![夏の特典!<br />紫外線は気になるし、窒息しそうな蒸し暑さには閉口しますが、しかし、朝早くから明るいのはいいものですねぇ。<br />朝、ほんの5分でも余裕もって起きれば、朝(あるいは午前中)にしか咲かない花をカメラに収めることができます。<br />(その5分……というのが、難しいのですけれど@)<br />あるいは、その4でご紹介したオシロイバナのように、夕方に咲く花たちの、朝を迎えてこれから眠りに入るような、けだるげな顔も見ることができます(ホストみたいーっ!)<br />そんな風に、朝も昼も夜も印象の変わらない花もある一方で、違う顔を見せる花に気付いて新鮮な感動を覚えます。<br />(今まで気付かなかったのかよーっ!という突っ込みは、さておき@)<br /><br />それになんとなく、朝(あるいは午前中)にしか咲かない花というのは、夏の方が顕著な気がしてきました。<br />たまたま有名な花だからそう感じるだけかもしれませんが。<br />それに私がこんなに花に興味を抱くようになったのは、デジカメを初めて手にした今春からです。<br />まだ盛夏の花、秋・冬の花、そして早春の花を知らないため、これはあくまで現段階の印象にすぎません。<br /><br />いやぁ、しかし、夢中になるとちょっと凝ってしまう私。<br />この先も季節が巡るごとに新しい花に出会えたり、いままでの花を見直したりでめまぐるしい思いをするのだろうと思うと、なんだか嬉しいやら、めまいがしてきそうやら。<br />それに一年巡った後であっても、過ぎた季節の花でも写真を撮り損ねた花、行きそびれた花の名所は数知れず、それは来年!って思っていたりします。<br />(気まぐれな私のこと、ある日、何かのきっかけで不意に関心がなくなる危険性はいつでもありますけどねっ!)](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/07/78/650x_10077836.jpg?updated_at=1154475436)
2006/07/09 - 2006/07/11
16194位(同エリア18005件中)
まみさん
夏の特典!
紫外線は気になるし、窒息しそうな蒸し暑さには閉口しますが、しかし、朝早くから明るいのはいいものですねぇ。
朝、ほんの5分でも余裕もって起きれば、朝(あるいは午前中)にしか咲かない花をカメラに収めることができます。
(その5分……というのが、難しいのですけれど@)
あるいは、その4でご紹介したオシロイバナのように、夕方に咲く花たちの、朝を迎えてこれから眠りに入るような、けだるげな顔も見ることができます(ホストみたいーっ!)
そんな風に、朝も昼も夜も印象の変わらない花もある一方で、違う顔を見せる花に気付いて新鮮な感動を覚えます。
(今まで気付かなかったのかよーっ!という突っ込みは、さておき@)
それになんとなく、朝(あるいは午前中)にしか咲かない花というのは、夏の方が顕著な気がしてきました。
たまたま有名な花だからそう感じるだけかもしれませんが。
それに私がこんなに花に興味を抱くようになったのは、デジカメを初めて手にした今春からです。
まだ盛夏の花、秋・冬の花、そして早春の花を知らないため、これはあくまで現段階の印象にすぎません。
いやぁ、しかし、夢中になるとちょっと凝ってしまう私。
この先も季節が巡るごとに新しい花に出会えたり、いままでの花を見直したりでめまぐるしい思いをするのだろうと思うと、なんだか嬉しいやら、めまいがしてきそうやら。
それに一年巡った後であっても、過ぎた季節の花でも写真を撮り損ねた花、行きそびれた花の名所は数知れず、それは来年!って思っていたりします。
(気まぐれな私のこと、ある日、何かのきっかけで不意に関心がなくなる危険性はいつでもありますけどねっ!)
