カイロから陸路イスタンブールへ　★その３★ヨルダン

2002/08/26 - 2002/09/10

カイロからイスタンブールまで陸路で行く。
珠玉の遺跡群は素通り。ひたすら移動の旅。

砂漠の中の巨大都市アンマンへ。
ヨルダンでも人々は親切だった。
日本ではアラブ諸国に対する偏見が酷いが、一度この地域を自力で旅行してみれば、多くの人は親アラブになるのでは?と思った。

エリア ヨルダン

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 航空会社: シンガポール航空

船はアカバ港に到着。
入国審査は、予め乗客全員のパスポートを回収し、手続終了次第、名前を呼ばれてパスポート返却、という方式だった。
ビザは国境で取得と聞いていたが、特別な申請手続もなく、スタンプも普通の入国スタンプにしか見えない。
ビザ代も徴収されなかった。
何のためのビザ制度なのか、全く理解できない。

港を出ると乗合タクシーが何台も待っている。
アンマンまで直行するという車に乗車。
延々砂漠地帯を走るが、適度に起伏があって車窓風景は良い。

アンマンはだだっ広い街だった。
砂漠の中にこれほどの巨大都市が存在すること自体、日本人にとっては驚きだと思う。
新市街は特徴のない人工都市なので、バスに乗っているとどこを走っているのか分からなくなってしまう。

シリアのダマスカスへも乗合タクシーで。
タクシーと言っても路線は決まっており、事実上乗用車型バスのようなもの。
人数が集まり次第出発。
ダマスカスへ向かう道は乗合タクシーだらけだった。
なぜかヨルダンの乗合タクシーの9割以上が韓国車だった。
現代や大宇なら他の国でもそこそこ見かけるが、三星や双龍などが普通に見られる国は珍しいのではないか。

アラブ諸国で困るのは文字だ。
文字はともかく、数字までもがアラビア文字なのにはまいった。
コインの額面もアラビア語。
英語で小さくONE DINNAR等と彫ってあるが、そんな事をするくらいなら算用数字を併記すれば良いではないか。