ヨーロッパ劇場見聞記・西ベルリン

1987/06/06 - 1987/06/09

4回目のヨーロッパ劇場見聞記です。今回は西ベルリンをアップしました。20年ほど昔の写真ですので、ご了承ください。当時は東西ドイツが存在し、西ベルリンは東ドイツ領内に、孤島のようにベルリンの壁で隔てられていました。今ではベルリンに統一され、現地の様子もかなり違っていることでしょう。
主な見学ホールは、ベルリン・フィルハーモニー・ホール、ベルリン・ドイツ・オパー、シャウビーネ実験劇場でした。ホール以外では、ベルリンの壁を確かめたく、自由時間に見てきました。写真はベルリン・フィルハーモニー・ホールです。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス タクシー
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

通りの正面はブランデンブルク門、左の塔は東ベルリンのテレビ塔。

ソビエト顕彰碑
ドイツとの戦いで戦死したソビエト兵を追悼するために建てられた碑。

ブランデンブルク門　　
プロイセン王国の凱旋門として建造された。門には4頭立ての馬車と平和の女神アイレーネの彫刻が見られる。手前の塀は”ベルリンの壁”

見晴台からベルリンの壁の東ドイツ側を見る。奥の白い塀が東ベルリン側の壁。

ベルリン・フィルハーモニー音楽堂
かってカラヤン・サーカスと呼ばれ、音の響きの悪評高いホールだった。今は改良され、世界に名のあるホールとなっている。客席配置はワインヤード型。

アパートの前庭で無邪気に遊ぶ子供たち。

戦勝記念塔
1864〜71年の戦争でデンマーク、オーストリア、フランスに勝利し建てられたした記念塔。

ビスマルク通りを行進する、国民体育祭パレード。

楽隊のパレード。

ビスマルク通りのドイツ・オパーの外観
国民体育祭パレードが賑やか。

ドイツ・オパーのレストラン
詳しくは下記HPをご覧ください。
http://ksktsphoto.web.fc2.com/do0010theatre-4bel.html

ドイツ・オパーの客席
客席の椅子は全て舞台中央に向いている。平土間席、バルコニー席、2,3階席がある。1,900席。手前の明かりの点いている所は、オーケストラ・ピット。

セット・衣装の製作場
画工場、木工場、鉄工場、スチロフォーム加工場、大道具工場、衣装製作場、倉庫等が劇場内に整っています。

街のようす。小奇麗ですが、当時の街では犬の糞がそのままで転がっていました。

ベルリン・シャウビーネ実験劇場　
元映画館を改装した実験劇場。

ベルリン・シャウビーネ実験劇場
ホワイエ、レストラン。

ベルリン・シャウビーネ実験劇場
黒一色の劇場内。舞台、客席の形態は自由に設置可能です。

ヨーロッパ・センター界隈で談笑する人たち

カイザー・ヴィルヘルム記念教会
1895年に建てられた教会。第2次世界大戦で破壊されたままの姿で保存されている。

観劇は、ベルリン・ドイツ・オパーで、ジャコモ・プッチーニ作曲、レナート・シモー二、ジュゼッペ・アダミ台本。歌劇「ツーランドット」でした。
翌日も同じベルリン・ドイツ・オパーで、バレェを観劇。日替わりの公演のできる多機能劇場を実感しました。

この旅行記へのコメント （3）

• パパスさん 2007/09/04 10:36:50

  冷戦当時の壁。

  ベルリンの壁も今では観光客寄せに少し残っておました。
  東西ドイツが分断されていた時代の壁は、やはり思苦しい感じがしますね！
  
  これ又貴重な写真を見せて頂き有難うございます。
  
  パパス。
  

  シベックさん からの返信 2007/09/04 19:48:38

  RE: 冷戦当時の壁。

  パパスさん、こんばんは。
  
  ご訪問、コメント＆お心遣いありがとうございます。
  昔の西ベルリン見ていただいて、うれしいです。
  監視塔や機関銃を持つ兵士を見ると身がこわばります。
  ベルリンの壁の東側を覗いた時は、そんな何とも言えない感じを受けました。
  ドイツが統一され、本当に良かったですね。
  ヨーロッパの旅行記は古いものばかりで、参考にはならないでしょうが、
  懐かしんで頂けて、大変うれしいです。
  
  　　　シベック　

  パパスさん からの返信 2007/09/04 20:00:46

  RE: RE: 冷戦当時の壁。

  シベックさん、こんばんは！
  １９８６年や１９８７年は昔と言えば昔ですが、その当時のヨーロッパ（特に東）は当時では未知の国でしたね。
  
  パパスも１９７３年にヨーロッパを２ヶ月ほど放浪しましたが、中欧や東ヨーロッパには行けませんでした。
  
  それだけに大変貴重な写真だと思います。
  
  これからも古い順番にゆっくり訪問させて頂きます。
  
  パパス。