ビクトリアの滝

2006/09/30 - 2006/09/30

5:30 起床。フライト時間は 13:50 のため、ツアーパッケージの残り2つ、パラ･セイリングと Victoria Falls ツアーに参加する事になっている。6:30にパラ・セイリングの Pick up が来るので、荷物をまとめて部屋で待つ。早朝のためか週末にもかかわらず、参加者は一人だけであった。15分ほど車に乗って波止場に到着、初日のサンセット･クルーズと同じ場所だ。諸注意の説明の後に、船に乗り込み川の上流へと移動。川が広くなったあたりで船の方向を変え、パラ・セイリングの準備、そして上空へ。

【写真】上空から見た、Victoria Falls の上流付近

エリア ビクトリアの滝周辺(ジンバブエ)

どんどん船との距離が離れると同時に、高度も上がっていく。一番高いところで40mぐらい上空まであがったと思う。朝焼けのジャングルと川が一望できる。約15分ぐらい上空にいた後、無事船上へ。

【写真】上空から足元を見ると、こんな感じ

いったん、ロッジに戻り朝食を取り、Victoria Falls ツアーの迎えが来るまで部屋で待つ。ロッジから車で10分ほど行ったところに、ジンバブエ側の National Park があり、そこで入場料(20USD) を払う。現地人は 2USD でいいらしい。しばらく歩くと、滝の音とともに水しぶきが飛んでくる。

【写真】谷間から見る滝

残念ながら Victoria Falls の全ての滝が見ることができるのは、雨季の 4月〜7月までの間だけなのでメインの滝ぐらいしか見ることができないが、迫力はすごいものがあった。Victoria Falls は2月中旬から水量が増え始め、4月ぐらいに最高水位に達し、8月中旬から水量が激減し始める事。

【写真】メインの滝

雨季のシーズンに来ると、雨ガッパが必須との事。確かに、これだけの滝しか見られない時期でも至る所でミストがあり、場所によっては雨同様の水しぶきがかかる。ジンバブエ側から行けるのはちょうどメインの滝を過ぎたあたりまでであり、それ以上はザンビア側の国立公園からしかアクセスできないので行けるところまで行く。

【写真】雨季には反対側（ザンビア側）の現在岩だらけのところが全部滝になる

これだけ滝から離れて、水面から離れているところを歩いているにも関わらず、水しぶきがかかるのはナイアガラの滝、イグアスの滝でもなかった。一直線に横に伸びる滝、落差は、他の滝には持っていない特徴である。

【写真】メイン滝付近の水しぶき

ジンバブエと聞いて多くの人が物価の安いアフリカ諸国の一つというイメージを持つと思うが、全然違った。内陸部は違うと思うが、Victoria Falls 付近は全てが観光地価格である。4つ星以上のホテルであれば一泊 200USD 〜 400USD。2つ星でも100USDはする。タクシー料金は日本並み。レストランに行くと 30USD は軽くする。その他、現地人に教えてもらったことや気がついたこと。

・入国時にビザ料金として、30USDが必要
　（もしくは 210RAND, EURO も可能だがレートが相当悪い）
・インターネット・カフェもあるが、ダイアル･アップのみですごく高い
・町に信号はない
・車のほとんどは廃車並みの日本車で、必ず何らかの警告灯が点灯している
・通りに名前がついているが、通りを示す看板がどこにもない
・高級ホテルでない限り、停電は覚悟しないといけない
・空港から町まではタクシー以外に交通機関がない
　（タクシーで片道20USDが相場）
・現地人の半分ぐらいは、風呂に入っていないので臭い
・セブン・イレブンもあるが、営業時間が限られている
・公衆電話がない
・ガソリンが高い 2USD/l 以上
・政府関係者と観光関係の一部の外国人だけが裕福
・少し路地に入ると、道路は舗装されていない
・交通機関がないため、現地人はとにかく歩く
・入管審査員が 入国ビザ取得料金をネコババする
・飲酒運転したときの反則金は 1USD
・交通事故を起こすと、数時間〜数日警察が来るまで待たないといけない
・ジンバブエではたとえ銀行であっても USD の入手は不可能
　（ザンビアに行く必要がある）
・ザンビアに入るときには、10USDが必要
・ザンビアの国境からダウンダウンまで、タクシーで20USD
　（何人かでシェアだと、10USD）
・現地人の平均月収は、30USD