いませんよ。

    ビッグバンド風のジャズの演奏。
    グラスワイン片手にしばし聴いてましたが、途中からスティービー・ワンダーやら始まってしまいました。
    ここはアメリカ風は似合いませんよ。

  • ということで席を立って周囲の散策。<br />何となく建物の造作にもこだわりがあるようで統一性があってなかなか良い雰囲気です。

    ということで席を立って周囲の散策。
    何となく建物の造作にもこだわりがあるようで統一性があってなかなか良い雰囲気です。

  • ワインばかりでな地ビールも作っているようです。<br />この新しい建物がブルワリーらしい。<br />花に囲まれています。

    ワインばかりでな地ビールも作っているようです。
    この新しい建物がブルワリーらしい。
    花に囲まれています。

  • こちらがメイン・ダイニングの「Restaurent Canon」です。<br />ちょっと敷居が高い感じがします。というわけでもないですが今日のところはご遠慮。<br />何しろ中庭でビールもワインもおつまみも手に入りますからね。

    こちらがメイン・ダイニングの「Restaurent Canon」です。
    ちょっと敷居が高い感じがします。というわけでもないですが今日のところはご遠慮。
    何しろ中庭でビールもワインもおつまみも手に入りますからね。

  • その裏庭というか中庭。<br />煉瓦造りの建物というのはそれだけで雰囲気ができてしまうのが不思議。

    その裏庭というか中庭。
    煉瓦造りの建物というのはそれだけで雰囲気ができてしまうのが不思議。

  • 大樽が3つ並んでしました。よく見るとドアがついてますね。<br />倉庫代わりにでも使われているのでしょうか?

    大樽が3つ並んでしました。よく見るとドアがついてますね。
    倉庫代わりにでも使われているのでしょうか?

  • チャペルです。屋根の上に鐘が見えます。<br />青空が覗いてますが、今日の天気予報は雨だったはずだが・・・

    チャペルです。屋根の上に鐘が見えます。
    青空が覗いてますが、今日の天気予報は雨だったはずだが・・・

  • チャペルで結婚式を挙げたばかりの花嫁。<br />・・・ではなく、ワイン祭のステージでのウエディングドレスのファッションショー。<br />でも、ぴったりですね。

    チャペルで結婚式を挙げたばかりの花嫁。
    ・・・ではなく、ワイン祭のステージでのウエディングドレスのファッションショー。
    でも、ぴったりですね。

  • さて、ワイン資料館へと入っていくことにしましょうか。<br />ボルドーのシャトーは館とともに醸造所が必ずあります。<br />ここも典型的なシャトーですから。

    さて、ワイン資料館へと入っていくことにしましょうか。
    ボルドーのシャトーは館とともに醸造所が必ずあります。
    ここも典型的なシャトーですから。

  • 本館とは違って無骨な建物。でもとても機能的です。<br />2階の大きな扉は樽やブドウの出し入れをし易いような工夫でしょうね。

    本館とは違って無骨な建物。でもとても機能的です。
    2階の大きな扉は樽やブドウの出し入れをし易いような工夫でしょうね。

  • アーチ型の入り口で振り返ると中庭の向こうに本館が聳えてます。

    アーチ型の入り口で振り返ると中庭の向こうに本館が聳えてます。

  • まずは2階に上がっていきます。<br />かつてはここでワイン作りをしていた場所ですが、今はワイン資料館としてシャトーの歴史や昔の機具が展示されています。<br />日本酒の蔵元もそうですが、天井を張らずに梁がむき出しです。

    まずは2階に上がっていきます。
    かつてはここでワイン作りをしていた場所ですが、今はワイン資料館としてシャトーの歴史や昔の機具が展示されています。
    日本酒の蔵元もそうですが、天井を張らずに梁がむき出しです。

