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2006年6月のノルウェー旅行の旅行記です。フィヨルドを中心に観光しています。前編では、定番の「ナットシェル」ツアーによるソグネフィヨルド観光や、滞在地のヴォスの様子などを紹介します。

ノルウェー一人旅2006前編 ソグネフィヨルドとヴォス散策

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2006/06/23 - 2006/06/28

13位(同エリア23件中)

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mick

mickさん

2006年6月のノルウェー旅行の旅行記です。フィヨルドを中心に観光しています。前編では、定番の「ナットシェル」ツアーによるソグネフィヨルド観光や、滞在地のヴォスの様子などを紹介します。

同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
ルフトハンザドイツ航空

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  • 日本からフランクフルトを経由して、現地時間の19時過ぎにオスロに到着です。ホテルにチェックイン後、早速まだまだ明るいオスロの街に出てみます。中央駅から港まで、歩いて20分ぐらいだったでしょうか。港には大小さまざまな船が停泊しています。船の向こうにアーケシュフース城が見えます。

    日本からフランクフルトを経由して、現地時間の19時過ぎにオスロに到着です。ホテルにチェックイン後、早速まだまだ明るいオスロの街に出てみます。中央駅から港まで、歩いて20分ぐらいだったでしょうか。港には大小さまざまな船が停泊しています。船の向こうにアーケシュフース城が見えます。

  • この日は全国的に夏至祭が行われている日で、オスロでもいろいろイベントが行われているようで、街は賑やかです。市庁舎前広場は遊園地のようになっていました。

    この日は全国的に夏至祭が行われている日で、オスロでもいろいろイベントが行われているようで、街は賑やかです。市庁舎前広場は遊園地のようになっていました。

  • 翌日、いよいよフィヨルドの観光へと向かいます。ソグネフィヨルドへは、定番となっている「ノルウェー・イン・ア・ナットシェル」の周遊チケットを利用します。このチケットも日本の旅行会社で買った場合は初めに駅でスタンプを押してもらわなければなりませんが、前日に駅へ行ったところ、切符売り場がすでに閉まっていて、かなり焦りました。結局、近くに別のカウンターが開いていて助かりましたが…。翌朝にはこのカウンターも閉まっていたので、手続きは前日までに行っておいて正解のようです。<br />さて、旅の始まりは、列車でオスロから乗換駅のミュルダールへと向かいます。

    翌日、いよいよフィヨルドの観光へと向かいます。ソグネフィヨルドへは、定番となっている「ノルウェー・イン・ア・ナットシェル」の周遊チケットを利用します。このチケットも日本の旅行会社で買った場合は初めに駅でスタンプを押してもらわなければなりませんが、前日に駅へ行ったところ、切符売り場がすでに閉まっていて、かなり焦りました。結局、近くに別のカウンターが開いていて助かりましたが…。翌朝にはこのカウンターも閉まっていたので、手続きは前日までに行っておいて正解のようです。
    さて、旅の始まりは、列車でオスロから乗換駅のミュルダールへと向かいます。

  • 列車は水辺(どこまでが川でどこまでがフィヨルドなのかよく分かりません)に沿って走り、車窓には美しい景色が広がります。フィヨルド観光はこの列車に乗った時点ですでに始まっています。しばらくはのどかな風景が続きますが、列車は次第に山岳地帯へと登っていきます。

    列車は水辺(どこまでが川でどこまでがフィヨルドなのかよく分かりません)に沿って走り、車窓には美しい景色が広がります。フィヨルド観光はこの列車に乗った時点ですでに始まっています。しばらくはのどかな風景が続きますが、列車は次第に山岳地帯へと登っていきます。

  • 山に入ってくると、次第に雪も見えるようになってきます。途中のフィンセ駅でたまたま10分間の停車時間があったので、降りて景色を楽しむことができました。この駅は標高1222mの地点にあり、北欧で最も高いところにある駅です。(と列車のアナウンスで言っていたような気がします…。)

    山に入ってくると、次第に雪も見えるようになってきます。途中のフィンセ駅でたまたま10分間の停車時間があったので、降りて景色を楽しむことができました。この駅は標高1222mの地点にあり、北欧で最も高いところにある駅です。(と列車のアナウンスで言っていたような気がします…。)

