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初めてのヨーロッパは中欧4カ国縦断の旅。<br />タトラトラムやイカルスバスなどの共産主義の遺物どもは、なぜか中世の街並みによく似合っていた。<br />今思えばあの頃の中欧が一番魅力的だったかもしれない。

“旬”の中欧を行く 【その1】アウシュビッツ(ポーランド)

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1997/02/23 - 1997/03/06

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STAMP MANIA

STAMP MANIAさん

初めてのヨーロッパは中欧4カ国縦断の旅。
タトラトラムやイカルスバスなどの共産主義の遺物どもは、なぜか中世の街並みによく似合っていた。
今思えばあの頃の中欧が一番魅力的だったかもしれない。

同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道

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  • 今回はANAのゾーンペックス運賃の航空券を使ってみた。<br />今はなき横浜フリューゲルスのマスコットに因んで「とび丸航空券」という愛称が付いていた。<br />今はどうか知らないが、当時は往路と復路で別々の航空会社を使えたので、ちょっとマニアックに、<br /> 往路 羽田(NH)関空(NH)フランクフルト(LH)ワルシャワ<br /> 復路 ブダペスト(SR)チューリヒ(SR)成田<br />羽田→関空の全日空機はB767の国際線機材だった。<br />当時は早い者勝ちだったので、Club ANA席をゲット!<br />関空からはB747-200LR。(全機退役)<br />ペックス運賃だからか、エコノミー最前方のギャレー横の座席をアサインされた。<br />ここはシートピッチがメチャクチャ広い!<br />私は通路側に座っていたが、私が席を立たなくても窓側の人が楽々通路に出られるほどの広さ。<br /><br />写真は関空の施設使用料券。<br />当時は航空券切込みではなく、空港でこのチケットを購入し、手荷物検査場入口の自動改札機(鉄道駅のものと全く一緒)に通す、という方式だった。

    今回はANAのゾーンペックス運賃の航空券を使ってみた。
    今はなき横浜フリューゲルスのマスコットに因んで「とび丸航空券」という愛称が付いていた。
    今はどうか知らないが、当時は往路と復路で別々の航空会社を使えたので、ちょっとマニアックに、
    往路 羽田(NH)関空(NH)フランクフルト(LH)ワルシャワ
    復路 ブダペスト(SR)チューリヒ(SR)成田
    羽田→関空の全日空機はB767の国際線機材だった。
    当時は早い者勝ちだったので、Club ANA席をゲット!
    関空からはB747-200LR。(全機退役)
    ペックス運賃だからか、エコノミー最前方のギャレー横の座席をアサインされた。
    ここはシートピッチがメチャクチャ広い!
    私は通路側に座っていたが、私が席を立たなくても窓側の人が楽々通路に出られるほどの広さ。

    写真は関空の施設使用料券。
    当時は航空券切込みではなく、空港でこのチケットを購入し、手荷物検査場入口の自動改札機(鉄道駅のものと全く一緒)に通す、という方式だった。

  • フランクフルトでワルシャワ行に乗継。<br />フランクフルト空港はまるで迷路だった。<br />乗継なのに、矢印を辿っていくとドイツに入国していた。<br />ワルシャワ行も、国際線のはずなのに気付いたら待合室。<br />どこで出国したのか?<br />06年にもこの空港を利用したが、相変わらずの迷路だった。<br /><br />ワルシャワ行ルフトハンザの機内食では炭酸水の洗礼を受けた。<br />初めて飲んだ炭酸水は!?!?!?な味。<br />日本で飲むソーダ水の味は炭酸の味ではなく砂糖の味だということがよく分かった。

    フランクフルトでワルシャワ行に乗継。
    フランクフルト空港はまるで迷路だった。
    乗継なのに、矢印を辿っていくとドイツに入国していた。
    ワルシャワ行も、国際線のはずなのに気付いたら待合室。
    どこで出国したのか?
    06年にもこの空港を利用したが、相変わらずの迷路だった。

    ワルシャワ行ルフトハンザの機内食では炭酸水の洗礼を受けた。
    初めて飲んだ炭酸水は!?!?!?な味。
    日本で飲むソーダ水の味は炭酸の味ではなく砂糖の味だということがよく分かった。