  • ありました!年代物のワイン。<br />もちろん瓶だけですが、年代順に並んでいます。<br />自分の生まれ年のワインもあります。

    ありました!年代物のワイン。
    もちろん瓶だけですが、年代順に並んでいます。
    自分の生まれ年のワインもあります。

  • 片隅にさりげなくレリーフがあって心憎い演出。<br />レリーフはローマ神話の酒神バッカスのようです。

    片隅にさりげなくレリーフがあって心憎い演出。
    レリーフはローマ神話の酒神バッカスのようです。

  • 展示品をさらりと見て薄暗い階段を下りていきます。<br />一階を過ぎて地下へ向かうと一段と暗くなります。<br />心持ち気温が下がっていくような気がします。

    展示品をさらりと見て薄暗い階段を下りていきます。
    一階を過ぎて地下へ向かうと一段と暗くなります。
    心持ち気温が下がっていくような気がします。

  • 地下の貯蔵庫は空気がひんやりして静寂そのもの。<br />たくさんの樽が並んでいて、確かにワインが眠っているように感じます。

    地下の貯蔵庫は空気がひんやりして静寂そのもの。
    たくさんの樽が並んでいて、確かにワインが眠っているように感じます。

  • 壁にはまたもレリーフが。<br />とても厳かな雰囲気に満ちていて、少し時代をさかのぼったような錯覚に陥ります。<br />収穫祭で賑やかなはずの地上の音も全く聞こえてきません。

    壁にはまたもレリーフが。
    とても厳かな雰囲気に満ちていて、少し時代をさかのぼったような錯覚に陥ります。
    収穫祭で賑やかなはずの地上の音も全く聞こえてきません。

  • 階段を上ってワインセラーから外に出ます。<br />暗いところから明るいところに戻ると、一気に現実の音が聞こえ出します。<br />この感覚はタイムトリップから帰ってきた時のようです。

    階段を上ってワインセラーから外に出ます。
    暗いところから明るいところに戻ると、一気に現実の音が聞こえ出します。
    この感覚はタイムトリップから帰ってきた時のようです。

  • このワインセラーは10万本ものストックがあるらしく、とにかく充実しています。<br />有名なソムリエのジャン・リュック・プトー氏のコレクション、ボルドーの有名シャトーの名品が揃っています。<br />ワイン好きなら一度は足を運ぶべきです。

    このワインセラーは10万本ものストックがあるらしく、とにかく充実しています。
    有名なソムリエのジャン・リュック・プトー氏のコレクション、ボルドーの有名シャトーの名品が揃っています。
    ワイン好きなら一度は足を運ぶべきです。

  • そんな高級ワインは財布が許してくれませんよね。<br />普通のお土産なら向かいのスーベニアショップで。<br />ワイン以外にもいろいろ。白・赤・ロゼのハーフボトル3本セットを買いました。

    そんな高級ワインは財布が許してくれませんよね。
    普通のお土産なら向かいのスーベニアショップで。
    ワイン以外にもいろいろ。白・赤・ロゼのハーフボトル3本セットを買いました。

  • 中庭のジャズ演奏も終わって人々が散っていきます。<br />お土産も買ったし、そろそろ撤収するとしましょうか。<br />2時間ほどでしたが結構楽しめましたね。

    中庭のジャズ演奏も終わって人々が散っていきます。
    お土産も買ったし、そろそろ撤収するとしましょうか。
    2時間ほどでしたが結構楽しめましたね。

  • では種明かししましょう。<br /><br />ここは日本のワイナリーの草分け「シャトー・カミヤ」です。<br />「D.Kamiya」は創始者・神谷傳兵衛のことです。<br />醸造所の2階の展示は神谷傳兵衛の足績を追ったものでした。<br />ちなみに電気ブランで有名な浅草の神谷バーもこの系列店です。

    では種明かししましょう。

    ここは日本のワイナリーの草分け「シャトー・カミヤ」です。
    「D.Kamiya」は創始者・神谷傳兵衛のことです。
    醸造所の2階の展示は神谷傳兵衛の足績を追ったものでした。
    ちなみに電気ブランで有名な浅草の神谷バーもこの系列店です。

