ハルピン[1] 【ハルピンとロシア国境と草原の旅(1)】

2004/08/30 - 2004/08/30

大連から夜行列車でハルピンへ。ハルピンの街を歩きました。そして、侵華日軍第七三一部隊遺址を訪れました。

【ハルピンとロシア国境と草原の旅】
(1) ハルピン（中国）[1] http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086319/
(2) ハルピン（中国）[2] http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086523/
(3) 満洲里（中国）http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086726/
(4) サバイカリスク（ロシア） http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086777/
(5) ハイラル（中国） http://4travel.jp/traveler/isyx/album/10086859/

エリア 哈爾濱(中国)

前日、大連19時20分発ジャムス行きの夜行列車2121に乗り、朝9時半頃ハルピン駅に到着。硬臥201元（約3,015円）。ハルピン駅は、1909年10月26日にロシアとの会談のため訪れた伊藤博文が暗殺された場所だそうです。

ハルピン駅前の龍門大厦に泊まりました。一泊268元（約4,020円）。写真の龍門大厦の貴賓楼は、1901年ロシア人によって建てられ、ロシア総領事館として使われ、1937年から1946年までは日本人が経営する大和ホテルだったそうです。

ホテルに荷物を置いて、街を歩きました。紅博広場へ。

黒龍江省博物館。1906年に建てられ、モスクワモールとして使われていたそうです。

紅軍烈士記念碑。第二次世界大戦でのソ連の功績を称える記念碑だそうです。

1908年に建てられ、中東（東清）鉄道理事室として使われた建物だそうです。

毛沢東視察黒龍江紀念館。入場料6元（約90円）。毛沢東が使用した机などが展示されています。小平生誕100周年紀念の展示もありました。

毛沢東視察黒龍江紀念館の建物の模型。この建物は、1909年に建てられ、ユダヤ商人の住居や満鉄理事公館として使われていたそうです。

東北烈士紀念館。入場料5元（約75円）。抗日戦争と国民党との戦争時に東北地方で活躍した革命烈士の功績が展示されています。その中には、中国人と結婚し、抗日戦争に参加した日本人の緑川英子もいました。この建物は、1928年に図書館として建てられ、1933年からは満洲国ハルピン特別警察庁として使われたそうです。

東北烈士紀念館のすぐそばの小さな広場にある趙一曼の像。趙一曼は、抗日戦争で活躍したそうです。

東北抗日烈士紀念碑。

1923年に建てられ、中東鉄道社員の子供のための外国人学校としてや満洲第4軍管区事務所として使われていた建物。現在は、ハルピン第三中学校です。

ハルピン駅からバスに乗り、侵華日軍第七三一部隊遺址へ。入り口にある入場券売り場の建物は、工兵所として使われていたものだそうです。入場料20元（約300円）。

本部大楼。内部では、満洲第七三一部隊が細菌兵器の開発と人体実験をおこなっていた様子が展示されていました。

特設監獄の地下部分の跡。特設監獄は、人体実験に使われる捕虜を閉じ込めておく場所だったそうです。

動力班ボイラー室。柵の入り口には鍵がかかっていましたが、しばらくすると管理人らしきおじいさんが来て鍵を開けて中に入れてくれました。

終戦直前の破壊により壁と煙突しか残っていないそうです。

凍傷実験室。鍵を開けてくれたおじいさんが追いかけてきて案内してくれました。

凍傷実験室の内部。本部大楼で見せられた凍傷実験のビデオを思い出します。

地下小動物飼育室。細菌兵器開発の実験で使われる小動物を飼育していたそうです。

黄鼠飼育室。実験で使われる黄鼠を飼育していたそうです。

黄鼠飼育室の内部。

二木班結核実験室。案内してくれたおじいさんと別れ、バスでハルピン市内へ。

聖ソフィア教堂。帝政ロシアによって1907年に建てられたものだそうです。現在は、ハルピン建築芸術館として使われています。

ライトアップされた龍門大厦の貴賓楼。

（次の旅行記に続く）