2006/06/13 - 2006/06/21
35961位(同エリア40671件中)
かたまねさん
ティレニア海の絶壁に建つ聖所記念堂ーSanturio della Madonna del Tindariーへ
行って来ました。
東方から奇跡的にもたらされたと伝えられ、
人々の信仰の拠りどころとなっている黒聖母,
ーMadonna neraーの像を拝観。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- JAL
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-
ティレニア湾の絶壁に建つとても綺麗な大聖堂。
外観からかなり新しい建物に見える。
パンフレットによると
古い聖所(今は非公開)は16C半ばに遡り、
その隣に新しいこの聖堂が1956〜1979年に建造された由。
ローマ法王も祝福にいらしたとか。
ここの正面にはベルヴェデーレ広場があって、ティンダリ岬と海岸、
それにエオリエ諸島までの素晴らしい眺望が堪能できる。 -
聖堂内部はピンク色基調のバロック装飾でかなり派手な印象。
主祭壇の金ピカ台座に安置された地味で控えめな様相の黒い聖母子との間に少し違和感を覚えた。
台座したの容器内の聖杯?を出し入れしながら短いお祈りをしたお坊さまも黒い肌のお人だった。
とても広い堂内に参詣者は数人のみ。静かな空間だった。 -
聖堂からは徒歩10分余で古代都市「ティンダリス」の考古学地区に行ける。
ここはシチリア島最後のギリシャ植民都市の一つであったが、ローマ時代に大胆な改造がおこなわれ、後にアラブ人によって破壊された。
都市は整然と設計され長い直線の主要道路や均一な街区があった。斜面にはギリシ劇場(BC2〜3世紀起源で後にローマ闘技場になる)の遺構が現存している。 -
ティンダリへは港町メッシーナからプルマンバスで往復。高速道路をぶっ飛ばし(実感!)山道に入るとちょっとだけスピードは落ちたが勢いよくつづれ折の急な坂道を山上まで登りきり約1時間で到着(;;◎◎;;)
1日1本のみの運行。運転手は同じバス(写真の青いバス)でそのまま1時間半待ち、メッシーナまで戻る。
行きの途中1回だけ停車。
運転手の奥さんと3歳くらいのお嬢ちゃんが待っていてお弁当を手渡す。
父と娘が、ハグしまくって見ていてこちらまで嬉しくなる。
往復料金8ユーロ。乗客は私1人。半日の楽しいドライヴだった。 -
ティンダリからメッシーナへの帰途、バス車窓から珍しい砂州を見る。
山の緑、海と空の素晴らしい青の競演、本当に心洗われる美しい風景だった。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- さすらいおじさんさん 2007/01/27 14:14:23
- 巡礼地、ティンダリ
- かたまねさん
お気に入りにご指名いただきありがとうございます。
私も体が動かなくなるまで旅をしたいと思っています。
私の旅行情報がお役に立てれば嬉しいです。
昨年シチリアに行きましたが、巡礼地、ティンダリの「黒い聖母」は知りませんでしたし、行けませんでした。
サンチャゴ・デ・コンポステーラは行きました。巡礼地を800キロの歩いて訪問する人達に感動しました。
ティンダリも機会があれば訪問してみたいとおもいました。これからもよろしくお願いします。
- かたまねさん からの返信 2007/01/27 15:00:39
- RE: 巡礼地、ティンダリ
- さすらいおじさん、
こちらこそどうぞ宜しくお願いいたします。
「黒いマリア」って色々な想像を駆り立てます。興味があって機会があればあちこちを訪ねています。キリスト教史はなかなか面白くて不信心者ですが深みにはまりそうです。去年10月にフィレンツェ空港への経由地パリでストップオーバにならないようにダッシュでシャルトルへ行きまして、地下礼拝堂安置のマグダラのマリアと娘(キリストとの間)サラの母娘像と言われる母子の姿を紆余曲折の挙句見てきました。真偽のほどは分かりませんが「黒い聖母子」の範疇かと思いました。
今からの計画(ずっと前からの憧れ)はマチュピチュとエルサレムです。
何となく1人旅ではちょっときついかな〜との思いが常に先行してまだ実現できません。旅行記を見せていただくと旅心がうずいて仕方ありません。
加齢現象が際立たない内に挑戦するつもりです。
では又。
- さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/27 17:54:22
- RE: 巡礼地、ティンダリ
- かたまねさん
エルサレムのキリストの道ー悲しみの道ーは感動しましたね。
エルサレムはユダヤ教ーキリスト教ーイスラム教 の聖地であり、聖地の2000年の歴史が今もいきずいている、不思議といえば不謹慎ですが、神聖なところでした。
エルサレムは訪問の価値は高いと思います。
- かたまねさん からの返信 2007/01/27 21:02:51
