2006/08 - 2006/08
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Giraudさん
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永遠の都ローマ。見所は多いのですが、まずは古代ローマ時代の遺跡を見て回りました。2000年も前にこれほど壮大な都市を造っていたこともすごいですが、栄華を極めたその世界帝国の首都が、西ローマ滅亡後の中世には見捨てられ、建造物も崩れて土に埋もれるままにされていた・・・というところに歴史の重みを感じます。
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コロッセオ
AMPHITHEATRVM FLAVIVM
皇帝ウェスパシアヌスが着工した円形闘技場。
開門と同時に行ったおかげか、あまり並ばずに入れました。 -
コロッセオの内部。
古代ローマ建築は石や煉瓦だけでなく、火山灰を利用した天然コンクリートも使っていました。もこもこしているところがコンクリート造の部分です。外壁は中世に建築材料として剥ぎ取られてしまいましたが、上の方には白大理石が残っているのが見えます。 -
マリウス・グラネ
『ローマ、コロッセオ内部の眺め』
(ルーヴル美術館)
Marius GRANET
Vue interieure du Colisee a Rome
1804年
1875年まではアリーナは土砂に覆われていました。 -
ウェヌス(ヴィーナス)とローマの神殿
TEMPLVM VENERIS ET ROMAE
五賢帝の三人目ハドリアヌスが建立。
上がることはできませんが、コロッセオからはよく見えます。 -
コンスタンティヌスの凱旋門
ARCVS CONSTANTINI
古代ローマ時代の凱旋門では最大級。
帝政後期のもので、表面の彫刻は既存の他の凱旋門から剥ぎ取ってきたのだとか。 -
パラティーノの丘
MONS PALATINVS
広大な皇帝宮殿があり、パレス(宮殿)の語源となりました。
コロッセオ側から入ると観光客も少なく、緑の丘陵に崩れた遺跡が点在していて絵画のような風景でした。 -
クラウディウス水道橋
DVCTVS AQVA CLAVDIA
パラティーノの丘に残る水道橋の橋脚。
皇帝宮殿に水を供給するために造られました。 -
ドムス・セウェリアーナ
DOMVS SEVERIANA
皇帝セプティミウス・セウェルスが増築した宮殿の一部。
チルコ・マッシモ(戦車競技場)を見晴らすテラスや浴場がありました。 -
貴族専用の競技場だったといわれるスタディオ。
左側に見えるのは皇帝のVIPルーム。円形の石は、東ゴート王国のテオドリック大王が改修した跡。 -
ドムス・アウグスターナ
DOMVS AVGVSTANA
皇帝宮殿。
二段の柱廊に囲まれた中庭には、伝説の女戦士族アマゾネスの盾を模したといわれる泉がありました。 -
ネロの地下柱廊
CRYPTOPORTICVS NERONIS
皇帝宮殿の地下を通る抜け道。
何のために作ったのでしょうか? -
壁に当時の彫刻が残っています。
-
チルコ・マッシモ
CIRCVS MAXIMVS
ローマ最大の戦車競技場跡。収容人数は10万人を超えました。
現在は犬の散歩場といった感じ。背景にパラティーノの丘の遺跡が見晴らせます。 -
フォロ・ロマーノ
FORVM ROMANVM
古代ローマの政治経済の中心地。
丘陵の間の湿地を、排水路を整備して干拓した土地で、歴代の皇帝がいくつもの神殿や凱旋門を建てました。しかし中世には土に埋もれて牛の放牧地に・・・ -
ジュセッペ・ヴァーシ
『カンポ・ヴァッチーノ(牡牛の野)の一部』
Giuseppe Vasi
Parte di Campo Vaccino
1752年
18世紀のフォロ・ロマーノを描いた銅版画。
ローマで購入したカレンダーの一枚。 -
マクセンティウスのバシリカ
BASILICA MAXENTIANA
帝政後期の巨大公会堂。 -
ティトゥスの凱旋門
ARCVS TITI
皇帝ティトゥスのユダヤ平定を記念して西暦81年に建造。
現存するローマの凱旋門では最古のもの。
中世には修道院の土台となっていましたが、1810年に始まったフォロ・ロマーノの発掘作業で修道院の建物は解体され、現在のように修復されました。 -
ターナー
『フォルム・ロマヌム(フォロ・ロマーノ)』
(テート・ブリテン)
JMW Turner
Forum Romanum, for Mr Soane's Museum
1826年
修復前のティトゥスの凱旋門の様子がわかります。
右はマクセンティウスのバシリカ。 -
ファウスティーナ神殿
TEMPLVM FAVSTINAE
五賢帝の四人目アントニヌス・ピウスの妻を祀った神殿。
中世に教会に改造されました。 -
ウェスタ神殿
AEDES VESTAE
かまどの女神ウェスタを祀ったローマ独自の神殿。
燃え続ける火が御神体でした。
もとは円形の神殿で、一部だけ復元されています。 -
ドムス・ティベリアーナ(ティベリウス宮殿)
DOMVS TIBERIANA
フォロ・ロマーノを見下ろす皇帝宮殿の一角。
残存する手前の三本の柱は、双子神カストルとポルックスの神殿
TEMPLVM CASTORIS POLLVCISQUE -
セプティミウス・セウェルスの凱旋門
ARCVS SEPTIMII SEVERI
皇帝セプティミウス・セウェルスのパルティア遠征を記念。 -
元老院議場
CVRIA IVLIA -
サトゥルヌス(サターン)神殿
TEMPLVM SATVRNI
農耕神サトゥルヌスを祀った神殿。
ローマ時代には公金保管所としても使われました。 -
ウェスパシアヌス神殿
TEMPLVM DIVI VESPASIANI
ウェスパシアヌスとティトゥスの父子皇帝を祀った神殿。 -
ジョヴァンニ・パオロ・パンニーニ
『古代ローマの景観』の一部
(ルーヴル美術館)
Giovanni Paolo PANNINI
Galerie de vues de la Rome antique
1758年
カンピドーリオの丘の斜面に埋もれていたウェスパシアヌス神殿の図。 -
タブラリウム(公文書館)
TABVLARIVM
中世には牢獄として使われ、現在はローマ市庁舎の土台になっています。 -
十二助言神の柱廊
