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初めてのヨーロッパは中欧4カ国縦断の旅。<br />タトラトラムやイカルスバスなどの共産主義の遺物どもは、なぜか中世の街並みによく似合っていた。<br />今思えばあの頃の中欧が一番魅力的だったかもしれない。

“旬”の中欧を行く 【その5】ドナウの真珠(ハンガリー)

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1997/02/23 - 1997/03/06

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STAMP MANIA

STAMP MANIAさん

初めてのヨーロッパは中欧4カ国縦断の旅。
タトラトラムやイカルスバスなどの共産主義の遺物どもは、なぜか中世の街並みによく似合っていた。
今思えばあの頃の中欧が一番魅力的だったかもしれない。

同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス

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  • ブラチスラバからブダペストへはいくつかのルートがあるが、とりあえずハンガリーのジェールという町までの切符を買った。<br />ジェール到着時には既に暗くなりかけていたので、その日はそれ以上の移動はしないことに。<br />翌朝、高速バスでブダペストへ。<br />写真は高速バスのチケットだが、スーパーのレシート??<br /><br />この旅最後の訪問地はブダペストは巨大都市だった。<br />これまで訪問した中欧の都市は、中心部の狭いエリアに中世の街並み、その外側に無機質な共産圏の街並み、というパターンだったが、ブダペストはそれらの街と全く違った。<br />広い道路の両側に立派な石造りの建物が並ぶさまは、まさに巨大帝国の首都の風格だった。<br />「ドナウの真珠」というには大きすぎる街だった。<br />「ドナウのダイヤモンド」か? ちょっと違うか(笑)。

    ブラチスラバからブダペストへはいくつかのルートがあるが、とりあえずハンガリーのジェールという町までの切符を買った。
    ジェール到着時には既に暗くなりかけていたので、その日はそれ以上の移動はしないことに。
    翌朝、高速バスでブダペストへ。
    写真は高速バスのチケットだが、スーパーのレシート??

    この旅最後の訪問地はブダペストは巨大都市だった。
    これまで訪問した中欧の都市は、中心部の狭いエリアに中世の街並み、その外側に無機質な共産圏の街並み、というパターンだったが、ブダペストはそれらの街と全く違った。
    広い道路の両側に立派な石造りの建物が並ぶさまは、まさに巨大帝国の首都の風格だった。
    「ドナウの真珠」というには大きすぎる街だった。
    「ドナウのダイヤモンド」か? ちょっと違うか(笑)。

  • ブダペストは歩いて楽しめる規模の街ではないので、公共交通を最大限活用するためフリーパス(3日券)を購入。<br />写真はそのチケット。<br />これで市内の公共交通機関が乗り放題になる。<br />観光では景色の見えない地下鉄より、なるべく路面電車を使いたいが、この規模になると地下鉄中心にしないと効率が悪い。<br />車窓が楽しめない地下鉄はつまらないが、ブダペストの1号線は観光資源としても面白い。<br />大陸最古の地下鉄らしく、レトロな雰囲気が良かった。<br />キオスクなどで売られている観光用の地図には大抵全てのバス・路面電車のルートが描かれているので、使いこなすのは難しくない。<br /><br />ブダペストの街は韓国に占拠されていた。<br />街頭広告の話だが。<br />石を投げれば韓国企業の広告看板に当たる、というのが冗談ではないレベル。<br />街頭広告といえば、かつては日本企業のお家芸。<br />「景観を損ねる!」と各国でバッシングされたからか、最近ではあまり目立たなくなったが、代わりに入ってきたのが韓国企業のようだ。<br />ブダペストの空港も、入口に巨大なSKやLGの看板、待合室にDAEWOOのテレビとSAMSUNGの商品ディスプレイ、という具合に、韓国一色。<br />かつて日本企業の広告がバッシングされた理由が何となく分かったような気がした。(笑)<br /><br />日本企業も広告を止めたわけではない。<br />ホテルの部屋で見たテレビのCMは、たまたまかもしれないが日本企業のものが目立った。<br />ドイツ語放送だったのでドイツかオーストリアの衛星電波だと思うが、HondaとNintendo64のCMを何回も見た。<br />ホンダのCMは水泳選手が飛込台に立ってまさに飛び込もうとしている映像で、上半身を前屈みにして両腕を高く上げた姿勢をHondaのロゴになぞらえている。<br />本国日本でもこれほど芸術性の高いCMは作れないだろう。<br />10年経っても覚えているくらいなので、CMとしての完成度は文句無しだ。<br />ニンテンドーのCMは、内容は忘れたが、最後の「Nintendo vierundzwanzig」という商品名のアナウンスが妙に印象に残っている。<br />「フィアウントツヴァンツィヒ」はドイツ語で「64」のこと。<br />現地語読みしているとは意外だった。<br />街中で目立った日本企業は何と言ってもSuzukiだった。<br />日本でスズキといえば軽自動車のイメージだが、ハンガリーで走っていたのは現地工場で生産したリッターカークラス。<br />最近日本でもスズキの普通車をよく見かけるが、ハンガリーでの成功が影響しているのだろうか。<br />中欧諸国の中では最も日本企業が目立っている国だった。<br /><br />復路はスイス航空で。<br />チューリヒまでの機材はマレブ・ハンガリー航空のものだった。<br />チューリヒからのスイス航空は非常に良かった。<br />機内食は大変美味しく、特にカゴに入れて配膳される温かいパンが良かった。<br />機内食の他にも頻繁におやつを持って来たり、「ご自由にお取り下さい」のスナックコーナーがあったりと、まさに食い倒れ。<br />客室乗務員も、日本人の方が多いんじゃないか?状態で、日本の飛行機に乗っていると錯覚するほど。<br />そんなスイス航空も9・11の余波で倒産してしまって残念。

