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初めてのヨーロッパは中欧4カ国縦断の旅。<br />タトラトラムやイカルスバスなどの共産主義の遺物どもは、なぜか中世の街並みによく似合っていた。<br />今思えばあの頃の中欧が一番魅力的だったかもしれない。

“旬”の中欧を行く 【その2】交響詩わが祖国(チェコ)

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1997/02/23 - 1997/03/06

5255位(同エリア6447件中)

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STAMP MANIA

STAMP MANIAさん

初めてのヨーロッパは中欧4カ国縦断の旅。
タトラトラムやイカルスバスなどの共産主義の遺物どもは、なぜか中世の街並みによく似合っていた。
今思えばあの頃の中欧が一番魅力的だったかもしれない。

同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス

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  • クラクフから夜行列車でプラハへ。<br />クシェットと呼ばれる簡易寝台車は快適だった。<br /><br />初めてのヨーロッパに中欧を選んだ理由は音楽だ。<br />といっても、コンサート鑑賞ではない。<br />私にとって、子供の頃のヨーロッパのイメージは、イワノビッチの『ドナウ川のさざなみ』と、スメタナの『モルダウ』だった。<br />前者は小学校で毎朝流れていた曲、後者は中学校で合唱曲として習った曲だ。<br />まずは、憧れの『モルダウ』の国へ。

    クラクフから夜行列車でプラハへ。
    クシェットと呼ばれる簡易寝台車は快適だった。

    初めてのヨーロッパに中欧を選んだ理由は音楽だ。
    といっても、コンサート鑑賞ではない。
    私にとって、子供の頃のヨーロッパのイメージは、イワノビッチの『ドナウ川のさざなみ』と、スメタナの『モルダウ』だった。
    前者は小学校で毎朝流れていた曲、後者は中学校で合唱曲として習った曲だ。
    まずは、憧れの『モルダウ』の国へ。

  • プラハは最高に美しい街だった。<br />今や日本人旅行者の間で中欧一番人気の街らしいが、当然だろう。<br />中世の街並みを残す都市は数多いが、ここは別格だと思う。<br />旧市街の風景そのものが美術品だ。<br />旅行者という人種はとかく「○○城」や「△△博物館」などのスポット巡りにこだわるが、プラハではその必要もないと言っては極論か?<br /><br />路面電車もプラハ名物と言って良いだろう。<br />英仏以外のヨーロッパでは、路面電車なんてちっとも珍しくないが、プラハほど中世の街並みに溶け込んでいる所は他にないだろう。<br />路線網は相当発達しており、電車用の「右折車線」を備えた交差点もあった。<br /><br />プラハの標準的な車両は国産のタトラ社製。<br />タトラは旧東欧最大の路面電車メーカーで、同タイプの車両は旧共産圏のあちこちで見られる。<br />北朝鮮でもタトラの路面電車が使われているとか。

    プラハは最高に美しい街だった。
    今や日本人旅行者の間で中欧一番人気の街らしいが、当然だろう。
    中世の街並みを残す都市は数多いが、ここは別格だと思う。
    旧市街の風景そのものが美術品だ。
    旅行者という人種はとかく「○○城」や「△△博物館」などのスポット巡りにこだわるが、プラハではその必要もないと言っては極論か?

    路面電車もプラハ名物と言って良いだろう。
    英仏以外のヨーロッパでは、路面電車なんてちっとも珍しくないが、プラハほど中世の街並みに溶け込んでいる所は他にないだろう。
    路線網は相当発達しており、電車用の「右折車線」を備えた交差点もあった。

    プラハの標準的な車両は国産のタトラ社製。
    タトラは旧東欧最大の路面電車メーカーで、同タイプの車両は旧共産圏のあちこちで見られる。
    北朝鮮でもタトラの路面電車が使われているとか。

  • プラハから列車でチェスケー・ブデヨヴィツェへ向かう。<br />170kmで300円は安い!<br />当時の中・東欧は他の物価に比べて交通費が異様に安く、私のような移動中心の旅行者には天国だった。<br /><br />ブデヨヴィツェからローカルバスでチェスキー・クルムロフへ。<br />冬だというのに車窓風景は穏やかで美しかった。<br />『モルダウ』の国だと感じた。<br /><br />チェスキー・クルムロフはΩ字に蛇行するモルダウ川の内側に建設された美しい城塞都市。<br />小ぢんまりしていて落ち着きの感じられる街だった。<br />冬のオフシーズンで城が公開されていなかったのが残念。<br />広場に面した小さなホテルのレストランで飲んだチェコビールは最高だった。<br />ほんと、いい時代だったと思う。

    プラハから列車でチェスケー・ブデヨヴィツェへ向かう。
    170kmで300円は安い!
    当時の中・東欧は他の物価に比べて交通費が異様に安く、私のような移動中心の旅行者には天国だった。

    ブデヨヴィツェからローカルバスでチェスキー・クルムロフへ。
    冬だというのに車窓風景は穏やかで美しかった。
    『モルダウ』の国だと感じた。

    チェスキー・クルムロフはΩ字に蛇行するモルダウ川の内側に建設された美しい城塞都市。
    小ぢんまりしていて落ち着きの感じられる街だった。
    冬のオフシーズンで城が公開されていなかったのが残念。
    広場に面した小さなホテルのレストランで飲んだチェコビールは最高だった。
    ほんと、いい時代だったと思う。

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