スペイン・ポルトガル８日間ツアー【１】　～リスボン編～

1998/02/26 - 1998/02/27

大学の友人と行ったプレ卒業旅行です。
ツアーは好きじゃないにしても、さすがに卒業旅行に一人で行くのはさみしいし、かと言って友人達を私が引き連れるわけにも行かないし（そんな巨大な責任は取れない）。
仕方なくツアーで決行。
阪急交通社のパンフから安いツアーを友人が選んで、それに付いて行った感じだった。

すごく大人数のツアーで、バスが３台。
ツアコンも３人。
他のバスのツアコンは若者ですごく熱心なのに、一番年長だったうちのツアコンは全然ダメ。
やる気もなけりゃ能力もないみたいな人で、同じバスの人はみなご立腹でした。

リスボンでは海沿いの記念碑を見てからジェロニモス修道院へ。
この巨大な修道院は、素晴らしく緻密なレリーフがいたるところに施してあってそれを見ただけで感激。
高い天井を支える柱もまた独特。
そんな高いとこ誰も見ないって！という場所までレリーフが刻まれている。
私が思い描いていた「ヨーロッパ」はあくまでもキリスト教だったので、それとはまた違う文化でした。
宗教が違うとこんなに違うんだなあ。

修道院を見た後は自由行動だったので、ここまでの団体行動でストレスの溜まっていた私は友人と別れて個人行動に。
いけないねえ、もうちょっと協調性がないと(-_-)=3
いや、それでも当時はあれで限界だったのよ。
何もかのあのツアコンのせいじゃ！（ということにしておこう）

リスボンはこじんまりしたキレイな町だった。
カーブのかかった坂にも路面電車が走っていて、気合を感じたね。
これに乗る機会がなかったのはちょっと残念だったけど。
広島の市電ですら観光客には乗りにくいからね・・・外国の路面電車は更に難しい気がする。

写真は海沿いにある「発見記念碑」です。
エンリケ航海王子の功績をたたえて作られたもの。
「航海王子」とは言うものの、実際に航海したことはないという変わり者。
王様にはなれず、その後公爵になってます。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ベレンの塔（世界遺産）。

テージョ川河口に建つ要塞。
リスボン港を守る砦として作られ、大砲も備えているのに通関という事務までこなしたマルチな要塞。
上階は王族の居室があり下には水牢まであるというマルチ具合。
白く優雅な外観からは想像出来ない物騒な建物です。

ヨットハーバー。

ベレンの塔からジェロニモス修道院を見ると、間にヨットハーバーがかぶる。
こんなに沢山のヨットを見たことがなかったのでちょっと興奮。
奥に横たわる建物がジェロニモス修道院だけど、分かりにくいだろうな。

ジェロニモス修道院（世界遺産）。

教会部分を２階から見下ろしたところ。
柱のこんな上まで緻密な彫刻が施されている。
ただ、見ても分かるように全体がとても暗かった。

ジェロニモス修道院（世界遺産）。

建物の規模にしてはとても小さなステンドグラス。
窓が小さいから内部が暗いんだね。

ジェロニモス修道院（世界遺産）。

住居部分の中庭。
幾何学的なデザインの地表と、派手に装飾された窓枠の対比がおもしろい。

ジェロニモス修道院（世界遺産）。

ただの柱じゃないところが美しい窓枠。
１階部分と２階部分ではデザインが違います。

ジェロニモス修道院（世界遺産）。

中庭を囲む建物。
２階部分の窓の様子がちょっとだけ分かるでしょ。

ジェロニモス修道院（世界遺産）。

教会部分の入口の１つ。
一般には出入口として使ってないから締切。

カテドラル。

自由時間に町を歩いた時に通りかかった。
キリスト教色が比較的濃くて、イスラム的な装飾があまりない気がする。

本来はカテドラルがその街で一番大きな教会なんだけど、ここにはジェロニモス修道院があるからね。
なんだかその辺の普通の教会にしか見えない。

ロッシオ広場。

こんな時間まで一人でふらついてたのか？と一瞬びっくりしたけど多分違う。
これはみんなで夕食を食べに行った時に撮ったものだと思われます。

哀愁漂うファドの夕べ。

別に哀愁は漂ってなかったけどね。
観光客用の手抜きファドなのか、イマイチ出来が悪かった気がする。
初めて見るにしても、良し悪しとかレベルは多少分かるもんね。