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今はなき急行アルプスで出発。<br />車両は183系リニューアル車だった。<br />秋の行楽シーズンには少し早かったが、週末だったので指定席は混み合っていた。<br />深夜にトイレがてら自由席を覗いてみると、指定席とは対照的にガラガラ。<br />すぐさま自由席に移動し、リクライニング全開でゆったり。<br /><br />翌朝早く信濃大町着。<br />バスでアルペンルートの長野側入口、扇沢駅へ。<br />扇沢駅からは関西電力のトロリーバスで黒部ダム駅へ。<br />このトロリーバス、法令上は電車である。正確には「無軌条電車」という。<br />その程度のことは知っていたが、実際乗ってみるとまさに電車だと実感する。<br />なんとこのトロリーバス、VVVFサウンドを響かせながら走行する。<br />そういえば旧共産圏で走っているトロリーバスも、VVVF音のバスこそなかったが、路面電車っぽい走行音だった。<br />このバスは大部分がトンネル内を走行するのだが、線路(道路)は単線で、途中に信号場(交換設備)がある。ますます鉄道っぽい。<br />黒部ダムは豪快に放水していた。<br />以前、雪の大谷目当てでGWに来た時は、湖面が凍結していて、当然放水もなかった。<br />黒部湖駅から黒部平駅までトンネルケーブルカー、黒部平駅から大観峰駅までロープウェイ。<br />ロープウェイは晴れていれば絶景なのだろうが、運悪く曇っていて何も見えなかった。<br />大観峰駅から室堂駅までトンネルトロリーバス。<br />山を越えたら天気が変わるかと思ったが、むしろこちら側のほうが酷かった。<br />美女平へ向かうバスの車内からは全く何も見えなかった。<br />ケーブルカーで立山駅へ降りる。<br />時間があったので、落差日本一の称名滝を見に行く。<br />前回は冬季閉鎖中で行けなかったので、いざリベンジ!と思ったのだが、今回は今回で、曇っていて滝壷しか見えなかった。<br />立山から宇奈月温泉行特急電車で魚津へ。<br />この特急、元西武のレッドアローを使っている。<br />私自身は西武時代に乗ったことがなかったのだが、当時を知る人に言わせると、多少改造してあるものの、客室は当時の面影か残っているとのこと。<br />西武時代を知る人は、乗ってみると面白いかもしれない。<br /><br />魚津で一泊し、宇奈月温泉へ。<br />宇奈月温泉から黒部川に沿って黒部峡谷鉄道のトロッコ列車が走っている。<br />関西電力の資材運搬路線を観光用に開放したもので、小柄な電気機関車が遊園地の子供電車みたいな客車を引っ張る。<br />今でも資材運搬が本業のようで、荷物を載せた列車や職員専用列車と頻繁にすれ違った。<br />自動車全盛のこの時代に、鉄道が唯一の交通手段になっているだけあって、列車は非常に険しい峡谷をゆっくり走る。<br />当然、景色は素晴らしい。<br />終点の欅平駅から先へ遊歩道が続いていた。<br />切り立った深い谷に黒部川の急流。日本にこんな場所があるとは知らなかった。<br />しばらく行くと少し開けた河原に出た。<br />この辺の河原は少し掘ると温泉が湧き出てくる。<br />実際掘ってみたが、本当にお湯が出てきて驚いた。<br />ただし、危険なので入浴は禁止されている。<br />この先はベテラン登山者しか入れないような「秘境」だ。<br />トロッコと電車を乗り継いで魚津へ。<br />魚津からは特急はくたか号で越後湯沢へ出る。<br />はくたか号は日本一速い在来線特急(当時140km/h、現在160km/h)だが、その最高速度を出す北越急行線内はトンネルばかりのため、それほどスピード感は感じなかった。<br />越後湯沢から上越新幹線で帰る。<br /><br />ところで、立山・黒部エリアには、面白い業務用鉄道が2路線ある。<br />一つは、黒部峡谷鉄道の「上部軌道」。<br />トロッコ列車の終点は欅平駅だが、軌道はさらに先まで続いており、それが「上部軌道」。<br />欅平から先はトンネルになり、吉村昭の小説の舞台となった高熱隧道を通り、黒部ダムに達する。<br />一般客は乗車できないが、毎年見学ツアーが行なわれているので、抽選に当たれば乗車することができる。<br />もう一つは、立山砂防軌道。<br />常願寺川の砂防工事用のトロッコが走るが、途中18段スイッチバックを登るなど、ダイナミックな路線らしい。<br />こちらも一般客は乗車できないが、見学ツアーが行なわれている。<br />どちらも一般開放すれば、かなり魅力的な観光ルートになると思うが、安全性や業務への支障、採算性の面などで難しいのだろうか。