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車
PR
-
「私たちは誰でしょう」
「遠目では、ネギ科のチャイブに見えたけど、近くで見たら、全然違った!」
「それは私たちのせいではないですよね」
「うん、目が悪いんだ、私。裸眼だと視力は0.1ないし、少し乱視も入ってるの」
「そういうことではないような……」 -
「私たちは誰でしょう」
「うーん、茎が長くて、背丈が高いよね。それで先の方に花がたくさんついているから、ヘリオトロープかと思ったんだけど。あ、ヘリオトロープってね、手元の花の本の中で知ったんだけど、同じ名前の宝石になる石があるから覚えていたんだ」
「真新しくて珍しい方が、覚えやすいものね。でも、違ったでしょ?」
「うん、ネット検索してみたら、全然違った〜っ」 -
「私たちは誰でしょう」
「ヘリオトロープじゃなければ、あなた、一体、誰?」
「ヘリオトロープから、なかなか頭が切り換えられないようね。そういうときは、足下をよく見なさい」
「足下? ご近所のお庭だよね」
「そうではなくて、初心に戻りなさい、と言いたいの」
「あれぇ〜。足下を見るって、そういう意味だっけ? たしか、弱みにつけこむ、っていう意味じゃなかったったかなぁ」
「……。(赤面。花びらのピンク色が濃くなる)」
これは三尺バーベナです。
その4で紹介したバーベナと同じです。
でも、こちらは背丈が高く、花は1mぐらいの高さで咲きます。
その4で紹介したバーベナは、見下ろしました。背丈は、アキレス腱よりちょっと高い程度、というくらいでした。
この背丈の違いのせいで、違う花であろうと先入観を持ってしまったため、なかなか名前がわかりませんでした。
その4の花の名前探索でバーベナという花を多少知ったつもりでいたのですが、背丈の違いだけでわからなくなってしまったとは。
色々調べてもまだまだ付け焼き刃にすぎないことを、ひしひしと感じてしまいました(泣)。 -
「私は誰でしょう」
「お隣さん、こんにちは。ヒトデのような、お星さまのような、なんか可愛い花ですねっ!」
「ええっ、ヒトデ!? 言うに事欠いて、なんて比喩を……」
「えっ、そんなに変かなぁ。うーん、ぼんぼりのようなつぼみも、いいわぁ」
「なんですって、ぼんぼり!? 言うに事欠いて、なんて比喩を……」
「そうぉ? 言い得て妙だと思うけどな。ああ、いや、ぼんぼりは、こんな風にてっぺんが丸っこくなかったか」 -
「私は誰でしょう」
「おしべが黄色く飛び出ていて、更に真ん中からめしべ……よね。うーん、なんか黄色いコップにストローが突き刺さってるところみたい!」
「はあぁ? コップにストローですって!? 言うに事欠いて、なんて比喩を……」
「ワンパターンですねっ!……それにしても、このコップとストロー、どこかで見たような気が……」
「よしてよ、コップだの、ストローだのって!」
ツルハナナスですね。
「ナス」の名前が入っているように、ナス科なのですね。
そういえば、めしべとおしべのかんじが、その2でも紹介したナスやジャガイモの花によく似ています!
花びらは、ナスやジャガイモの方は、もっとしわくちゃなかんじでしたが(笑)、こちらはきちんと伸びていますね。
http://flower365.web.infoseek.co.jp/13/204.html
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-tsuruhananasu_large.html -
「私は誰でしょう」
「またまた気になるちっちゃな花! まずは少し離れて撮りましょう」
「ああーっ、い〜けないんだぁ、いけないんだぁ。せ〜んせぇに言っちゃうぞ!」
「なにそれ?」 -
「私は誰でしょう」
「ピンクもあるけど、黄色の方が気に入ったのよね。模様が入ってるし」
「ああーっ、勝手に撮ってる!」
「えっ? ダメなの? なんで?」
「なんでもっ!」 -
「私は誰でしょう」
「花の大きさは1cmってところかな。うーん、可愛いぞ」
「ああーっ、撮っちゃいけないって言ったのに!」
「でもここ、公道に面してるじゃない」
「とにかく、いけないのっ! ダメったらダメなのっ!」
「わかった、わかった。もうおしまいだから」
残念ながら、名無しのごんべぇです。
7冊も花の本を集めましたが、どちらかというと野草や庭木に重点をおいていて、花壇や花屋さんの花の情報はやや薄いんです。
といいつつ、すごーくメジャーな、よく見かける人気の花だったりして……。
