2006/09/09 - 2006/09/09
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スコットランド西岸の港町オーバンからカーフェリーでマル島へ渡り、また車とフェリーを乗り継いで到着したアイオーナ島。
アイオーナ島は、マル島南西端の1kmほど沖にポツリとある小島。
人口200人足らずのこの小島がなぜ有名かと言うと、その昔アイルランドを追われた聖コロンバが西暦563年に建立したアイオーナ・アビー(アイオーナ修道院)が今も残っているため。
この小島が、かつてはスコットランドでのキリスト教布教の中心地だったのだとか。
そこに残るアイオーナ・アビーは、今では巡礼の地としてだけではなく、スコットランドの歴史的遺産にもなっている場所。
アイオーナ島到着のあとで巡ってみた道筋をご紹介します。
表紙の画像は、アイオーナ・アビー前に立つ聖ジョーンズの十字架。
(これはレプリカで、オリジナルの破片を繋ぎ合わせた物はアビー内の小さな博物館にありました。)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
アイオーナ・アビーへは船着場から7〜800m程度の距離。
その途中に残るのは、女子修道院跡。
崩れ残った建物はそのままでしたが、庭があった部分には今も芝生や花が。
ここは無料で見学できます。 -
アイオーナ島は、マル島のFIONNPHORT(フィナフォート)からフェリーで10分。
幅が2km足らず、長さも6km足らずのこの扁平な小島の人口は200人にも満たないのだとか。
突堤があるだけの船着場周辺に民家が集中していました。
あとは、船着場から右手にあるアイオーナ・アビーまでの道筋にポツリポツリと建つ可愛い家。
今日はお天気がいいからのどかに見えるけど、冬の荒れた天候の日には、どれだけ心細いだろう。 -
壁が残る女子修道院跡の敷地には、ちょっとした遺跡公園のようにベンチも置いてあるので、お天気のいい日には一休みできますよ。
-
ステンドグラスがあった部分かな。
冬の寒さのせいか窓部分はどれも狭くて小さめ。 -
自然のままの形の石を積み上げた壁。
その隙間には小さい石がぎっしり。 -
SUR SHANGHAIは建築学とか力学とかはまるで無知ですが、石造りのアーチ部分だけが残っている遺跡は数多く見てきたので、その崩れにくい構造にはいつも感心。
この女子修道院も同じ。
屋根や壁は崩れ去っても、残るこのアーチの強い美しさ。 -
女子修道院跡からアイオーナ・アビーへの小道に、高い標識のように立つのはマクレーン・クロス。
左右の腕が短い独特の形。
一面に浮き彫りになったケルト文様。
青い空を背にして立つこの姿に、この島の宗教的歴史の神秘を感じるSUR SHANGHAI。 -
こんな小さいアイオーナ島にもホテルがあった。
聖コロンバの名にちなんだ≪ST. COLUMBA HOTEL≫で、アビーの手前。
ここに泊まってみるのもいいかもです。
部屋の様子、お値段など、詳しくは下記のサイトでどうぞ。
http://www.stcolumba-hotel.co.uk/ -
イチオシ
その≪ST. COLUMBA HOTEL≫の庭。
海辺の建物の向こうに見えるのは、マル島。
思いがけず美しい風景が広がるアイオーナ島。
ああ、ここに泊まってみたかった。 -
アイオーナ・アビーの正面に立つ十字架は…、
-
あ、芝生の向こうに見えるのがアイオーナ・アビー。
長いこと修復が続いているみたい。
見学は毎日可。4月から9月は9:30〜18:30、10月〜3月は9:30〜16:30ということ。
ここの見学には、スコットランド全体の見所75ヶ所の観光パス(HISTORIC SCOTLAND EXPLORER PASS)が使えます。(下記は、06年9月上旬時点での情報です)
アイオーナ・アビーのみの単発のチケットは4ポンド。
敷地の入口にチケット販売ブースがありました。
上記のパスは3種類あって、
?有効期間5日間のうち3日使えるパス 18ポンド
?有効期間14日間のうち7日使えるパス 25.50ポンド
?有効期間30日のうち10日使えるパス 30ポンド
それぞれ家族用のパス、16歳未満や60歳以上の優待パスもあります。
このパスが使える見所の地図は次のサイトをご参照ください。
http://www.historic-scotland.gov.uk/explorer_pass_map-2.pdf
このパスは、オンラインhttp://www.historic-scotland.gov.uk/explorer/ でも購入できます。 -
…一つはイギリスの島では一番保存状態が良いという聖マーティンの十字架。
これも左右の腕が短いなあ。
上のほうには苔が付いてるけど、ケルト文様の彫りはしっかり残ってる。
もう一つは…、 -
イチオシ
…聖ジョーンズの十字架。
ずいぶん新しく見えると思ったら、これはレプリカ。
オリジナルの破片を繋ぎ合わせた物はアビー内の小さな博物館にあるらしいので、あとで見に行きます。 -
まずは、アイオーナ・アビーの回廊へ。
小さい庭を取り囲んだ回廊の柱。
1本1本の柱頭の異なる浮き彫りも美しい回廊。
このアーチの連続と陰影が宗教的瞑想を誘う…。 -
こういう影の出来るお天気の日でラッキー。
同じ回廊でも、日陰になった部分はちょっと冴えないので、ぐるりと回ってみるのがお勧めです。 -
回廊の角の大きな柱の一つには、こんな顔の浮き彫りもあってギョッ!