  • 私にとって初めてのヨーロッパはワルシャワとなった。<br />夜のワルシャワ空港に到着し、バスで市内へ。<br />オレンジ色の街灯が燈る都心は、首都とは思えない暗さ。<br />これが旧共産圏の街か!と、ある意味感動したが、後に、ヨーロッパの夜は西側でも結構暗いことに気付く。<br />これがヨーロッパの街か!というのが正しいと思う。<br />日本をはじめ、アジアの夜の明るさの方が異常なのだろう。<br /><br />ワルシャワ旧市内は、後日訪問したクラクフに比べるとかなりしょぼい。<br />第二次世界大戦で破壊された旧市街を忠実に再現したものらしいが、どうも生活感に乏しい。<br />むしろ共産時代の荘厳な建築群の方が見応えがある。<br />こちらが世界遺産に相応しいと思うが、時期尚早だろうか。

    私にとって初めてのヨーロッパはワルシャワとなった。
    夜のワルシャワ空港に到着し、バスで市内へ。
    オレンジ色の街灯が燈る都心は、首都とは思えない暗さ。
    これが旧共産圏の街か!と、ある意味感動したが、後に、ヨーロッパの夜は西側でも結構暗いことに気付く。
    これがヨーロッパの街か!というのが正しいと思う。
    日本をはじめ、アジアの夜の明るさの方が異常なのだろう。

    ワルシャワ旧市内は、後日訪問したクラクフに比べるとかなりしょぼい。
    第二次世界大戦で破壊された旧市街を忠実に再現したものらしいが、どうも生活感に乏しい。
    むしろ共産時代の荘厳な建築群の方が見応えがある。
    こちらが世界遺産に相応しいと思うが、時期尚早だろうか。

  • IC列車でクラクフへ。<br />旧共産圏の列車=ボロ車だと覚悟していたが、見事裏切られた。<br />2等なのに6人コンパートメントで、しかも清潔。<br />その後乗ったオーストリアのEC用車両と遜色ない。<br />線路も高規格のようで、高速新線を滑るように走った。<br /><br />クラクフの旧市街は素晴らしかった。<br />映画やアニメでイメージする中世ヨーロッパの世界だ。<br /><br />写真はバス・トラムのチケット。<br />左がワルシャワ、右がクラクフ。<br />首都ワルシャワが昔ながらの針穴パンチだったのに対して、クラクフは最新のデジタル刻印機だった。

    IC列車でクラクフへ。
    旧共産圏の列車=ボロ車だと覚悟していたが、見事裏切られた。
    2等なのに6人コンパートメントで、しかも清潔。
    その後乗ったオーストリアのEC用車両と遜色ない。
    線路も高規格のようで、高速新線を滑るように走った。

    クラクフの旧市街は素晴らしかった。
    映画やアニメでイメージする中世ヨーロッパの世界だ。

    写真はバス・トラムのチケット。
    左がワルシャワ、右がクラクフ。
    首都ワルシャワが昔ながらの針穴パンチだったのに対して、クラクフは最新のデジタル刻印機だった。

  • ローカル列車でアウシュビッツのあるオシフィエンチムへ。<br />やっと東欧の列車旅の雰囲気に。<br />短冊状の妙に細長い乗車券が面白い。

    ローカル列車でアウシュビッツのあるオシフィエンチムへ。
    やっと東欧の列車旅の雰囲気に。
    短冊状の妙に細長い乗車券が面白い。

  • オシフィエンチムはニ箇所の収容所跡があった。<br />一方は、門の「ALBEIT MACHT FREI」の文字が有名なアウシュビッツ収容所。<br />こちらがメインの博物館になっており、遺品や写真パネルが多数展示されている。<br />まずこちらから見学するのが良い。<br />もう一方はビルケナウ収容所。<br />アウシュビッツといえば収容所の門に向かう引込線の写真が有名だが、それがここ。<br />こちらは広大な収容所跡をほぼそのまま公開している。<br />敷地も建物も、アウシュビッツの数倍の規模だ。<br />収容施設はアウシュビッツに比べて大幅に「効率化」されており、しばしば使われる「殺人工場」という表現は言い得ていると思った。<br />無駄な説明がほとんどない分、かえって恐ろしさを感じた。

    オシフィエンチムはニ箇所の収容所跡があった。
    一方は、門の「ALBEIT MACHT FREI」の文字が有名なアウシュビッツ収容所。
    こちらがメインの博物館になっており、遺品や写真パネルが多数展示されている。
    まずこちらから見学するのが良い。
    もう一方はビルケナウ収容所。
    アウシュビッツといえば収容所の門に向かう引込線の写真が有名だが、それがここ。
    こちらは広大な収容所跡をほぼそのまま公開している。
    敷地も建物も、アウシュビッツの数倍の規模だ。
    収容施設はアウシュビッツに比べて大幅に「効率化」されており、しばしば使われる「殺人工場」という表現は言い得ていると思った。
    無駄な説明がほとんどない分、かえって恐ろしさを感じた。

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