- RE: 巡礼地、ティンダリ
- さすらいおじさん、
お返事有難うございます。
学生時代ミッションスクールだったので教師がシスターだったちブラザーだったり、キリスト教倫理学が必須だったりした性かキリスト教には興味はあっても、何となく観念的で他人事?で済ませていました。最近、世界の争いが宗教に因を発する例を見ると「神」って一体どういう存在なのか、時にはそんな万能ならば全人類を'見返りなしに'直ぐに救済して、地球上のすべての生き物が安寧に生きられるよう魔法の杖でも振ってくれればいいのに〜〜、太っ腹な所を見せてくださったらどんな神さまでも帰依するのに〜〜なんて勝手千万なことを考えたりしていました。過日、「キリスト教とイスラム教の生まれた土地を訪ね、その風土に立ってみないと理解は絶対に不可能〜〜」という話を聞き、それ以来、温帯の島国の日本に居ては永遠に解らないということがどういうことか体験したく思っているのです。出来るだけ早い時期に是非訪ねたいです。
あの無礼な女性の管理官にも会って見たい、、なんて無謀な希望もアリ。
では又。
- さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/28 14:09:32
- RE: 巡礼地、ティンダリ
- かたまねさん
>最近、世界の争いが宗教に因を発する例を見ると「神」って一体どういう存在なのか、時にはそんな万能ならば全人類を'見返りなしに'直ぐに救済して、地球上のすべての生き物が安寧に生きられるよう魔法の杖でも振ってくれればいいのに〜〜、太っ腹な所を見せてくださったらどんな神さまでも帰依するのに〜〜なんて勝手千万なことを考えたりしていました。
全く同感です。もともとユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じヤハウエの神様を信仰していたわけですからヤハウエ神が出現して全世界仲良く、人殺しは教義違反だとはっきり伝えてくれれば中東の緊張は緩和すると思います。
>過日、「キリスト教とイスラム教の生まれた土地を訪ね、その風土に立ってみないと理解は絶対に不可能〜〜」という話を聞き、それ以来、温帯の島国の日本に居ては永遠に解らないということがどういうことか体験したく思っているのです。出来るだけ早い時期に是非訪ねたいです。
あの無礼な女性の管理官にも会って見たい、、なんて無謀な希望もアリ。
では又。
エルサレムの地に立ってみましたが、理解することは難しかったです。
ただ、宗教が生活の一部になっているし、命をかけて自分の宗教を守る気概は感じることができました。
日本ではあまり見ることができないことですね。
-
- おでぶねこさん 2006/07/08 21:12:37
- ティンダリ
- かたまねさん。こんばんは。
スペインの次はイタリアですね。
旅続きで羨ましい限りです。
素敵なところにいかれたのですね。
ティンダリ・・・全く知りませんでした。
往復同じ運転手さんとのドライブなんて
地方でしか味わえない
暖かくっていい思い出でしたね。
素敵な町を紹介してくださって
ありがとうございました。
おでぶねこ
- かたまねさん からの返信 2006/07/09 15:40:16
- RE: ティンダリ
- おでぶねこさま、
ティンダリ詣でへコメント下さり有難うございました。
当初の【パレルモからメッシーナ移動途中に、ティンダリにdropする】予定を直前に、【一旦メッシーナまで行ってから、そこから往復する】計画に変更したり、
具体的なアクセス情報が交錯したりで、何度かvisit取りやめにしようかと思いながら「根性」で行きました。苦労した甲斐があるほどの\"優れもの”スポットでした。それと、黒い聖母は、今までスペイン、ピレネー寄りの古教会や フランス、ブルゴーニュやオーベルニュで拝見した同様な黒マリア像に似ているように見えました。もっともここが一番豪華なお住まいでしたけど。でも、やはり黒いマリアさまには バロックよりロマネスクの雰囲気がお似合いと感じました。
おでぶねこさまの旅行記は絵もコメントも本当に素敵でどの街も、「私も行きたい」「又行きたい」と思います。気に入った街は何度行っても「もういい」、ということは無いですよね。それと後になって「ええっっ、あそこにあれがあったのぉ?しまったぁ〜、見逃した!」とかアホな理由で「せっかく辿り着いたのに〜〜見られなかった」、とか悲惨な例が、結構あるので、そういうときは、、、この地の神さんが「又おいで」と言ってくださった、、と思おう〜主義で再挑戦です。だからリベンジって言葉大好き。これからも、旅行記楽しみに拝見しますので宜しくお願いします。PS: どうでもいい話ながら、シチリア猫って、逆三角形顔が多くて何となく”たま”ってネーミングはそぐわない? と思いましたよ。たまたま丸顔猫に会わなかっただけかしらん? (=^. .^=)
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