自分が知らないと、すごく珍しいものなのではないか、と思いこみがちですよね。 -
「私は誰でしょう」
「おやおやおやぁ。これは花かしら。なんてちっちゃいの! 2mmってところ?」
「くふふふふ。よくぞ私たちに目をつけましたね」 -
「私は誰でしょう」
「ツル性の植物よね。それはよく見かけるんだけど、へぇーっ、こんな花が咲くんだ」
「くふふふふ。あなた、私たちのことがよく分かっていないようね」
「ん? どういう意味?」
「くふふふふ。くふふふふ」 -
「私は誰でしょう」
「なるべく近くで撮りたいから、カメラの設定をマニュアルでなく、デジタルズームにして挑戦してみるかっ! なんだか、ろうそく立てみたいね」
「くふふふふ。なんとでも言うといいわ」 -
「私は誰でしょう」
「このオレンジの花がいかに小さいか、ってことを証明する写真も撮らなくっちゃね」
「くふふふふ。だからオレンジは花じゃないんですってば」
「えっ!? じゃあ、なに?」
「くふふふふ。くふふふふ」
ヤブガラシです。
これは手元の本ですぐに分かりました。
オレンジの花らしきものが見える、まさしくそっくりな写真が載っていました。
漢字にすると、「藪枯らし」。
他の植物に覆いかぶさって枯れさせる、というのが名前の由来だそうです。
これでもブドウ科。
ツル性のところがブドウと共通しているのでしょうか。
驚いたことに、このオレンジの部分は、花ではないそうです。
花びらは緑で、これはそれを受ける花盤なのだそうです。
このように花盤が見えているのは、もう花びらは落ちて散ってしまっていることになります。 -
「私は誰でしょう」
「あら、あなた、どうしたの。そんなところでたった1輪で……」
「ほっといていただけないかしら。わたくしの勝手でしょ」 -
「私は誰でしょう」
「うふふ。ほっとけと言われれば、余計に気になるもの。画面にはみ出るほどのアップで撮らせてね」
「よろしいでしょう。許可いたします」
「ははーっ、ありがたき幸せ!」 -
「私は誰でしょう」
「実は、あなたのお仲間はたくさん見かけていたけど、正直、いままで特に撮影意欲はわかなかったのよね。でも1人ぽつんと立っているあなたには、妙に惹かれてしまいました」
「一緒にしないでいただきたいわ。あの者たちとは、生まれも育ちも違います。高貴な血筋というのは、孤独なものなのです」
「そうですか。申し訳ありません。(小声で)なんか必死っぽくって、かえって痛々しさを感じるなぁ」
グラジオラスです。
葉が剣のようなので、ラテン語で「剣」という意味のグラディウス(Gladius)にちなんで名づけられたそうです。
私はてっきり、花がゴージャスなので、そこからなまったのかと思いました(笑)。
栽培の注意として、倒れやすいので葉が伸びてきたら支柱を立てるようにしましょう、と書いてある本やサイトもありました。
後日、夜間にこの花を見かけたところ、まるで腰を折るように倒れていました。
でも翌朝見たら、すっきり立っていました。
夜は、休憩しているかもしれませんね。
あるいは花の重さのせいか。
翌々日の朝は、少し垂れ下がったままでしたから。
http://www.yuri.sakura.ne.jp/~hana/f1/ka-gyo/gurajiorasu.htm
http://yasashi.info/ku_00015.htm -
「私は誰でしょう」
「あれーっ、すっかり枯れたと思ってたのに、咲いているじゃん! どーして週末には見つけられなかったのかしら」
「ああ、来てたわね、週末。あんな時間じゃあねぇ」
「知ってたの? もしかして、隠れていたの?」
「いやぁねぇ、わざわざそんなこと、するわけないでしょ」 -
「私は誰でしょう」
「そっか。もしかしたら朝にしか咲かないのかな」
「アタリっ! もうっ、やっと気付いたの? いままで私たちの前を、何度、往復したと思ってるのよ」
「うーんとね、初めて気付いたのが2週間以上前だったよね。平日は朝と夜、週末はいつも夕方だけど、なんだかんだっいって毎日通ったから……20回以上?」
「ばかっ。誰もちゃんとした答えなんか、聞いてないわよ」
「うふふ、そうだと思った。からかってみたのよーん」
「もぅっ!」 -
「私は誰でしょう」
「角度を変えて、撮ってみまーす。つぼみがたくさん固まってぶらさがってて、面白いね。雨上がりで、露がたっぷり!」
「露がある方が、似合ってるでしょ?───あらっ、気をつけて!」
「なにが?───ひやーっ、滴が落ちてきた! 真上に電線があるせいねっ、冷たいっ!」
