2006/07/16 - 2006/07/17
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azianokazeさん
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7月16・17日の連休、1泊2日ショートトリップで沖永良部島へ。
奄美大島に住んでいますので近いと言えば近いのですが、なかなか行く機会がありませんでした。
奄美の島々では神々の住む豊穣の理想郷“ネリヤカナヤ”が海の向こうにあると信じられてきました。(沖縄では“ニライカナイ”と言います。)
今回、きらめく海のかなたにネリヤカナヤは見えるでしょうか。
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沖永良部島は奄美大島と沖縄の中間ぐらいにある東西20km、南北10kmぐらいのサンゴ礁が隆起してできた島です。
コンパクトなので、各スポット間の移動も10分程度ですみます。 -
早朝4時起床、まだ暗い奄美市街地を港へ向かいます。
フェリーは5時入港。
バイク持込の手続きを済ませ、外で船を待ちます。
やや明るくなってきた頃フェリーが入ってきました。
しかし、このところの台風で貨物が溜まっているとかで荷役作業が長引きなかなか乗船できません。
フェリーは島に暮す者にとっては生活物資を運ぶ大動脈です。
日頃仕事で“荷物が届くのが遅い!”と苦情ばかり言っているのですが、フォークリフトを中心にした荷役作業を眺めているとなかなに大変な作業です。
ちょっとだけ反省しておとなしく待ちます。 -
結局大幅に遅れて奄美大島名瀬港を出航。
フェリーは途中徳之島を経由します。
ここでも貨物がいっぱい。荷役に時間がかかります。
基本的には観光と言うより、島に暮す人達が生活のために利用する船ですので、乗客は皆船室で冷凍マグロのようにゴロゴロと(二等船室の場合)寝ています。
私もその一匹です。
寝疲れて甲板デッキにあがると、当然ですが空と海。
画面いっぱいに拡げてもらうと、気持ちいいぐらいに何も余計なものがない“青”です。 -
昼過ぎに沖永良部島の和泊港に到着。
手前は愛車の三輪車です。これでこれから島中を走り回るつもりです。
昼食は沖縄ソバ。
沖永良部はより沖縄に近いせいで、奄美大島にくらべて沖縄文化の影響が強いようです。 -
先ずはウジジ浜へ向かいます。
石灰岩が波で侵食された奇岩がユニークな風景を創り出しています。 -
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こんな窓開きの岩も。
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この風景が気に入って2日間で3回訪れました。
暮れなずむ時間の様子です。
昼間も夕方も、あたりには誰もいません。
やがて夜の闇があたりを覆う頃、この岩達がユックリと動き出すのでは・・・。 -
翌朝、連日の4時起きで、夜明けのウジジ浜へ。
朝日の昇る方向が少しずれていましたが、美しい朝焼けに刻一刻奇岩の姿もその輪郭をはっきりさせていきます。
もう少し暗い頃写真もかなり撮ったのですが、殆ど使い物にならないものばかり。
やはり最近の高感度カメラが欲しいな・・・。 -
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最後に一段と黄金色に染めた後いつもの青空にもどり、島の静かな一日が始まります。
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島のメイン作物のさとうきび。
潮風にザワワ、ザワワと揺れています。 -
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海に囲まれた小さな島ですから、どこを走っていても視界のどこかに海が入ってきて気持ちの良いドライブが楽しめます。
さて写真は国頭小学校校庭にある日本一のガジュマルの木。
校庭ではゲートボール大会が開催されていて大賑わいでした。 -
枝から垂れ下がる気根は写真のように大切に保護されています。
このガジュマルはきれいに整えられていますが、森で見る気根がいっぱい垂れ下がったガジュマルの大木は不気味な雰囲気があります。
そのせいか奄美ではガジュマルの木の下にはケンムン(沖縄ではキジムナー)という妖怪というか精霊というかそういうものがいると言われています。
いたずらとか相撲が好きとか、本土の河童につながるものがあるようにも思えます。 -
ガジュマルのある小学校からも近い“フーチャ”が次の目的地でした。
“フーチャ”というのは琉球語で「吹き上げる」という意味だそうです。
隆起サンゴ礁が荒波で浸食され洞窟を形成し、天井部分も穴があいたため、波の荒い日には数十mの高さに波を吹き上げる潮吹き洞窟です。
しかし、この日は穏やかな好天。
吹き上げる波もなく、案内表示も殆どなく、それっぽい岩は海沿いに続きますが一体どこが目指す“フーチャ”なのかさっぱりわかりません。
土地の人に訊き「まだ先」と言われて進むうちに、何人目かの方に訊くと「もう行き過ぎたね・・・」とのこと。
潮を吹き上げていないフーチャはただの洞窟ですから、「まあ、いいか」とパス。