立山・黒部アルペンルートと黒部峡谷鉄道

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2001/09 - 2001/09

7515位(同エリア7689件中)

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STAMP MANIA

STAMP MANIAさん

今はなき急行アルプスで出発。
車両は183系リニューアル車だった。
秋の行楽シーズンには少し早かったが、週末だったので指定席は混み合っていた。
深夜にトイレがてら自由席を覗いてみると、指定席とは対照的にガラガラ。
すぐさま自由席に移動し、リクライニング全開でゆったり。

翌朝早く信濃大町着。
バスでアルペンルートの長野側入口、扇沢駅へ。
扇沢駅からは関西電力のトロリーバスで黒部ダム駅へ。
このトロリーバス、法令上は電車である。正確には「無軌条電車」という。
その程度のことは知っていたが、実際乗ってみるとまさに電車だと実感する。
なんとこのトロリーバス、VVVFサウンドを響かせながら走行する。
そういえば旧共産圏で走っているトロリーバスも、VVVF音のバスこそなかったが、路面電車っぽい走行音だった。
このバスは大部分がトンネル内を走行するのだが、線路(道路)は単線で、途中に信号場(交換設備)がある。ますます鉄道っぽい。
黒部ダムは豪快に放水していた。
以前、雪の大谷目当てでGWに来た時は、湖面が凍結していて、当然放水もなかった。
黒部湖駅から黒部平駅までトンネルケーブルカー、黒部平駅から大観峰駅までロープウェイ。
ロープウェイは晴れていれば絶景なのだろうが、運悪く曇っていて何も見えなかった。
大観峰駅から室堂駅までトンネルトロリーバス。
山を越えたら天気が変わるかと思ったが、むしろこちら側のほうが酷かった。
美女平へ向かうバスの車内からは全く何も見えなかった。
ケーブルカーで立山駅へ降りる。
時間があったので、落差日本一の称名滝を見に行く。
前回は冬季閉鎖中で行けなかったので、いざリベンジ!と思ったのだが、今回は今回で、曇っていて滝壷しか見えなかった。
立山から宇奈月温泉行特急電車で魚津へ。
この特急、元西武のレッドアローを使っている。
私自身は西武時代に乗ったことがなかったのだが、当時を知る人に言わせると、多少改造してあるものの、客室は当時の面影か残っているとのこと。
西武時代を知る人は、乗ってみると面白いかもしれない。

魚津で一泊し、宇奈月温泉へ。
宇奈月温泉から黒部川に沿って黒部峡谷鉄道のトロッコ列車が走っている。
関西電力の資材運搬路線を観光用に開放したもので、小柄な電気機関車が遊園地の子供電車みたいな客車を引っ張る。
今でも資材運搬が本業のようで、荷物を載せた列車や職員専用列車と頻繁にすれ違った。
自動車全盛のこの時代に、鉄道が唯一の交通手段になっているだけあって、列車は非常に険しい峡谷をゆっくり走る。
当然、景色は素晴らしい。
終点の欅平駅から先へ遊歩道が続いていた。
切り立った深い谷に黒部川の急流。日本にこんな場所があるとは知らなかった。
しばらく行くと少し開けた河原に出た。
この辺の河原は少し掘ると温泉が湧き出てくる。
実際掘ってみたが、本当にお湯が出てきて驚いた。
ただし、危険なので入浴は禁止されている。
この先はベテラン登山者しか入れないような「秘境」だ。
トロッコと電車を乗り継いで魚津へ。
魚津からは特急はくたか号で越後湯沢へ出る。
はくたか号は日本一速い在来線特急(当時140km/h、現在160km/h)だが、その最高速度を出す北越急行線内はトンネルばかりのため、それほどスピード感は感じなかった。
越後湯沢から上越新幹線で帰る。

ところで、立山・黒部エリアには、面白い業務用鉄道が2路線ある。
一つは、黒部峡谷鉄道の「上部軌道」。
トロッコ列車の終点は欅平駅だが、軌道はさらに先まで続いており、それが「上部軌道」。
欅平から先はトンネルになり、吉村昭の小説の舞台となった高熱隧道を通り、黒部ダムに達する。
一般客は乗車できないが、毎年見学ツアーが行なわれているので、抽選に当たれば乗車することができる。
もう一つは、立山砂防軌道。
常願寺川の砂防工事用のトロッコが走るが、途中18段スイッチバックを登るなど、ダイナミックな路線らしい。
こちらも一般客は乗車できないが、見学ツアーが行なわれている。
どちらも一般開放すれば、かなり魅力的な観光ルートになると思うが、安全性や業務への支障、採算性の面などで難しいのだろうか。

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