これは朝には咲きますが、昼過ぎると花がしぼんでしまうようです。
名前を見つけるのに苦労しました。
手元の7冊の花の本では、似た印象の写真を見つけることができませんでした。
ネットでキーワード検索をいろいろしてみました。
「青い花」「おしべ 黄」「花びら3弁」「初夏」。
そのうちに、なんとなく「ツユクサ(露草)」が、特徴が共通している気がしてきました。
でも、ツユクサくらい、花の本で調べなくても知っていました。
私の知っているツユクサは、こういうのではありませんでした。
調べてみても、ツユクサの写真といえば、3弁の花びらのうち1弁は白くちっちゃくて、一見するとネコ耳のような青い花びらが2枚しかない花ばかりです。
例えばこんなかんじ。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Tuyukusa.html
http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/59tuyukusa.htm
しかし、ついに見つけました。
ムラサキツユクサ
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/MurasakiTuyukusa.html
http://homepage2.nifty.com/hih/gallery1.htm
http://www.okhotsk.or.jp/32622ab/indexa062.htm
オオムラサキツユクサ
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/ooMurasakiTuyukusa.html
http://trace.kinokoyama.net/flower/1tuyukusa-ka/oomurasaki-tuyukusa.htm
http://www.babu.com/~xxx/yasou/v/oomurasakituyukusa.htm
オオムラサキツユクサか、「オオ」のつかないムラサキツユクサか。
とにかく、これもツユクサの仲間のようです。
元祖ツユクサとは、似てないですね〜。
ツユクサは、早朝の5時頃から開花し、ほぼ午前中には閉じてしまうそうです。
どおりで、週末ゆっくり撮影しようと目をつけていたのに、毎回、見つからなかったはずです(週末は、たいてい大寝坊していますから)。
これらの写真は、早朝5時台に撮りました@
夜半に大雨が降った翌朝です。 -
「私は誰でしょう」
「面白い形をしてるね〜。色も目立つし。おおっ、踏切が鳴った。電車が来るのね。走ってるところを狙って撮るか」
「私たち、電車が来ると、風で揺れちゃうよ〜」
「うーん、失敗したら、撮り直すから」
「どれどれ、どんな風に撮れたか、見せて?───ねぇ、どれが電車?」
「うーん、たしかによくわかんないね」 -
「私たちは誰でしょう」
「とりあえず、お次はアップの写真を。うん、これはピントが簡単に合うね。色のコントラストがはっきりしてるからかな。いや、ピントを合わせたいのが、手前じゃなくて真ん中に来てるから、カメラも無理しないですんでるのかな」
「どれどれ、どんな風に撮れたか、見せて?───へぇ、これが私たち? 私たちって、こんな風に見えるのね」
「まあ、写真でアップにすると、人の目からみたときの印象とも違ってくるけどね」 -
「私たちは誰でしょう」
「うーん、ピンクの小さな花が集まっていて、目をひいたよ〜。きれいなピンク! 小さな花がたくさん集まっているところもいいし、1つ1つの花も可愛いよぉ。もう1枚撮っちゃおう!」
「どれどれ見せて。あら、この写真なら、私たちの名前がわかりやすいんじゃない?」
「ほんと? うーん、でもポイントはどれ? 花がピンクなのは、さっきの写真もその前の写真も同じだしなぁ」
「もぉ。さっきの写真よりも葉っぱがきちんと写ってるでしょ?」
「うーん、だから?」
ノコギリソウです。
手元の花の本ですぐに見つけることができました。写真の印象がよく似ていたおかげです。
名前の由来は花ではなく、葉に細かい切り込みが入ってノコギリの歯のようにみえるからだそうです。
ハーブとしても扱われるそうで、ハーブとしての名前はヤロウだそうです。
ヤロウ……野郎?
学術名は、Achillea alpina。……アルプスのアキレス!?
アキレスといえば、ギリシャ神話「トロイの木馬」で活躍した、ギリシャ側の勇者です。
(映画「トロイ」でブラッド・ピットが演じたアキレスは、結構かっこよかった!)
