ヨーロッパ偽入国スタンプ(?)収集の旅　≪Part?≫南フランス編

2005/07/10 - 2005/07/16

ヨーロッパには、世界地図だと点にしかならない小さな面積の国がたくさんある。
それらの国のほとんどは入国審査すらないが、その代わり、観光案内所でパスポートに記念スタンプを捺してもらえたりする。
そんな「入国スタンプもどき」のコレクション。

コートダジュールに点在する「鷹の巣村」の一つ、エズを訪ねた。
ヨーロッパの風景というと、一面の田園風景かアルプスの山々というイメージが強かったので、コートダジュールの“白い山と青い海”の風景は衝撃的だった。

エリア ニース(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: カタール航空

モナコからローカル列車でエズへ向かう。
モンテカルロ駅の券売機は操作方法が意味不明。
丸いハンドルのようなものを左右に回して駅名などを選択・決定する。
操作方法を理解するのに相当の時間を費やした。
運賃はわずか1.6ユーロだが、長距離列車サイズの切符が出てきた。
列車はまたもや2階建て4両編成。
ここらの人間はそんなに2階建てが好きなのか?

エズ村は山のてっぺんにある。
しかし、駅は海抜0mの海岸。
駅からはバスもあるのだが、ここは歩いて登ってみる。
登山道を1時間弱。結構疲れる。
村は“the観光地”の雰囲気ありありだが、気候と景色が最高なので私は気に入った。
山の頂上は有料の植物園になっているが、ここまで登ってみる価値はあると思う。
白っぽい山々とまだらな緑、地中海の深いブルーのコントラストは芸術的なまでの美しさだ。

エズからバスでニースへ向かう。
バスは山の中を走るが、高い木が少ない地域なので、所々地中海の絶景が見える。
ニースはバカンスシーズンで賑わっていたが、やはり都会は大味な印象。
コートダジュールの美しい風景を満喫するなら、小さな町に足を運ぶべきだろう。