    ブダペストは歩いて楽しめる規模の街ではないので、公共交通を最大限活用するためフリーパス(3日券)を購入。
    写真はそのチケット。
    これで市内の公共交通機関が乗り放題になる。
    観光では景色の見えない地下鉄より、なるべく路面電車を使いたいが、この規模になると地下鉄中心にしないと効率が悪い。
    車窓が楽しめない地下鉄はつまらないが、ブダペストの1号線は観光資源としても面白い。
    大陸最古の地下鉄らしく、レトロな雰囲気が良かった。
    キオスクなどで売られている観光用の地図には大抵全てのバス・路面電車のルートが描かれているので、使いこなすのは難しくない。

    ブダペストの街は韓国に占拠されていた。
    街頭広告の話だが。
    石を投げれば韓国企業の広告看板に当たる、というのが冗談ではないレベル。
    街頭広告といえば、かつては日本企業のお家芸。
    「景観を損ねる!」と各国でバッシングされたからか、最近ではあまり目立たなくなったが、代わりに入ってきたのが韓国企業のようだ。
    ブダペストの空港も、入口に巨大なSKやLGの看板、待合室にDAEWOOのテレビとSAMSUNGの商品ディスプレイ、という具合に、韓国一色。
    かつて日本企業の広告がバッシングされた理由が何となく分かったような気がした。(笑)

    日本企業も広告を止めたわけではない。
    ホテルの部屋で見たテレビのCMは、たまたまかもしれないが日本企業のものが目立った。
    ドイツ語放送だったのでドイツかオーストリアの衛星電波だと思うが、HondaとNintendo64のCMを何回も見た。
    ホンダのCMは水泳選手が飛込台に立ってまさに飛び込もうとしている映像で、上半身を前屈みにして両腕を高く上げた姿勢をHondaのロゴになぞらえている。
    本国日本でもこれほど芸術性の高いCMは作れないだろう。
    10年経っても覚えているくらいなので、CMとしての完成度は文句無しだ。
    ニンテンドーのCMは、内容は忘れたが、最後の「Nintendo vierundzwanzig」という商品名のアナウンスが妙に印象に残っている。
    「フィアウントツヴァンツィヒ」はドイツ語で「64」のこと。
    現地語読みしているとは意外だった。
    街中で目立った日本企業は何と言ってもSuzukiだった。
    日本でスズキといえば軽自動車のイメージだが、ハンガリーで走っていたのは現地工場で生産したリッターカークラス。
    最近日本でもスズキの普通車をよく見かけるが、ハンガリーでの成功が影響しているのだろうか。
    中欧諸国の中では最も日本企業が目立っている国だった。

    復路はスイス航空で。
    チューリヒまでの機材はマレブ・ハンガリー航空のものだった。
    チューリヒからのスイス航空は非常に良かった。
    機内食は大変美味しく、特にカゴに入れて配膳される温かいパンが良かった。
    機内食の他にも頻繁におやつを持って来たり、「ご自由にお取り下さい」のスナックコーナーがあったりと、まさに食い倒れ。
    客室乗務員も、日本人の方が多いんじゃないか?状態で、日本の飛行機に乗っていると錯覚するほど。
    そんなスイス航空も9・11の余波で倒産してしまって残念。

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