  • 乗換駅のミュルダールです。ここは町ではなく、ただ駅があるだけですが、駅のホームから見える山々の景色もきれいです。ここでフロム鉄道に乗り換えます。

    乗換駅のミュルダールです。ここは町ではなく、ただ駅があるだけですが、駅のホームから見える山々の景色もきれいです。ここでフロム鉄道に乗り換えます。

  • フロム鉄道は、ミュルダールから渓谷を下り、フィヨルドに面した町、フロムへと向かいます。この鉄道の車窓からの景色は、世界の鉄道のなかでも屈指の美しさということで有名なようです。車窓ごしの風景なので、写真に撮るのは難しいですが…。

    フロム鉄道は、ミュルダールから渓谷を下り、フィヨルドに面した町、フロムへと向かいます。この鉄道の車窓からの景色は、世界の鉄道のなかでも屈指の美しさということで有名なようです。車窓ごしの風景なので、写真に撮るのは難しいですが…。

  • 列車内の様子です。トンネルを通過中です。山あいを走るので、トンネルも多いです。列車内はそれほど窮屈ではありません。案内のアナウンスが流れ、「次は右」「次は左」と見所を教えてくれるので、お客さんはその度に右へ左へ移動したりしています。

    列車内の様子です。トンネルを通過中です。山あいを走るので、トンネルも多いです。列車内はそれほど窮屈ではありません。案内のアナウンスが流れ、「次は右」「次は左」と見所を教えてくれるので、お客さんはその度に右へ左へ移動したりしています。

  • 途中、ヒョース滝の駅でしばらく停車時間があり、すぐ間近で迫力ある滝の様子を見ることができます。しばらくするとBGMが流れ、滝の前で女性が踊りを披露するというようなアトラクションもあります。

    途中、ヒョース滝の駅でしばらく停車時間があり、すぐ間近で迫力ある滝の様子を見ることができます。しばらくするとBGMが流れ、滝の前で女性が踊りを披露するというようなアトラクションもあります。

  • 列車はさらに山を下り、1時間弱でフロムに到着します。

    列車はさらに山を下り、1時間弱でフロムに到着します。

  • フロムからは船で、ソグネフィヨルドの最深部にあたるアウランフィヨルドとネーロイフィヨルドをクルーズしながらグドヴァンゲンへと向かいます。写真に写っているのがフロムの町です。駅からすぐ近くに港があります。フロムを出港し、いよいよフィヨルドの真っ只中へと向かいます。

    フロムからは船で、ソグネフィヨルドの最深部にあたるアウランフィヨルドとネーロイフィヨルドをクルーズしながらグドヴァンゲンへと向かいます。写真に写っているのがフロムの町です。駅からすぐ近くに港があります。フロムを出港し、いよいよフィヨルドの真っ只中へと向かいます。

  • やや曇ってきたせいもあってか、船の上はかなり寒くなっています。セーターを着ていてもまだ寒いくらいです。しかし、だからといって船室に引きこもっている訳にはいきません。デッキは大勢の観光客で込み合っており、良く景色の見える場所をキープするのは大変です。

    やや曇ってきたせいもあってか、船の上はかなり寒くなっています。セーターを着ていてもまだ寒いくらいです。しかし、だからといって船室に引きこもっている訳にはいきません。デッキは大勢の観光客で込み合っており、良く景色の見える場所をキープするのは大変です。

  • 水面はとても海とは思えないほど静かです。でもカモメがいるのでやっぱり海なのでしょう。えさをまく観光客がいるので大量に寄ってきています。その行為自体はどうかと思いますが…。

    水面はとても海とは思えないほど静かです。でもカモメがいるのでやっぱり海なのでしょう。えさをまく観光客がいるので大量に寄ってきています。その行為自体はどうかと思いますが…。

  • フィヨルドの景色の印象は、「きれい」というのより「すごい」というのが先に来る感じです。両岸には絶壁が高く高くそびえ立ち、そのスケールの大きさには圧倒されるばかりです。

    フィヨルドの景色の印象は、「きれい」というのより「すごい」というのが先に来る感じです。両岸には絶壁が高く高くそびえ立ち、そのスケールの大きさには圧倒されるばかりです。

  • 船は世界遺産にも指定されたネーロイフィヨルドに差し掛かり、どんどん狭く入り組んだ地形へと入っていきます。

    船は世界遺産にも指定されたネーロイフィヨルドに差し掛かり、どんどん狭く入り組んだ地形へと入っていきます。

  • 船上からの写真をもう1枚。きれいなU字型の稜線の向こうに雪の残る山が見えます。<br />こうして約2時間のクルーズを終えて船はグドヴァンゲンに到着し、そこからバスでヴォスへと向かいます。バスは何台か待っているので、定員オーバーで乗れないというようなことは無いとは思いますが、まあ早めに降りる準備をして乗降口付近で待っておいたほうが無難でしょう。

