豪快･鮮烈・華麗　in土浦全国花火競技大会　☆日本一の栄光は・・。

2006/10/14 - 2006/10/14

全国花火競技大会は第75回記念として土浦市で開催されました。10月7日開催予定が超低気圧の影響で10月14日に延期されましたが。絶好の日和に恵まれました。
全国の花火師たちが集いワザを競い合い日本一の栄光をめざす大会は、格別の興奮と感動を覚えるものです。ＪＲ東日本が企画した桟敷席つきのセットコースに参加し、満喫できました。

この花火大会の歴史を公式ＨＰから要約すると・・。
大正14年神竜寺の住職が私財を充てて霞ヶ浦湖畔で花火大会を開催したのが始まり。土浦市出身の花火師、故北島義一氏によって堂々と育まれてきた。打上場所は昭和47年（第41回）からは桜川河畔大曲付近になった。昭和36年には日本で初めて通商産業大臣賞、中小企業庁長官賞が授与され、平成12年からは花火師にとって最高の栄誉となる内閣総理大臣賞が授与されるようになった。

土浦の花火大会の特徴は10号玉・創造花火・スターマインの３部門で競技が行われること。なかでもスターマインの向上はこの大会の激しい競争の成果といえる。いわゆる速射連発で，数百発の花火を絶妙なタイミングと多彩な変化で秋の夜空を彩る光景は圧巻だ。

エリア 土浦(茨城)

１０号玉
日本を代表する花火は割物。１０号玉は各地の競技会において古くから技を競い合い年々技術が進歩している。割物は玉皮の内側に星を均一に並べ割薬を詰め、更に星を並べながら玉名にあったものにしていく。１０号玉は直径３０ｃｍで３３０ｍの上空まで打上げ、直径３２０ｍの大輪を咲かせる。

審査のポイントは・・菊型花火の場合は親星及び芯星ともに正円を描いていること、星の配色や鮮明度が優れていることなどがポイントに挙げられ、高技術を要する芯（三重芯以上）がよく出た場合及び曲導の良いものは評価が上がる。

創造花火
決まった型にとらわれず斬新なアイデアを競う部門。５号玉を７発打上げる。数字やアルファベット、キャラクターものなど様々な模様が夜空に浮かび観客を沸かせる。作品が球状ではないため玉が開いたときの向きにより見えにくかったりするので運も必要かも？

審査のポイントは・・星の配色や鮮明度が優れていることはもちろんのこと、特にその創造性が重要で独創的なアイデアや新しい技術に対して高い評価が与えられる。

プログラム（公式パンフレット）１００円。無料の資料もあるが・・。

スターマイン
土浦のスターマインは２２台打上げている。幅４０ｍの区画に各花火師がおもいおもいのレイアウトで筒を並べて打上げる。以前はリズムをとりながら手動で点火していたが、最近はコンピュータ制御による自動点火が主流になっている。打上げる花火玉の大きさは２．５号玉以上４号玉以下で、使用する筒の数、玉の数は規定で決められている。

審査のポイントは・・色彩及び鮮明度の良さはもちろんのこと打上げのリズムがよいもの、また音楽を使用するものは曲のイメージにマッチしていることがポイントになる。

この旅行記へのコメント （2）

• YAMAJIさん 2006/10/16 08:04:05

  素晴しい花火堪能させて戴きました。

  マキタンさんへ
  
  土浦の素晴しい花火堪能させて戴きました。
  ２万発の花火の競演、さぞかし見事だと想像されます。
  財政難から、地元佐倉の花火大会が中止になり、３年目に成ります、
  さびしいかぎりです。
  土浦の花火大会は、年々、盛大になって居る様ですね。
  今年は、佐倉の秋祭りを見に行き、土浦にはいけませんですたが、
  マキタンさんの写真を見て、来年是非見たいと思いました。
  
  　　　　　　　　　　　YAMAJIより
  
  
  

  マキタンさん からの返信 2006/10/16 15:54:01

  RE: 素晴しい花火・・多くの協力に感謝します。

  YAMAJIさん　こんにちは　訪問・書き込みありがとうございます。
  土浦の花火大会を紹介でき、「来年是非見たい・・」と言って頂けると嬉しいです。１０号玉や創作花火の競演は他では見られないものです。スターマインもこの大会が先導的役割を果たして発達してきたようで、見応えがあります。
  ２万発という数よりも、質の高さでは抜群です。日本一の花火とは世界中でも最も優れた出来栄えということでしょうから・・。
  ７５回という伝統を重ねるには多くの苦労と協力があってのことと思います。
  今回は超低気圧の影響で増水し７日間延期されましたが、大会運営・会場整備・交通案内等も円滑に行われました。関係者やボランティアの皆さんの熱意と誇りがあってのことでしょう。裏方の人々にも改めて感謝しています。
  財政的にもきびしい時世なのでしょうが、継続する力を大切にしていきたいです。