-
回廊の壁のほの暗い片隅に置かれてあった十字架。
表にあった聖ジョーンズの十字架のミニチュア版だ。 -
アイオーナ・アビー内にある小さな博物館。
表に立っていた聖ジョーンズの十字架のオリジナルはこれ。
首部分と周りの輪が失われているのを修復して立ててあった。 -
そのミニ博物館内には、修復工事途中で撤去されたモニュメントも。
-
見学グループが入ってきたので、一旦アビーの外へ。
海の際まで緑が続き、羊たちも草を食む風景。
向こうに見えるのはマル島。
爽やかな風が渡るこの日。
この小さい島が、スコットランドでのキリスト教布教の中心地だった時の様子が想像できない。 -
当時もこんな風に羊を放牧し、日々の糧も自給自足だったんだろうけど、岩の多いこの辺りの島々で人々の冬の生活を賄えるほどの作物は出来たんだろうか。
-
アイルランドを追われた聖コロンバが、12人の修道士と建てたと言われるアイオーナ・アビー。
なぜこの小島が選ばれたのか?
これまで世界各地で、「よくこんな場所に!」と思う宗教施設を見てきても、いまさらながらにその原動力となった信仰心には驚くばかり。 -
アイオーナ女子修道院跡の壁に残っていたのと同じ形の窓。
ここも自然のままの形の石を積み上げた壁。 -
窓からの光に照らし出されるのは、飾られた花の色。
-
グループ見学の人たちが立ち去ったようなので、また戻るアビーの内部。
質素な空間に小さなロウソクの火が揺れる。 -
キリスト教布教の地としての名声を得た後、アイオーナ島は巡礼の地となり、アイオーナ・アビーにはアイルランド、スコットランド、ノルウェーの王が埋葬される場所になったとのこと。
シェークスピア劇で有名なダンカン、マクベスも眠っているのだとか。
この島の地理的な位置や規模を考えると、各地の王の永眠の場所になったというのが奇跡に思える…。 -
またマル島へのフェリーが出る突堤に戻る道。
さっきまで誰もいなかった≪ST. COLUMBA HOTEL≫の庭にポツリと人影。
巡礼で訪れた人なのかなあ、と想像してみる。 -
マル島へのフェリーが来るまで、突堤付近をちょっと散策。
人口が200人も無い島に郵便局が!
この建物がそうかな、と思ったら…、 -
…この小道を挟んだ小さい建物が郵便局だった。
そばに立つポストの形は、ちょっと日本のお寺の燈籠風。 -
岩の多いアイオーナ島でも、突堤そばには砂浜になった部分もあった。
潮風に錆びた車は何かというと…、 -
…小舟を浜に引き上げるためのもの。
-
砂浜に残る水の流れの跡。
SUR SHANGHAIの旦那の影も映る午後。 -
イチオシ
岩の陰に流れ込んだ水の跡と浜辺の生物の糞(?)が創り出した抽象画。
-
さ、マル島からのフェリーが来た。
最初に立っていた男性の後に順に並ぶと、
「私よ。」
と声がして、一つの影が近づいた。
振り返る男性。 -
さっきアビーの近くで見かけた女性だった。
その服装が尼僧のように見えて印象的だった人。 -
イチオシ
あ、二人は恋人同士だったんだ。
美男美女と言うわけじゃないのに(失礼!)、絵になるなあ。 -
アイオーナ島を去ってマル島に戻る。
アイオーナ・アビーも遠くなる。 -
さっきまで立っていた突堤も青緑色の波の向こうに…。
さようなら、アイオーナ島。
このあとは、マル島から今日の振り出しのオーバンに戻ります。
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