(全体に島の観光案内の表示等は鍾乳洞以外はいまひとつという感じ。入り口の表示はあってもその先どう行くのかという表示がありません。) -
途中道がわからずウロウロしているときにきれいな海岸を見つけました。
島の海岸はどこでもきれいですが、今回目にした中では一番の美しさ。
地元の家族連れが楽しむプライベートビーチ状態です。
珊瑚由来の島ですから砂浜も白く、海は透きとおり、海外のビーチにも負けないぐらいでした。
でもただの浜辺ですからシャワーなどもないため、私はしばらく先に行ったところにある海水浴場、ワンジョビーチで水浴び。 -
江戸古川柳に「屁をひって おかしくもなし 独りもの」なんてありますが、海もひとりでバシャバシャやっていても仕方がないところがあります。
あまり泳げる訳でもないので、露天風呂につかっているのと大差ありません。
泳ぐには安全な海水浴場でしたが特にきれいなビーチという訳でもなく、10分あまりも経つと「汗も流したし、もういいや」とおしまい。
次のスポットは島の西端の田皆岬。
海にそそり立つ40〜50mの断崖絶壁の岬ですが、全景を収める撮影地点が見つからず、しかも完璧な逆光写真になってしまい、あまり雰囲気が伝えられない写真になってしまいました。 -
岬は広く開けた開放的な雰囲気ですが・・・
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足元には波がしぶきを上げており、足もすくみます。
やはり波で侵食された隆起サンゴ礁地形ですので、絶壁というか、先端部分は海に突き出したハングオーバー状態。
雰囲気的には“火曜サスペンスドラマ”のロケによさそう。
「どうしてあんなことを・・・」「もうおしまいだ。」「お願い、自首して!」なんてベタな場面です。
ウミガメの泳ぐ姿が上から見えることもあるとか。 -
島一番の観光スポットは多分この昇竜洞でしょう。
全長3400mほどの鍾乳洞で、入り口600mが公開されています。
大きさ的にも日本有数の鍾乳洞ですが、内部の30万本とも言われる鍾乳石群(誰が数えたのでしょう・・・)は見ごたえがあります。 -
正直なところ行く前は「鍾乳洞ね・・・、大体どこも同じような感じなんだよね・・・、きらいじゃないけど。涼しいから行ってみるか。」なんて考えていましたが、氷のように白くキラキラと輝く鍾乳石はとても美しくしばし足を止めてみとれました。
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写真の腕が悪くそのイメージがお伝えできないのが残念です。
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暗い洞窟の出口の向こうに広がる濃密な緑が印象的だったのですが、撮影失敗。
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鍾乳洞を出るとお休み処的なものがあって、マンゴージュースで一休み。
茹でピーナッツもついてきます。 -
間近に海が見渡せる気持ちのよい場所で、“南の島の休日”の雰囲気に気分もリラックス。
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5月の連休の頃はエラブユリの花であふれる島ですが、この時期一番目に付くのはやはりハイビスカス。
あるブログで沖永良部出身の方の言葉として、「(島にいた頃は)ハイビスカスは雑草の類かと思っていた。」とありましたが、“さもありなん”という感じ。 -
帰りのフェリーまで少し時間があったので、近くの屋子母(やこも)海岸へ行きました。
岩に砕ける波 -
空と海、それだけ。でも拡げてもらうと、濃い青、薄い青、エメラルドグリーン・・・。いろんな“青”が画面いっぱいにあふれています。
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180度全面に海を眺める海水浴場の休憩所。
ソーメン流しをやっています。昼食にいただきました。
多分日本一眺めの良いソーメン流しではないでしょうか。 -
2時過ぎに帰りのフェリーが入港。
途中、東シナ海に沈む夕陽を眺め、9時奄美大島名瀬港に到着。
次は白砂のビーチ、与論島か闘牛の島、徳之島でしょうか。
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この旅行記へのコメント (9)
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- 洋子さん 2006/10/02 18:59:27
- 私も行きたくなりました!
- azianokazeさん 奄美の素晴らしい景色を拝見いたしました。海の蒼さと南国の雰囲気が伝わってきます。これから少しづつ見せて頂きます・・。yoko
- azianokazeさん からの返信 2006/10/02 20:11:55
- RE: 私も行きたくなりました!
- 先日バングラデシュ旅行から帰国したのですが、空港から自宅へ戻る海沿いの道をスクーターで走りながら、帰国したというよりは美しいリゾート地へやってきたような錯覚を覚えました。
ただ、そんな美しい自然も“生活するということ”なかで次第に意識から薄れいきがちです。もったいないことですね。
今もスウェーデンにロングステイされているのでしょうか?
