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Limaから日帰りでナスカの地上絵観光をしました。<br /><br />ナスカの地上絵は、ペルー政府の保存策にも関わらず、無謀な四駆による走行や、PanAmericanHighwayを走るトラックが近道として通る為に、破壊が進んでいました。このままでは今まで1000年以上保存されてきた貴重な文化財が破壊されてしまいそうです。ペルー政府も資金的な余裕がないので、十分対応できていないようです。<br /><br />「ナスカ観光の半数以上は日本人ですよ」行く前に旅行社の人から言われたのにはビックリ。確かに日本人は多かったですが、Limaから乗ったAirCondorのFokker F27には全体の10%ぐらいでした。でも地球の反対側からわざわざ見に来る日本人、ナスカノ地上絵の保存にも協力できたらなあっておもいました。<br /><br />Limaから270Km,約1時間のフライトでICA飛行場に着陸です。<br />ここからは、何班かに分かれて、地上絵見学、博物館見学、昼食を交互にこなします。私は昼食が最後でしたが、これは大正解。NASCA地上絵の見学セスナは、右に左に機体を傾けて地上絵を左右どちらに座っている人にも見せてくれます。このため飛行機酔いしている人が何人もいました。私も飛行機酔い一歩手前でした。<br /><br />地上絵は、砂埃にかすんでいて、写真で見るよりズーッとぼやけています。下の写真はPhtoShopで処理して強調しています。<br /><br />ICAは、砂漠の中のオアシスに出来た町です。Pre-INCA時代から定住者がいた様で、博物館には、土器を初めさまざまなものが展示されています。乾燥している為ミイラも数多く、中には頭蓋骨を開頭手術手術した後、骨が成長した跡のあるものもありました。これは、病気の治療というよりは、祭祀的な理由で手術が行われたと言われています。<br /><br />文字を持たなかったINCA人達の唯一の印「縄の結び目」による数字も展示されています。<br /><br />夕方Limaに戻り、夜の11時の飛行機で思い出深いペルーを後にしました。<br /><br />旅行を終えて今は、ナスカノ地上絵よりも、博物館をもっとみておけば良かったと感じます。

消え行くナスカ地上絵(Nazca Lines)

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2004/08/13 - 2004/08/13

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Ted

Tedさん

Limaから日帰りでナスカの地上絵観光をしました。

ナスカの地上絵は、ペルー政府の保存策にも関わらず、無謀な四駆による走行や、PanAmericanHighwayを走るトラックが近道として通る為に、破壊が進んでいました。このままでは今まで1000年以上保存されてきた貴重な文化財が破壊されてしまいそうです。ペルー政府も資金的な余裕がないので、十分対応できていないようです。

「ナスカ観光の半数以上は日本人ですよ」行く前に旅行社の人から言われたのにはビックリ。確かに日本人は多かったですが、Limaから乗ったAirCondorのFokker F27には全体の10%ぐらいでした。でも地球の反対側からわざわざ見に来る日本人、ナスカノ地上絵の保存にも協力できたらなあっておもいました。

Limaから270Km,約1時間のフライトでICA飛行場に着陸です。
ここからは、何班かに分かれて、地上絵見学、博物館見学、昼食を交互にこなします。私は昼食が最後でしたが、これは大正解。NASCA地上絵の見学セスナは、右に左に機体を傾けて地上絵を左右どちらに座っている人にも見せてくれます。このため飛行機酔いしている人が何人もいました。私も飛行機酔い一歩手前でした。

地上絵は、砂埃にかすんでいて、写真で見るよりズーッとぼやけています。下の写真はPhtoShopで処理して強調しています。

ICAは、砂漠の中のオアシスに出来た町です。Pre-INCA時代から定住者がいた様で、博物館には、土器を初めさまざまなものが展示されています。乾燥している為ミイラも数多く、中には頭蓋骨を開頭手術手術した後、骨が成長した跡のあるものもありました。これは、病気の治療というよりは、祭祀的な理由で手術が行われたと言われています。

文字を持たなかったINCA人達の唯一の印「縄の結び目」による数字も展示されています。

夕方Limaに戻り、夜の11時の飛行機で思い出深いペルーを後にしました。

旅行を終えて今は、ナスカノ地上絵よりも、博物館をもっとみておけば良かったと感じます。

同行者
一人旅
航空会社
アメリカン航空

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  • ナスカの地上絵の案内図です。<br />http://www.go2peru.com/map_nazca_lines.htm

    ナスカの地上絵の案内図です。
    http://www.go2peru.com/map_nazca_lines.htm

  • まず、猿です。<br />セスナのパイロットが、「みぎ、さる、さる」と日本語で案内してくれます。<br /><br />なお、案内はスペイン語、英語、そして日本語のみです。