    船上からの写真をもう1枚。きれいなU字型の稜線の向こうに雪の残る山が見えます。
    こうして約2時間のクルーズを終えて船はグドヴァンゲンに到着し、そこからバスでヴォスへと向かいます。バスは何台か待っているので、定員オーバーで乗れないというようなことは無いとは思いますが、まあ早めに降りる準備をして乗降口付近で待っておいたほうが無難でしょう。

  • バスは、普通自動車でも苦労しそうな急坂をゆっくり登っていき、頂上付近のスタルハイムでしばらく停車します。ここにはホテルがあり、ロビーを通り抜けて裏庭に出ることができ、そこからの景色は絶景です。しばらく景色を堪能した後、バスに戻って再出発するわけですが、出発時間になっても何人かがバスに戻ってきておらず、運転手さんがわざわざ探しにいっていました。こういう事態は避けたいものです…。

    バスは、普通自動車でも苦労しそうな急坂をゆっくり登っていき、頂上付近のスタルハイムでしばらく停車します。ここにはホテルがあり、ロビーを通り抜けて裏庭に出ることができ、そこからの景色は絶景です。しばらく景色を堪能した後、バスに戻って再出発するわけですが、出発時間になっても何人かがバスに戻ってきておらず、運転手さんがわざわざ探しにいっていました。こういう事態は避けたいものです…。

  • ヴォスに到着です。宿泊したパークホテル・ヴォスヴァンゲンは、駅のすぐ近くにあります。部屋にはベランダがあり、そこから湖をみわたすことができました。ただし、シャワールームの水はけが良くなくてすぐトイレまで水浸しになるなど、部屋の設備自体はあまり良いとは思えませんでしたが…。まあその辺を大目に見れば、やはり眺めの良い部屋というのはいいものです。

    ヴォスに到着です。宿泊したパークホテル・ヴォスヴァンゲンは、駅のすぐ近くにあります。部屋にはベランダがあり、そこから湖をみわたすことができました。ただし、シャワールームの水はけが良くなくてすぐトイレまで水浸しになるなど、部屋の設備自体はあまり良いとは思えませんでしたが…。まあその辺を大目に見れば、やはり眺めの良い部屋というのはいいものです。

  • ヴォスの町は第二次大戦で破壊されてしまい、この教会が町なかでは唯一古くから残っているものだそうです。<br />ヴォスの町の印象としては、もっと観光客で賑わっているかと思っていたのですが、驚くほど人通りは少なく、どこにでもある普通の田舎町といった感じです。レストランもわずかしか見当たらず、仕方なくホテルのレストランに行ったら、「満席」との事。みんな考えることは同じのようです。どうやらコンビニでパンでも買ってくるしかなさそうです…。

    ヴォスの町は第二次大戦で破壊されてしまい、この教会が町なかでは唯一古くから残っているものだそうです。
    ヴォスの町の印象としては、もっと観光客で賑わっているかと思っていたのですが、驚くほど人通りは少なく、どこにでもある普通の田舎町といった感じです。レストランもわずかしか見当たらず、仕方なくホテルのレストランに行ったら、「満席」との事。みんな考えることは同じのようです。どうやらコンビニでパンでも買ってくるしかなさそうです…。

  • 次の日は朝から小雨が降っていましたが、朝食をとっている間にやんできたようなので、あたりを散策することにしました。空は依然として曇っていますが、時おり雲の間から晴れ間がのぞくと、山の緑がとてもきれいに見えます。

    次の日は朝から小雨が降っていましたが、朝食をとっている間にやんできたようなので、あたりを散策することにしました。空は依然として曇っていますが、時おり雲の間から晴れ間がのぞくと、山の緑がとてもきれいに見えます。

  • 湖沿いの並木道を歩いていきます。遊歩道はよく整備されていて歩きやすいです。

    湖沿いの並木道を歩いていきます。遊歩道はよく整備されていて歩きやすいです。

  • Bordalsgjelet(発音不明)の渓谷です。町のホームページなどにも載っていて有名な場所のようなので、まあ途中に看板とかあるだろうと思い、地図も持たずに適当に歩いていきましたが、全然看板などはなく、おかげで山の中を散々さまよった末にようやくたどりつきました。

