1997/02/23 - 1997/03/06
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STAMP MANIAさん
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初めてのヨーロッパは中欧4カ国縦断の旅。
タトラトラムやイカルスバスなどの共産主義の遺物どもは、なぜか中世の街並みによく似合っていた。
今思えばあの頃の中欧が一番魅力的だったかもしれない。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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クラクフから夜行列車でプラハへ。
クシェットと呼ばれる簡易寝台車は快適だった。
初めてのヨーロッパに中欧を選んだ理由は音楽だ。
といっても、コンサート鑑賞ではない。
私にとって、子供の頃のヨーロッパのイメージは、イワノビッチの『ドナウ川のさざなみ』と、スメタナの『モルダウ』だった。
前者は小学校で毎朝流れていた曲、後者は中学校で合唱曲として習った曲だ。
まずは、憧れの『モルダウ』の国へ。 -
プラハは最高に美しい街だった。
今や日本人旅行者の間で中欧一番人気の街らしいが、当然だろう。
中世の街並みを残す都市は数多いが、ここは別格だと思う。
旧市街の風景そのものが美術品だ。
旅行者という人種はとかく「○○城」や「△△博物館」などのスポット巡りにこだわるが、プラハではその必要もないと言っては極論か?
路面電車もプラハ名物と言って良いだろう。
英仏以外のヨーロッパでは、路面電車なんてちっとも珍しくないが、プラハほど中世の街並みに溶け込んでいる所は他にないだろう。
路線網は相当発達しており、電車用の「右折車線」を備えた交差点もあった。
プラハの標準的な車両は国産のタトラ社製。
タトラは旧東欧最大の路面電車メーカーで、同タイプの車両は旧共産圏のあちこちで見られる。
北朝鮮でもタトラの路面電車が使われているとか。 -
プラハから列車でチェスケー・ブデヨヴィツェへ向かう。
170kmで300円は安い!
当時の中・東欧は他の物価に比べて交通費が異様に安く、私のような移動中心の旅行者には天国だった。
ブデヨヴィツェからローカルバスでチェスキー・クルムロフへ。
冬だというのに車窓風景は穏やかで美しかった。
『モルダウ』の国だと感じた。
チェスキー・クルムロフはΩ字に蛇行するモルダウ川の内側に建設された美しい城塞都市。
小ぢんまりしていて落ち着きの感じられる街だった。
冬のオフシーズンで城が公開されていなかったのが残念。
広場に面した小さなホテルのレストランで飲んだチェコビールは最高だった。
ほんと、いい時代だったと思う。
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