2006/06/08 - 2006/06/22
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occhanさん
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2006年 ワールド観戦記 その2 の続きです。
写真は日本−ブラジル戦のチケット。
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6月20日 ケルン イギリス対スエーデン戦
21時に行なわれるイギリス対スエーデン観戦のために、宿を取ったドルトムントから100キロほど離れたケルンに行く。
イギリスは長い間スエーデンに勝てなくて、宿敵の対決、という感じだそうな。
ケルンの大聖堂の前の広場では昼前からイギリスのサポーターが気勢を上げ、大きな赤い十字の描かれた旗を広げてサポーターからのサインを募っている。
気がついたことだが、どういうわけかユニオンジャックではなくて、白地に十字が描かれた旗である。これは十字軍のシンボルだそうだが、ホントかな? -
大聖堂の前の階段では酔いつぶれたおじさんが寝転んでいたが、彼もサポーターの一人かしら?
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イギリスのサポーターたちは大聖堂の前でビールを飲みながら大騒ぎして、気勢を上げている。
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その隣ではスエーデンのサポーターも大勢見受けられたが、イギリスサポーターに比べると、非常に大人しくしている。こういう馬鹿騒ぎすることに慣れていないのかもしれない。
それとも、スエーデンはアルコール飲料が非常に高いので、飲むということをしないのかも。
カメラを向けるとニコニコしながら収まってくれた。 -
ケルン駅では、ブラジルからやってきたおじさんが「チケット求む」、と書いた紙を行く人に差し出していた。
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さて、試合であるが、どちらともアルゼンチンやスペインの様なフェイントのあるプレーではなく、何となく正面衝突、正攻法を取る同志の戦い、といった印象である。
とは言いながらも、決して面白くない試合というわけではない。両方ともスピードのある、そして巧みにボールを操りながら試合を進めて行く。
写真はイギリスのシュート。 -
興味深かったのは、サポーターたちの応援である。イギリスのサポーターたちが
拍手をしながら、「レッツゴー!!!」、と始めると、スエーデン側もそれに完全に
合わせて自国チームを応援する、ということが行なわれた。
イギリスサポーター。 -
スエーデンサポーター。
試合の結果は2対2の引き分け。同じ引き分けでも、一昨日の様な0対0ではなかったので、非常に見ごたえのある試合であった。
これによってドイツがスエーデンと最初に対決することになり、ドイツの宿敵イギリスとの試合は戦は後回しになった。
この試合を観戦していた解説者のH氏が、日本からの電話インタビューに対して、「非常に爽やかな気持ちの残る、いい試合であった」、と応えていた。 -
6月21日
いよいよブラジル対日本の試合を明日に控える。
ドルトムントの町に出てみると、どこから湧いてきたかと思うほど、日本人サポーターの青と、ブラジルサポーターの黄色のTシャツが目につく。
人口68万人のドルトムントに、これだけ日本人が集まることは2度とないだろう。
オフィシャルファンショップで、22日のブラジル対日本のT-シャツが売られていたので2枚ほど購入する。デパートではまがい物のT-シャツが売られており、かなり安かったので、これも何枚か購入。
広場では日本から和太鼓のグループと、ブラジルのサンバグループがそれぞれ披露され、気運を盛り立てていた。 -
6月22日 ドルトムント 日本対ブラジル戦
18時の開場と共に、思い思いの格好をした日本とブラジルのサポーターが入場して来るが、お互いに写真の撮り合いを始める。
この町で行なわれた先日のポーランド対ドイツ戦の後でフーリガンが暴れ出し、400名ほど逮捕されたこともあり、警官やガードマンたちが持ち物を調べ、ボディチェックまでする、という厳戒態勢を敷いているのだが、日本とブラジルなので、それほど厳しいわけでもなさそうだ。
飲み物を持って入れないのは、コカ・コーラがスポンサーだからだろうか? -
何だか日本側は女性サポーターの方が元気が良さそうである。
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試合前、日本サポーターが陣取っている場所で、大きな青のユニフォームが広げられた。
ブラジルに2点差で勝たなければ、決勝トーナメント進出はかなわない。 -
試合開始後日本チームは良く動いていた。34分、ブラジルのゴール前の混戦から綺麗なシュートが決まり、先制点を取る。日本サポーターは大歓声を上げる。
思えば、これが今大会中で、日本があげた文句のない最初のゴールであった。 -
前半終了間際、ロスタイムの間にブラジルがゴールを返し、1対1の同点。
後半になると、ブラジルの猛攻撃が始まった。日本勢が疲れて動きが鈍くなった様に思えるのだが、ブラジルの動きは全く衰えない。そればかりか、ますますエネルギッシュになっている様だ。
それに加え、踵でパスをすると、その後ろに誰かがいて受ける、といったブラジルの神業とも言えるトリックも見られるようになってきた。 -
結局ブラジルに53分と59分、そして81分にゴールを決められ、4対1で完敗。
刀折れ矢尽きた、という感じでフィールドに仰向けに倒れたまま起き上がれない中田。 -
大喜びのブラジルサポーター
結局、ブラジルという世界最強の壁は厚過ぎた、ということだろう。
他チームのゲームを観戦して思ったことだが、日本チームは、失敗を恐れるあまり、獲得したボールをあまりにも大事にし、あちこち回しているうちに、相手にガード体制を整えさせてしまい、突破口を開けない。結局はロングシュートしか出せない、という感じであった様に思う。
もっと思い切って相手のディフェンスが十分でない状態に付け込み、切り込んで行く、という度胸があっても良いのではないか?たとえ技量が足りなかったとしても。
ドルトムントの競技場でボランティアとして参加していたブラジル人のオバさんが、「最初の動きは良かったけども、焦っていた様に思う。それにブラジルは長い伝統があるし、彼らがどんなに厳しい練習をしているか・・・」、と話していた。
日本チームは、サムライ、とは言いながらも、防具を着けずに真剣で試合をするサムライではなく、剣道のお稽古をしているスポーツ集団、という感じである。
真剣での勝負は、相手のどこを、どんな形で傷付けても、相手は怯む。そこを逃さずに息の根を止めるためにさらに攻撃をかける、というのが、戦場でのサムライであろう。
日本チームは、「戦場での勝負」、ではなく、剣道場で一本を取るという、文字通り、「試合」、をしている様に感じた。
とは言え、非常に見ごたえのあったゲームであったし、それだけに、対オーストラリアとクロアチア戦で、この様な展開を見せて欲しかった、と悔やまれる。
これにて日本チームは予選リーグを突破できず、日本に帰ることになった。
翌日のビルト紙には、「太っちょのロナルド蘇る。ブラジルはやっと本来のサッカーを見せてくれた」、と書かれていた。
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