    Bordalsgjelet(発音不明)の渓谷です。町のホームページなどにも載っていて有名な場所のようなので、まあ途中に看板とかあるだろうと思い、地図も持たずに適当に歩いていきましたが、全然看板などはなく、おかげで山の中を散々さまよった末にようやくたどりつきました。

  • 渓谷の上に橋が架かっており、そこから見下ろした景色です。橋を渡ったところにようやく周辺の地図がありました。結局は一番広い道をまっすぐ来ていればここまでたどりついていたようです。町の中心からまっすぐ歩いてきていれば、30分ぐらいだったでしょうか。結局は1時間ぐらいかかっていますが…。

    渓谷の上に橋が架かっており、そこから見下ろした景色です。橋を渡ったところにようやく周辺の地図がありました。結局は一番広い道をまっすぐ来ていればここまでたどりついていたようです。町の中心からまっすぐ歩いてきていれば、30分ぐらいだったでしょうか。結局は1時間ぐらいかかっていますが…。

  • 写真左奥のほうがヴォスの市街です。渓谷のほうへは、写真右に見えている吊り橋を渡って来ます。<br />ヴォスの町は、周りをフィヨルド沿いの名所に囲まれているため、ただの中継地として見られがちだと思いますが、こうしてゆっくりと歩いてみると、このヴォスの景色もなかなか捨てたもんじゃないと思いました。

    写真左奥のほうがヴォスの市街です。渓谷のほうへは、写真右に見えている吊り橋を渡って来ます。
    ヴォスの町は、周りをフィヨルド沿いの名所に囲まれているため、ただの中継地として見られがちだと思いますが、こうしてゆっくりと歩いてみると、このヴォスの景色もなかなか捨てたもんじゃないと思いました。

  • 町の背後にあるハングレン山には、ロープウェイで登ることができます。上にはけっこう広いカフェもあり、ゆっくりと景色を楽しみながら軽食をとることもできます。

    町の背後にあるハングレン山には、ロープウェイで登ることができます。上にはけっこう広いカフェもあり、ゆっくりと景色を楽しみながら軽食をとることもできます。

  • 同じくハングレン山から、市街のほうの景色です。写真の真ん中には、小さいですがパラグライダーがうつっています。このときヴォスではアウトドアスポーツの大会が開かれていて、これも競技の一つのようです。選手たちは、空中で逆さまになったりクルクル回ったり、すごい技を連発していました。残念ながら写真には撮れませんでしたが…。<br />さて、午後からはハダンゲルフィヨルドに向かいます。しかし、そこでは思わぬハプニングの連続が!と、大げさな次回予告で後編に続きます。

    同じくハングレン山から、市街のほうの景色です。写真の真ん中には、小さいですがパラグライダーがうつっています。このときヴォスではアウトドアスポーツの大会が開かれていて、これも競技の一つのようです。選手たちは、空中で逆さまになったりクルクル回ったり、すごい技を連発していました。残念ながら写真には撮れませんでしたが…。
    さて、午後からはハダンゲルフィヨルドに向かいます。しかし、そこでは思わぬハプニングの連続が!と、大げさな次回予告で後編に続きます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • kazu0204さん 2006/07/07 21:42:53
    来週末からいきます!
    mickさん、はじめまして。
    フィヨルドツアーの写真をたっぷり見せて頂きました♪
    僕も来週末から、オスロに向けて旅立ち、
    ナットシェルでソグネフィヨルドをまわります。
    同じく一人旅です。

    ベルゲン急行の乗車時間はかなり長いですよね。
    確か5時間くらいだったかな。
    4時間くらいでフィセ駅に着くようですが、
    やっぱり大変じゃありませんでした?

    また、ゆっくり遊びにきます♪

    mick

    mickさん からの返信 2006/07/08 00:43:47
    RE: 来週末からいきます!
    書き込みありがとうございます!!!
    kazu0204さんの今回のご旅行が、
    素晴らしいものになることをお祈りしています。
    さて、ベルゲン急行についてですが、
    座席によって広かったり狭かったりするので
    運次第のようなところもありますが、
    きれいな景色を見ながらの旅になりますので、
    少なくとも飛行機で5時間移動するのよりは
    ずっと快適だと思いますよ。
    それでは、体調には十分お気をつけて
    (天気によってはかなり寒くなりますので、
    防寒着等を忘れずに!)
    楽しんできて下さい。

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