  • 場所は茨城県牛久市。常磐線の牛久駅から歩いてすぐ。<br />敷地はそれほど広くありませんが、親しみやすい施設になっています。<br /><br />公式サイトはこちら。<br />http://www.chateaukamiya.jp/kamiya/map.html<br />周りが一面のブドウ畑というロケーションだったら、ボルドーそのものですけどね。

    場所は茨城県牛久市。常磐線の牛久駅から歩いてすぐ。
    敷地はそれほど広くありませんが、親しみやすい施設になっています。

    公式サイトはこちら。
    http://www.chateaukamiya.jp/kamiya/map.html
    周りが一面のブドウ畑というロケーションだったら、ボルドーそのものですけどね。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • ぬいぬいさん 2006/11/23 19:02:48
    こんばんは
    牛久シャトーっていいところですね。
    25年位前に仕事でよく牛久に行くことがありましたが、目の前を何度か通りましたが、結局中に入ることはありませんでした。
    神谷バーと関係があることも知りませんでした。
    行って見たいのですが、車で行ったらワインが飲めないし、かといって電車で行くのも遠い感じがして・・・。
    ワイン大好き人間なので、機会があれば是非行ってみたいと思います。

    もろずみ

    もろずみさん からの返信 2006/11/23 19:50:38
    RE: こんばんは
    ぬいぬいさん、こんにちは。

    テーマパーク的な所もお好きですか?
    とは言え、シャトーカミヤは本物を整備した建物群なので見応えはありますよ。
    上野から1時間。電車で行っても苦痛でない距離だと思います。

    ワインといえば勝沼でしょうけど手軽なのは牛久ですね。
    偽ボルドーに是非とも行ってみてください。
    私はそのうちに勝沼にでも行ってみましょう。
  • コクリコさん 2006/11/01 18:06:11
    やっぱり!
    神谷バーの神谷さんだったんですね!
    そうかなぁ〜と思っていたのですよ。
    シャトーもボルドーの本物みたいにどっしりしてるように写真では見えますね。
    妹がもろずみさんのどの旅行記か知りませんが見て投票したそうです。
    多分、行きたがっている千葉のイギリス庭園だと思いますが。昭和記念公園のコスモスかなぁ?

    牛久シャトーは若い頃、できたての頃行ったことがあります。その当時はこんな立派ではありませんでしたし、ワインの味もわかりませんでした(今もわからず、何でも飲んでしまいますが^^:)
    あの当時より立派に化けた牛久シャトーに1票。

    もろずみ

    もろずみさん からの返信 2006/11/01 23:37:17
    RE: やっぱり!
    コクリコさん、一票ありがとうございます。

    そうです、神谷バーの神谷さんでした。
    「牛久シャトー」の名前が変わって「シャトー・カミヤ」になりました。
    昔行ったときと比べるとテーマパーク化して楽しく過ごせるようになりました。
    ワインがあれば楽しくなるのは当たり前ですけどね。

    コクリコ妹さんはシェイクスピアに一票入れていただいたようですね。
    この場を借りてお礼を申し上げます。
  • コクリコさん 2006/10/30 17:22:41
    こんどはボルドーですか(*^^*)
    この写真のお顔はバッカスでは?
    ワインといえば、ソクラテスやダ・ヴィンチの「最後の晩餐」より、バッカスがふさわしいですものね〜。

    もろずみ

    もろずみさん からの返信 2006/10/30 21:23:59
    RE: こんどはボルドーですか(*^^*)
    コクリコさん、いつも素早いコメントありがとうございます。
    早く書き上げなくちゃね。

    はい、ボルドー日帰り小旅行でした。(^^;
    本場フランスの旅行記と比べないでくださいね。
    どこまで本物に近づいた写真を撮れるかに挑戦してます。

    写真はご指摘通りレリーフは酒神バッカスです。
    前髪がブドウみたいな・・・。
    こんな小物で演出されてました。

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