    まず、猿です。
    セスナのパイロットが、「みぎ、さる、さる」と日本語で案内してくれます。

    なお、案内はスペイン語、英語、そして日本語のみです。

  • その東にある、イヌ。

    その東にある、イヌ。

  • 少し北東のコンドルです。

    少し北東のコンドルです。

  • 宇宙人<br />英語ではAstronaut(宇宙飛行士)<br />山の中腹に描かれています。

    宇宙人
    英語ではAstronaut(宇宙飛行士)
    山の中腹に描かれています。

  • ハチドリです。<br />地図では西北の隅にあります。<br />上部の谷はIngenioValleyです。

    ハチドリです。
    地図では西北の隅にあります。
    上部の谷はIngenioValleyです。

  • 蜘蛛です。<br />いろんな絵が重なり合って描かれています。

    蜘蛛です。
    いろんな絵が重なり合って描かれています。

  • 表紙の写真です。<br />中央を横切っているのがPanAmericanHighwayです。<br />真ん中、道の直ぐ下に見えるのが展望台ミラドールです<br />このミラドールは、ナスカの研究に一生をささげた、ドイツ人の博物学者マリア・ライへが、見学者の為に作ったものです。<br />マリア・ライへを生前から支援していた楠田枝里子さんの書いた「ナスカ・砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 」という本に詳しいです。<br /><br />左上に移っている水色の物体は、セスナの翼です。これを見てもいかに傾いてくれているかがわかると思います。<br />この写真には、手、木、そしてトカゲが見えています。

    表紙の写真です。
    中央を横切っているのがPanAmericanHighwayです。
    真ん中、道の直ぐ下に見えるのが展望台ミラドールです
    このミラドールは、ナスカの研究に一生をささげた、ドイツ人の博物学者マリア・ライへが、見学者の為に作ったものです。
    マリア・ライへを生前から支援していた楠田枝里子さんの書いた「ナスカ・砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 」という本に詳しいです。

    左上に移っている水色の物体は、セスナの翼です。これを見てもいかに傾いてくれているかがわかると思います。
    この写真には、手、木、そしてトカゲが見えています。

  • 手とミラドール<br />上の写真の一部を拡大したものです。

    手とミラドール
    上の写真の一部を拡大したものです。

  • 木とミラドール

    木とミラドール

  • トカゲです。<br />PanAmericanHwyがトカゲの胴体を横切っています。<br /><br />四駆による破壊が進んでいるのがわかると思います。

    トカゲです。
    PanAmericanHwyがトカゲの胴体を横切っています。

    四駆による破壊が進んでいるのがわかると思います。

  • ミラドールの東にあるオウムです

    ミラドールの東にあるオウムです

  • 何か絵が見えます。<br />何の絵か????

    何か絵が見えます。
    何の絵か????

  • 幾何学模様の絵が重なり合っています。<br />左上が蜘蛛?

    幾何学模様の絵が重なり合っています。
    左上が蜘蛛?

  • 直線が、何処までも、どこまでも続いています。<br />ナスカの人たちは何を思ってこんな壮大な絵を描いたのでしょう。

    直線が、何処までも、どこまでも続いています。
    ナスカの人たちは何を思ってこんな壮大な絵を描いたのでしょう。

  • このような幾何学模様がいたるところにあります。

    このような幾何学模様がいたるところにあります。

  • 幾何学模様の拡大です

    幾何学模様の拡大です

  • ミラドールとその北方の山やま

    ミラドールとその北方の山やま

  • ICA Regional Musium<br />ナスカ文明の文物を陳列しています。<br />入り口の右にある亀は、水をろ過して飲むためのものです。<br />丁度地元の小学生の一団が先生に連れられてきていました。

    ICA Regional Musium
    ナスカ文明の文物を陳列しています。
    入り口の右にある亀は、水をろ過して飲むためのものです。
    丁度地元の小学生の一団が先生に連れられてきていました。

  • 土器です。<br />サル?の模様。とい言うことは、このあたりにサルが生息していたのでしょうか。

    土器です。
    サル?の模様。とい言うことは、このあたりにサルが生息していたのでしょうか。

  • 数字を表記する縄の結び目

    数字を表記する縄の結び目

  • 少しグロイ写真でゴメンなさい。<br />開頭手術した後、頭蓋骨が回復して来ているのがわかると思います。感染症を起こさせずに、開頭手術するって凄い技術を持っていたのですね。

    少しグロイ写真でゴメンなさい。
    開頭手術した後、頭蓋骨が回復して来ているのがわかると思います。感染症を起こさせずに、開頭手術するって凄い技術を持っていたのですね。

  • こちらは、ICA空港<br />出発ゲートと、奥に管制塔が見えます。

    こちらは、ICA空港
    出発ゲートと、奥に管制塔が見えます。

  • そしてこちらが、地上絵観光に連れてってくれたセスナ機。

    そしてこちらが、地上絵観光に連れてってくれたセスナ機。

  • 中はこんな感じです

    中はこんな感じです

  • こちらはLimaからIcaまで往復してくれたAeroCondorのFokkerF27-200<br />こちらは機内サービスもありました。<br />私は勿論インカコーラ飲みました(^^)<br />

    こちらはLimaからIcaまで往復してくれたAeroCondorのFokkerF27-200
    こちらは機内サービスもありました。
    私は勿論インカコーラ飲みました(^^)

  • Fokkerの操縦席

    Fokkerの操縦席

  • LimaからICAにくる間にも、こんな幾何学模様が見えます。

    LimaからICAにくる間にも、こんな幾何学模様が見えます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ナイアさん 2008/06/19 10:52:29
    すごいです。
    貴重なお写真をありがとうございます。
    地上絵、本当に不思議ですね。

    Ted

    Tedさん からの返信 2008/06/19 20:56:54
    RE: すごいです。
    トモエルさん、こんばんは

    投票ありがとうございます。
    Indiana Jones最新作 Kingdom of The Cristal Scullに出てきますね。
    色んな絵が一度に見える事になっているので、あれは実写ではないです。
    CUSUCO経由になっていますが、遠すぎます。

    絵は本当に不思議、何のために書いたのでしょうね。
    あんなに長い直線、本当に不思議です。

    Ted

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