ヨーロッパ偽入国スタンプ(?)収集の旅　≪Part?≫サンマリノ共和国編

2005/07/10 - 2005/07/16

ヨーロッパには、世界地図だと点にしかならない小さな面積の国がたくさんある。
それらの国のほとんどは入国審査すらないが、その代わり、観光案内所でパスポートに記念スタンプを捺してもらえたりする。
そんな「入国スタンプもどき」のコレクション。

サンマリノは周囲をイタリア領土に囲まれた内陸国。
世界地図を見ただけでは、何故こんな所に独立国が存在しているのか理解できないが、現地を訪れると納得する。
サンマリノは難攻不落の要塞国家だった。

エリア サンマリノ

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: カタール航空

アドリア海岸の街リミニからバスでサンマリノへ向かう。
バスターミナルではなく、路上のバス停から出発するので分かりにくい。
回数券売捌所のような小屋でバス停の場所を尋ねたら、時刻表と料金表を一枚に印刷した紙を渡され、「乗り場はあっち」と教えられた。
やけに手馴れた感じだったので、バス停の場所を尋ねに来る外国人は多いのだろう。

バスの本数はトーマスクックに載っている便が全て。
意外と少ない。
地元民はマイカー、観光客は団体バスがメインだからだろうか。
サンマリノの領土は麓の方まで広がっているので、イタリアとの境界線は分かりにくいが、リミニからの道路には国境の表示があった。
といっても、「○○温泉へようこそ」みたいな看板にすぎないので、気を付けていないと見落としてしまう。

終点の一つ手前の集落で下車し、ロープウェーで山頂のサンマリノ市街へ。
このロープウェー、次第に絶景が広がっていく高揚感はあるが、サンマリノの街自体、見晴らしの良い場所なので、景色の悪いバス道路で街まで登って展望台で「わぁ凄い!」の方が感激度は高いかもしれない。

スタンプは観光案内所で。
有料で2.5ユーロだった。
綺麗な印紙を貼ってもらい、日付スタンプで消印。
スタンプ自体はシンプルだが、逆に本物っぽくて良い。
今回貰ったスタンプもどきの中で一番のお気に入り。

サンマリノの街自体もかなり気に入った。
どうしてこんな所に街が?と誰もが思う断崖絶壁の山頂に築かれた城塞都市。
大国イタリアの中で独立を保てたのも分かるような気がする。
いくつかある砦から眺める下界の景色は素晴らしい。
砦ごとに違った景色が楽しめる。

この旅行記へのコメント （2）

• potさん 2006/09/24 21:23:26

  初めまして！

  STAMP MANIAさん初めまして！
  入国スタンプのコレクション、興味深く拝見しました。
  (偶然ですが先ほど私もサンマリノのスタンプの写真ＵＰしたところなんです）
  私が旅行したのは1996年だったのでリラの時代・印紙？が今とは違うんですー
  
  来月ヨーロッパに行くのですがリヒテンシュタインでスタンプ押してもらおうと企み中です（＾＾）
  

  STAMP MANIAさん からの返信 2006/09/25 00:12:08

  スタンプの写真、拝見しました。

  potさん、初めまして。
  96年のサンマリノ記念スタンプの写真、拝見しました。
  よ〜く見ると、全体のレイアウトはそのままながら、日付の上下の文字の書体が変わっていますね。
  印紙代2,000リラ→2.5ユーロとは随分な値上がりっぷりです。
  
  リヒテンシュタイン方面を旅行されるとか。
  是非ともスタンプGetしてきて下さい。