随分いろんなところを旅行されていますね。
以前アマゾン奥地の裸族の写真を拝見してびっくりしたことがあります。
絵を描かれるとか。素敵な趣味をお持ちでうらやましいです。
単にカメラで写しておしまいではなく、時間をかけて向き合いながら、印象も深いものになっていくのでしょうね。
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- SUR SHANGHAIさん 2006/07/21 20:01:12
- 空の青、海の青
- 大雨が降り続いて、大変なニュースが伝わってくる梅雨時の日本ですが、ここはまるで別天地ですね。
灯台下暗しと言うのか、案外身近にいい所はあるものですね。
私も先日、上海近郊の≪錦溪≫という水郷に行ってそう思いました。
実際に暮らす、となると、いろいろと現実の問題はありそうですが。
現実を離れた別世界。…それが≪ネリヤカナヤ≫なのかも知れません。
茹でピーナッツ、昔住んでいた台湾でもよく食べました。(*^_^*)
文化的に近いものがあるんですね。
- azianokazeさん からの返信 2006/07/22 00:05:15
- RE: 空の青、海の青
- 旅行者にとっては“楽園”のような島も実際に住めば“現実的な生活の場”。
そこにはいろいろな問題もストレスも。
やはり楽園は現実とは切り離して、海のかなたの憧れとして思うものなのか。
行きずりの旅先でまぼろしのように感じるものなのか。
はたまた、“青い鳥”のように気がつけば今生活しているこの現実に楽園が存在するのか。
でも、戯曲“青い鳥”のラストでは、家で見つけた青い鳥は逃げていなくなってしまうとか。
柄にもなく意味深げな話になってしまいました。
青い海と空をぼんやり眺めていると、水平線の向こうに神々の住む楽園がありそうな、そんな感じはしてきます。
“青い地球の水平線に、何かがきっと待っている・・・”
これは“ひょっこりひょうたん島”ですね。
とにかく、きれいな“青”に出会えた小旅行でした。
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- 唐辛子婆さん 2006/07/21 10:59:32
- 透き通る水の青さ美しさ
- azianokazeさん、こんにちは
おひさしぶりです。
きれいな海を楽しませていただいてココロが洗われました。
カラチの我が家はアラビア海のすぐ近くですが
生活排水でにごった海水は磯の香りもしないし
椰子の木一本ないまっすぐな海岸線。
遊びに行く気になれないでいました。
でも夕日はきれいかも。
ラクダもいるっていうし行ってみようかな?
〜唐辛子婆〜@一時帰国中
- azianokazeさん からの返信 2006/07/21 15:30:35
- RE: 透き通る水の青さ美しさ
- “夕陽の浜辺をラクダで行くのもロマンチックかも・・・”とは言っても、ラクダってあまり乗り心地は良くなさそうですね。
パキスタンの旅行記というか生活記、とても面白く拝見しています。
露天ホテル、ジャマンのジャム、仕立て屋さん、市場の様子等々。
登場される方もリリー夫妻や大家のアイシャさんとか個性豊かな方々で。
(きっと、なかでも唐辛子婆さんの個性が一番豊かだったりするのではなんて想像したりしています。)
パキスタンはまだ行ったことがありません。
アンズの花の咲く頃のフンザにいつか行きたいとは考えているのですが。
ハラッパやモヘンジョダロも是非一度。
日本が縄文時代に排水施設を持った都市文化があったなんて驚異的です。
もっとも、今のパキスタンの現状から見ても驚異的ですかね。
日差しが強いので日干しレンガならぬ日干し人間ができそうですけど。
9月後半にはバングラデシュに1週間ほど行く予定です。
旅行予定のエリアのマンゴーもおいしいとの情報もありますが、時期的にはどうでしょうか。
- 唐辛子婆さん からの返信 2006/07/29 00:04:27
- バングラ旅行記楽しみにしてます
- azianokazeさん、こんばんは。
>アンズの花の咲く頃のフンザにいつか行きたいとは考えているのですが。
>ハラッパやモヘンジョダロも是非一度。
私もいってみたいと思っていますが、日々の生活に追われて・・・。
でもパキスタン内で一番行きたいのはラホールですね。
遺跡よりは歴史が生きている町のほうが面白そうで。
>日本が縄文時代に排水施設を持った都市文化があったなんて驚異的です。
そうですね。
そんな文化があったのにどうして忽然と消えてしまったのでしょうね。
>もっとも、今のパキスタンの現状から見ても驚異的ですかね。
経済制裁のおかげで近隣諸国からうんと立ち遅れてしまいましたね。
これから順調に回復するといいんですけど。
>9月後半にはバングラデシュに1週間ほど行く予定です。
もと東パキスタンだったところですね。
パキスタンはインドのカースト制度をひきずったまま
モスレムしてるというカンジですが、バングラはどうでしょう?
>旅行予定のエリアのマンゴーもおいしいとの情報もありますが、時期的には>どうでしょうか。
終わりの方かも知れませんけど、きっとまだ楽しめるでしょう。
旅行記を楽しみにしてます。
〜唐辛子婆〜
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- ツーリスト今中さん 2006/07/20 18:25:32
- 素敵な沖永良部島ですね
- 空と海の蒼。(漢字では表現できない『アオ』でしょうか)
バイクが可愛くって思わず笑ってしまいました。(*^^)v
島の暮らしも垣間見られて(フェリー事情)
とても素敵な旅行記をありがとうございます。
どうも、感動を文章にするのが下手でごめんなさい。
また、素敵な旅行記待っています。
- azianokazeさん からの返信 2006/07/21 00:39:31
- RE: 素敵な沖永良部島ですね
- 見ていただいてありがとうございます。
気持ちをのびやかにしてくれる空と海の青、蒼そして碧でした。
(もちろん“暮らす”ということになると“美しい自然”だけではすまないこともいろいろあるかとは思いますが。)
機会があれば北海道の爽やかな夏の様子(あるいは冬の厳しさとか)なども伝えてください。
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