念願の屋久島?～なごりの海！海！海！

2006/08/04 - 2006/08/07

椋鳩十が大好きで
小学生のころから、憧れだった屋久島。
ようやく念願かなって行ってきました。
世界遺産にも指定されて、
かなり観光地化されているのだろうという予想に反し、
人の少ないのんびりとした時間が流れていました。

ついに最終日。
海水浴と楠川温泉、そして枕状溶岩。
台風直前でちょっと荒れ模様の海が、
迫力でした。

エリア 屋久島(鹿児島)

晴耕雨読もチェックアウトし、
今度は海で泳ぐぞ、と
「一湊海水浴場」へ。

あれ？誰もいない？
車を停めて、そこにいるおじさんに聞くと
「ダメだよ、泳いじゃ。台風来てるから。
どっから来たか知らないけど、
飛行機だって、今日は飛ばないよ！」
と言われる。
・・・だって、こんなに晴れてるじゃない？！

でも確かに風はけっこう強く、
仕方ないので、こちらの遠浅の海でちょろっと泳ぐ。
意外と日焼けしちゃった。
肩とか、いたい・・・

お昼は宮之浦の「海舟」で。
とびうお定食1200円なり。
けっこうおいしかった♪

昨日お世話になった船頭さん一家に
お礼にスイカを買っていく。

写真は八百屋の水槽にいた
「ホワイトミッキーマウス」なる魚。
よく見ると、しっぽのとこの模様が
ミッキーに！！！

椋鳩十の文学碑、その２。
宮之浦の観光センター向かいの公園にて。

よく晴れて、港の景色と
森の木漏れ日の気持ちいいところでした。
あと1日あったら、
ここでぼーっとしてるのもいい。

公園から見た、港の景色。

木陰で楽しそうにおしゃべりしてる
おじいさんお二人。
幼なじみでしょうか。

昨日の船頭さんの同級生おすすめの
「楠川温泉」。
ちいさな小屋のような天然温泉。
お風呂も屋内で小さいですが、
なんだか気持ちよかった・・・
男女は分かれてます。

温泉の前に咲いてたひまわり。
自然の多いところの花は、
なんだか生き生きと元気です。

飛行機までの時間が少々余ったので、
「枕状溶岩」行ってみました。
ここもウミガメに続き、
期待を大きくうわまわる場所に。

このうっそうとした森の向こうに
海が拓けるのです。
トトロの世界みたいでしょ？！

そこは、今まで見た
静かでのどかな屋久島の海とは違い、
荒々しい波しぶきがたっていました。
やっぱ
台風来てるんだ、ってかんじの。

岩にあたってくだける波と強い風。
陽も傾いてきて、
「あー、もうお別れなんだな、この景色とも」
なんて、
ちょっと感慨にふけっちゃったりして。

ざぱーん！ざぱーん！
あー・・帰りたくない！
海を眺めて、つい無口になってしまいます。

波打ち際の岩はとっても変なカタチ。
化石みたいな変なサンゴもいろいろありました。
しまった！！
もう少し時間あったら、
きれいな貝殻とるのに
絶好の場所だった！！

へんてこな岩、へんてこな跡・・
これが枕みたいに重なって見えるから
「枕状溶岩」かぁ。

ずーっと見てたって飽きないのに・・
友達が呼びます。
「namiちゃん、やばいよ、もう・・」
あー・・帰りたくないのに・・

ふと彼女を見ると、
Gパンまで波がきてました。
ぼーっと眺めているうちに
いつのまにかどんどん潮が満ちていたのです。

仕方なく、
「帰ろうか」
とレンタカーに戻り、そのまま東京の現実への
帰途に向かったのでした。
名残惜しいよぉー

屋久島、また来るからね、と心に誓いながら。