PORTICVS DEORVM CONSENTIVM
カンピドーリオの丘に登る坂道からコインを投げて、柱の上に残れば幸運ということらしく、子供が何度もトライしては失敗していました。 -
カンピドーリオ広場。
ルネサンス期にミケランジェロの設計で整備。
古代には最高神ユピテルの神殿がありました。
キャピタル(首都)の語源です。 -
フォーリ・インペリアーリ
FORA IMPERIALIA
歴代の皇帝が建設した公共広場。
中央をムッソリーニが建設した道路が横切り、現在ではその両側だけしか見られません。 -
アウグストゥスのフォルム
FORVM AVGVSTI
軍神マルスの神殿がありました。 -
メルカート・トライアーノ(トラヤヌスの市場)
MERCATVS TRAIANI
古代のショッピング・モール。 -
トラヤヌスの記念柱
COLVMNA TRAIANI
五賢帝の二人目トラヤヌスのダキア(ルーマニア)遠征の様子がびっしりと細かく彫刻がされています。上の方はよく見えないですが・・・ -
パンテオン
PANTHEON
建築家でもあった皇帝ハドリアヌスが125年頃に再建させたもの。
キリスト教の聖堂に転用されたおかげで、(外壁などは別として)現在までほぼ完全な形で残っています。ミケランジェロが「天使の設計」と絶賛した建築。今でこそどこにでもありそうな形状ですが、これが元祖です。 -
直径も高さも43.3mのドーム。
天窓の穴の直径は約9m。
あまりに均整が取れすぎたデザインのため、中に入ると巨大さを実感できないほど。
上層部には軽石を混ぜた軽量コンクリートを使うなど、工夫してあります。 -
この床の大理石模様も、建築当時のもの。
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ドミティアヌス競技場
STADIVM DOMITIANI
現在のナヴォーナ広場。
広場が長円形をしているのは、古代の競技場跡だから。 -
広場周囲の地下に埋もれていた、観覧席部分の遺跡。
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ハドリアヌス霊廟
MAVSOLEVM HADRIANI
歴代皇帝の墓廟。
のちにローマ教皇の要塞サンタンジェロ城に改造。 -
サンタンジェロ城から望むテヴェレ川。
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アウグストゥス霊廟
MAVSOLEVM AVGVSTI
こちらはサンタンジェロ城と違って荒れ放題。
まさに古墳という感じ。 -
カラカラ浴場
THERMAE ANTONINIANAE
温水浴、冷水浴、サウナ、体育室、マッサージ室、図書室まであって、市民の人気取りのために作ったので、入場料も格安だったそうです。 -
ここらへんが体育室の跡。
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当時のモザイクが残っています。
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煉瓦積みに加え、天然コンクリートも使っていたため、崩れ落ちた巨大ドームが、まるで奇岩のような形をしています。
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ディオクレティアヌス浴場
THERMAE DIOCLETIANAE
四分統治で有名なディオクレティアヌスの治世に建築。
後世ミケランジェロの設計でサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会に改築されました。 -
サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会のドーム。
このあたりはパンテオンに似ていて、古代ローマ建築の面影が残っています。 -
サン・ジョヴァンニ門(アジナーラ門)。
PORTA ASINARIA
蛮族の侵入に備えて築いたアウレリアヌスの城壁(275年)の門のひとつ。
すでに帝国の威光が衰え、城壁をゼロから造る能力が無かったので、材料には既存のローマ建築の素材が転用されました。 -
ひとまずローマを離れ、次の宿泊地ボローニャへ。
列車の車窓からも古代の水道橋跡が見えました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- regentさん 2008/03/19 09:15:55
- ローマ遺跡
- 詳しいレポート読ませていただいております。
古代ローマに興味を持っているので、とても参考になります。公文書館の傍に、議場からアポロ神像を撤去するのに反対した首都長官シンマクスの碑があるということですが、ございましたでしょうか?ローマのキリスト教化に対抗した最期の人物だったそうですが。
- Giraudさん からの返信 2008/03/19 21:12:16
- RE: ローマ遺跡
- はじめまして
旅行記に投票いただきありがとうございます。
>やはり遺跡に関しての基礎的知識を十分お持ちの上だからこそ
いえ、多少は予習をする場合もありますが、基本的には「地球の歩き方」しか持たずに行って、帰ってきてからネットでいろいろ調べて書いています。
例えばオスティア・アンティカだとここ↓が詳しいです。
http://www.ostia-antica.org/map/plan3.htm
私も外国語はわかりませんので、infoseekやlivedoorの翻訳サイト(英語だけでなく、イタリア語やフランス語も可)を利用しています。
>公文書館の傍に、議場からアポロ神像を撤去するのに反対した首都長官シンマクスの碑があるということですが、ございましたでしょうか?
すいません。わかりませんでした。
「ローマ人の物語」は文庫版で買っているので、実はまだそこまで読んでいません。(シンマクスという人物も初耳でした・・・)
ヨーロッパは観光業が進んでいるので、個人旅行でも行きやすいと思います。
わからないことがあればぜひ質問下さい。(答えられるとは限りませんが)
これからもよろしくお願いいたします。
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