ハルピン[2] 【ハルピンとロシア国境と草原の旅(2)】

2004/08/31 - 2004/08/31

ハルピンからバスで金上京歴史博物館と金太祖陵を訪れました。そして、斯大林公園まで中央大街を歩きました。

【ハルピンとロシア国境と草原の旅】
(1) ハルピン（中国）[1] http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086319/
(2) ハルピン（中国）[2] http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086523/
(3) 満洲里（中国）http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086726/
(4) サバイカリスク（ロシア） http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086777/
(5) ハイラル（中国） http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086859/

エリア 哈爾濱(中国)

ホテルで朝食を済ませ、外に出るとどしゃぶりでした。ハルピン駅前の道路は、池のような状態です。濡れながらも、阿城行きのバス停へと向かいました。

ハルピン市内からバスで1時間ほどで阿城に到着。料金10元（約150円）。さらに、タクシーでいなか道を10分ほど走り、金上京歴史博物館へ。入場料20元（約300円）。

金は、1115年女真族が建てた国で、1125年には遼、1127年には北宋を滅ぼし、金の勢力は内モンゴルから黄河流域まで広がったそうです。しかし、1234年にチンギス・ハンに滅ぼされたそうです。

女真族は、17世紀前半に再度、後金という国を建て、民族の名を満洲族に変え、国号を清として、中国全土を支配したそうです。

博物館のそばには、金の時代の城壁も残っています。

金上京歴史博物館から約300mほど歩くと、金太祖陵に着きます。入場料15元（約225円）。

金太祖陵。女真族を統一し、金を建国した完顔阿骨打（わんやんあくだ）の陵墓だそうです。

地下宮殿。完顔阿骨打の石棺が置かれています。

地下宮殿の先の建物。

完顔阿骨打と仲間達の像が置かれています。

金太祖陵の周りは畑ばかりです。帰りのタクシーが捕まりません。なんとかマイクロバスを捕まえて阿城へ戻りました。そして、ハルピン行きのバスに乗り換えました。

ハルピンに戻り、中央大街を歩きました。

中央大街は、石畳の歩行者天国で、1900年代初頭の古い建物が残っています。

1913年に建てられた馬迭爾賓館（モダンホテル）。現在でも泊まることができます。

1909年に建てられ、日系デパート松浦洋行として使われていた建物。

1919年に建てられロシア系デパート秋林洋行（チューリン百貨店）として使われていた建物。

1922年に建てられた建物。

中央大街から横道に入ると、保護建築物に指定されていない古い建物も残っています。

中央大街を抜け、松花江沿い斯大林公園（スターリン公園）まで来ました。

防洪紀念塔。1957年に松花江が氾濫し、塔の台座の高さまで水が来たそうです。

松花江の向こう岸には、太陽島公園があり、ロープウェイで川を渡ることができます。太陽島公園には、日本式庭園もあるそうです。

兆麟公園。冬には、ここで氷祭りが開催されるそうです。入場料2元（30円）。

観覧車もあります。

李兆麟の像と石碑。李兆麟は、東北地方の抗日戦争のリーダーとして活躍し、その後1946年に長春で国民党のスパイに暗殺されたそうです。

旧桃山小学校。1909年に建てられ、日本人の子供ための小学校として使用されていたそうです。現在は、兆麟小学校です。

夕食を食べ、ホテルで荷物を受け取り、ハルピン駅へ。ハルピン駅19時57分発の夜行列車N91で満洲里に向かいます。軟臥325元（4,875円）。

（次の旅行記に続く）