ボルドー

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1998/04/10 - 1998/05/12

294位(同エリア343件中)

#その他

buchijoyceさん

ワインを飲みにボルドーにもブルゴーニュにも行った。
もちろんワインはやたらと飲みまくった。ボトルを取ることもあったがパイントでいろいろ飲んだ。

ボルドーに広いので有名なカンコンス広場がある。ちょうど行ったときは広場はマーケットにはや代わりして、所狭しとテントが並んでいた。ほんといろんな物を売っていた。その隅に押しやられるような形でモンテスキューとモンテーニュの像が建っていた。モンテスキューやモンテーニュは過去の人物なのかなぁ。

ボルドー美術館によって、たまたまアキテーヌ博物館の前を通って、誘われるようにアキテーヌ博物館に入った。特別展にガボンの仮面展をやっていた。先ずは各部族に伝わる仮面の展示を見て行った。単純なデザインだが、ひきつけられものがある。ＢＧＭには現地の音楽が流れている。そして仮面をつけて実際に行われている踊りの映像が放映されていた。仮面というのは儀式に用いる神や精霊の化身としてかぶるもの、仮面をかぶったことにより人間は神や精霊に近づく、仮面もまたかぶられ、踊られることで生気を吹き返す。それが、この世に神や精霊達が降誕した状態になるのだろう。ピカソをはじめ多くの画家がアフリカの仮面にヒントを得て作品を生み出した。それは素晴らしいことだった。ヨーロッパ人にとってはこのデザインは強烈で、新鮮なものであったろう。私とて強烈な印象を受けた。その一方、この仮面は神や精霊のために作ったもの、芸術のためとはいえ、神や精霊の崇拝されている地位を、人間の手元に持ってきてしまったことにちょっと後ろめたさを感じた。ガボンの仮面は新しい出会いであった。