母親が人間でなく女神で、彼女は子供を不死身にするために生まれてまもなくそういう河に全身を浸してあげたため、アキレスは不死身だったのですが、唯一、子供が流されてしまわないように母親がつかんでいた「かかと」だけは、ウィークポイントとして残ってしまいました。
それで、そこがアキレス腱と呼ばれるようになりました。
その彼がこの花(というか、草?)を兵士の傷の手当に使ったことから、彼にちなんで名付けられたのだとか。
http://flower365.web.infoseek.co.jp/00/006.html
http://www.yasashi.info/no_00001.htm
http://www.babu.com/~xxx/yasou/v/nokogiriso.htm
また、ネットでノコギリソウを調べたところ、セイヨウノコギリソウだのエゾノコギリソウだの色々ヒットしましたが、これはとりあえず西洋でも蝦夷でもないようです。
花のかんじが違ったので、わかりました。
セイヨウノコギリソウ
http://www.babu.com/~xxx/yasou/v/nokogiriso.htm
エゾノコギリソウ
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/compositae/ezonokogirisou/ezonokogirisou.htm -
「私は誰でしょう」
「いやぁ、たとえ花に関心はなくても、あなたのことを知らない人はいないでしょう。夏の風物詩の代表よね。今日はあなたの写真を撮るために、ちょっとだけ早起きしました!」
「早起き、って、5分だけでしょ」
「5分もあれば、写真は十分撮れますって。いやぁ、朝に拝むには、ちょっと強烈な……」
「強烈?」
「いやいや、あまりに高貴すぎるお色ですね」 -
「私は誰でしょう」
「なんとか三兄弟、なんちゃって」
「なに、バカなこと、言ってるのよ。もっとマシなコメントはないの?」
「代わりにしてくださいます?」
「……それは、あなたの役目でしょ」
「ですね、なんとか三兄弟さん」
「!!!」 -
「私は誰でしょう」
「おお、こうやって撮った写真を見せたら、あなたが誰か、って言われても、わからない人もいるかもねっ」
「なにしろ、肝心なところにきちっとピントが合ってないものね」
「いやぁ、これは、一本とられましたーっ!」 -
「私たちは誰でしょう」
「もう行かなくちゃいけないけど、名残り惜しいので、もう1枚、撮りま〜す」
「私たちはちっとも名残り惜しくないわよ。さっさと行ってしまいなさい」
「んもぅ、いけずなんだから!」
アサガオです。
いろーんな色のコレクションができたら良かったのですが……とりあえず目立ったこの色のアサガオに登場していただきました@ -
「私は誰でしょう」
「あなたは、できれば一面にぎっしり咲いているところが撮りたいのよ。8月になったら名所らしきところへ撮りに行こうかと思っているんだけど……ちょっとフライングで、先に撮っちゃおう。しかし、ここからだと遠いなぁ。あっち側だと、もっと近くから撮れそうなのに。(音楽、スタート)ねぇムーミン、あっち向いて。恥ずかしがら〜な〜いで」
「誰がムーミンじゃあ〜、誰が恥ずかしがっとるんじゃあ〜。ぜいたく言わんと、そこから撮れやぁ!」
「はいーっ、失礼しました、姐さんっ! では、ここから撮らせていただきますっ!」 -
「私は誰でしょう。って、もう知ってるよね」
「うん、知ってるよ。せっかくなので、姐さんの手前にいるあなたのアップも、また撮らせてね」
「いいよーっ。どんどん撮って〜」
「いやぁ〜、もっこりした蜂の巣のような真ん中が、たまりませんぜ〜っ」
「いいでしょーっ! 可愛いでしょーっ! えへへっ」 -
「私たちは誰でしょう。って、もう知ってるんだっけ」
「いやぁ、何枚撮っても飽きないよ、あなたたちはっ! まるで近眼の人の目玉のように真ん中がでっぱっているのも、いいねぇ」
「近眼の人の目玉〜っ! あはは、いやぁだぁ」
「あるいは、そうね、でべそっ」
「あははははは」
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- つーさん 2007/10/08 10:43:55
- 花の図鑑の様です
- こんにちはまみさん、つーです。
今日は天気があまりよくありませんが、早起きして拝見させて頂いたあと
近所の花の丘公園を訪れていました。コスモスが沢山咲いていました。
まみさんのように花の名前を知っていればもっと違った角度からも
楽しめそうですね。花の名前はその姿を良く表しています。
私は誰でしょうシリーズ楽しませて頂きました。ひとつひとつのストーリーが
本当に良く合っていてまみさんはきっと詩人のような方なのでしょうね。
そして何より花の気持ちが良くわかる綺麗な心の方だと思いました。
また遊びに来させて頂きますね。それでは。
- まみさん からの返信 2007/10/08 18:22:02
- RE: 花の図鑑の様です
- つーさん、こんにちは。
私は誰でしょうシリーズを見にきてくださってありがとうございます。
デジカメを手にしたばかりのときの写真、一年目はどの花も珍しく、たくさんの写真を撮りたいと張り切っていました。
二年目の今は、数多くというよりは、自分でもいいなと思える写真を撮りたいという気持ちが強まっています。
花の丘公園のコスモスを拝見しました。ふわふわの衣のようにたくさん咲いていてすてきですね。つーさんの撮影もとてもいいかんじでした。
大宮だと日帰り小旅行となるのでふらっと出かけられませんが、私も川沿い花壇のコスモスで、つーさんみたいなすてきな写真を撮りたいと思っています。
残念ながら川岸の彼岸花はもう終わりで、ずいぶん色が薄くピンク色になっていました。
昨日まで出かけていた和歌山では真っ赤に咲いていたのでまだ大丈夫かなぁと思ったのですが、残念。
-
- babyananさん 2006/07/27 20:45:19
- ヘリオトロープ
- まみさん こんにちわ
お花シリーズ、楽しく読ませていただいてますが、とてもお気に入りです☆わたしもデジカメは旅行用に購入しましたが、身近なものに目を向けるのもイイものですね。また、名前まできちんと調べてしまうところに脱帽です・・・!イキな会話も素敵ですね。私もデジカメ持ち歩きたくなってきましたよ。
ヘリオトロープ。
花の名前には疎い私ですが、ん?なんか聞いたことが?
最近読んだ本に載っていたからでした。ギリシャ神話の本に。
この花は、紫色の花をつける背の低い植物の総称のようですが、ギリシャ語で「太陽の方を向く」という意味だそうですね。
ヘリオトロープとはもともとクリュティエという乙女だったそうで、恋人だったアポロンに捨てられた後、絶望しものも食べず、ひとりで愛する人が太陽を動かすのを見ているうちに、クルティエはだんだん土に根が生え、とうとう太陽に顔を向けるヘリオトロープの花になったようです。。。
ちょっと裏話(?)
なんか、さみしくなっちゃってごめんなさい。
もしかして、ご存知だったかな??
これからも、お花シリーズだけでなくもちろん海外旅行のほうも、アップ楽しみにしてますね。
babyanan
- まみさん からの返信 2006/07/28 08:42:33
- RE: ヘリオトロープ
- babyananさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
ギリシャ神話のアポロンにふりむいてもらえなかった乙女の話は知っていましたが、ヘリオトロープと結びつきませんでした。教えてくださってありがとうございます@
いまは秋の旅行に向けて、ほそぼそと準備中。
観光情報などは嬉々として集めるのですが、ルーマニア語やハンガリー語はとかく、すっかり枯渇してしまった私のつたないドイツ語を多少は脳から掘り起こさなくてはならないかなぁと思っても、そういうのってなかなか手につきませんね。旅先では必要性をひしひしと感じるんですけど@
今年の私の旅行記は国内ばかり、どんどんアップしてます。
いやぁ、こんなにデジカメが楽しいとは@
それにやっぱり撮った写真は見て欲しいなぁと思うとアップしたくなるのですね。
今年の海外旅行の写真は秋にならないと仕入れられませんが、過去の分もまだあるんです。アップしたいなぁと思っても、みなさんの旅行記も見たいし〜と、時間が足らないです。
花の写真はまた続投しますので、ぜひ遊びに来てくださいませ。
babyananさんの東欧の旅行記の完成も楽しみにしています。
-
- SUR SHANGHAIさん 2006/07/15 13:35:20
- 花との対話
- …が面白い。
それぞれの花のキャラクターも変えているところが憎いですね〜。
普段その辺にあるものって目には入ってるんだけど、見えていなかったんだな、と花に例をとって気付かされます。
普段通っているような道でも、何かの建物が取り壊されると、
「あれ?ここには前、何のお店(または建物)があったっけ?」
と思いますものね。
- まみさん からの返信 2006/07/16 06:54:27
- RE: 花との対話
- SUR SHANGHAIさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>普段その辺にあるものって目には入ってるんだけど、見えていなかったんだな、
まさしくそうなんです。花ひとつとっても、近所にこんなに豊かに咲いていたのに、なぜ気付かなかったんだろう!と思うこのごろです。
心の眼が開いていないと、実際には何も見えないということですね。
花のキャラクターを決めると、おのずと会話が進みます@
むかし、小説なぞ書こうとしていたので、キャラクター設定は好きなんですよ〜。
ただストーリー展開が下手なので(平凡なので)、あきらめたクチです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
28