2005/05/22 - 2005/05/22
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buchijoyceさん
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ナスカへ
5月22日(日)晴れ
早く起きた。空を見ると雲がたれこめている。天気が悪いとナスカへの飛行機は飛ばない、昨夜のご夫妻は4時間も待たされたという。とはいえ現地までは行ってみるしかない。
6時朝食。ご主人がご飯を温めてくれた。お味噌汁もできている。
6時45分迎えが来る。昨日の運転手さんだ。チェックインして、空港使用料を払い、ゲイトを入る。ナスカへの中継点、イカ行きは8時発となっていたが、8時になっても飛ばない。係員に聞きに行くと、「8時半、maybe」ということだった。8時15分、バスに乗ってもいいという。Maybeどおりだ。セスナに乗った。左側の前から二番目の窓を取った。しかし動き始めるとプロペラが煙のように視界の邪魔をする。飛行機は海上に出る。海岸線には打ち寄せる波が白く見える。やがて下は雲に覆われ、アンデスの山並みがまるで海に浮かぶ島のように見える。イカ(ICA)まで約1時間、やっと下に土作りの四角い家々が見え始めた。海岸線は降雨量が極端に少ないところなので、家のつくりは常に工事途中のような形で終わっているのだそうだ。その後に、お金ができたら、建て増ししていくのだとか。
イカ空港で、待つことしばし。目の前の木にハチドリが飛んできた。まもなくナスカへの飛行に出かける。私たちの飛行機は10人乗り位だ。一番後、左右に陣取る。眼下はすごい砂漠だ。まるで砂の中に山がかろうじて顔を出しているといった感じだ。山々の間を流れるのも氷河ならぬ土砂の川だ。砂、砂、砂、どこもここも砂ばかり。枯れた川の跡にそって、それでも植物が生えている。
飛行機が高度を下げた。ガイドのお兄さんがマイクを使って叫ぶ。「右、スペイスマン」。と言われても、始めはなかなか見つけられない。「あつ、いた、いた!」
おなじみの線画がはっきりとそんなに大きくはなく見える。続いて、「モンキー」「スパイダー」ベルトを思いっきり伸ばして立ち上がる。「わかった〜」
飛行機は左右の客に見せるために旋回を繰り返す。そのときは子どものように歓声を上げて夢中で見ているからいいが、少したってから飛行機酔いだろうか、いささか頭が痛くなった。
イカ空港で休んでいると、コンドルが檻にいると同乗の日本人ご夫妻が教えてくれた。カメラを持っていくと、檻の中にコンドルがいる。係りが檻の中に入って写真を撮れという。コンドルの名はぺぺ。係りがコンドルの顔を横にすると、羽を広げた。今度はコンドルを広い芝生に連れ出してくれ、そこを撮れという。これはありがたい、とシャッターを切る。コンドルは羽を広げて駆けずり回る。でも羽を痛めているのか飛び立つことは出来ない。いろいろしてもらったので、チップを渡して急いで戻る。まだ客はそのまま。Papasanにコンドルがいるよというと、急いで見に行った。
バスに乗って博物館に行った。博物館はあのナスカの研究家だったドイツ人女性の博物館かと思っていたら違った。でも博物館にはイチャン、ナスカといった時代の土器や織物、ミイラや人骨などが展示されている。土器の模様は斬新。現代にも通じるデザインである。土器なのに模様が描かれ、彩色され、しかも光沢がある。形もユニークである。土色も赤い、鉄分が多いのかな。酒壷は面白かった。カメラ代を払って、写真を撮っておけばよかった。
ナスカというと日本では地上絵というが、英語ではLINEという。線描きと言う意味なのだろう。BC900年ごろからナスカ文化が起こり更に900年ぐらいかけて発展していく。
オアシスで車で砂山を駆け下りるスリリングなアクションがあるようだったが、私たちはパス。水辺のレストランでpapasanはビール、私はピスコ・サワー(ピスコとはブドウの産地名。そのブドウの蒸留酒に卵白とレモンを入れてシェイクしたもの)を飲んでいるとガイドが日本語を教えてくれと言って来たので、ひらがなを教えている。ここで支払いのときミスをした。計算書の数字をソルとドルと間違えた。ソルはSと書き、ドルは$と書く。まだソルを持っていなかった。そこでドルと勘違いしてしまったのである。1ドルは3.2ソル。ビールとピスコ・サワーだけで14ドルなんて。しかし相手は間違える方が悪いんだとばかり、平気で受け取る。高いチップだった。
昼食の時、さっきの日本人ご夫妻と同席した。たのしいご夫妻で話がはずんだ。ご主人は名古屋の市役所に勤務して、退職して次の職場に行くまで2ケ月、時間があるので、旅に出たとのことだった。私たちとは反対にナスカが最後なのだそうだ。このご主人、スペイン語がよくできた。話は前後するが、そのご主人に通訳してもらったら、あのペペ、野生のコンドルだが羽を痛めているので保護している。回復したら野生に返す、とのことだった。ペペが野生にかえれることを祈ろう。
「ナスカの陶器のデザインいいですね。気に入りました。香苗さんの肥やしになっているのでしょうね」というと、「そうなんですよ」といろいろ話してくれた。部屋の壁にかかっている厚手の織物は地上絵がモチーフ。白と黒が基調だがハチドリだけ赤を使っている。これ買って帰りたいけど、ウチにはかける壁がない。
夕食は仕事のお二人と私たちとカンツータのご夫妻。今日は焼き魚にメバチマグロの刺身だ。もちろん白菜やキュウリ、なす、ニンジンのぬかづけ(パン漬け)、味噌汁もある。Papasanはワインを飲んでいいご機嫌である。明日は朝が早いので、お弁当を作ってくれるという。仕事で来ている渡辺さんも「明日、お弁当を作ってください」と頼むと、奥さんが、「奥津さんの分を作るからいいですよ」と言っている。渡辺さんが「ここのお弁当は心がこもっているから」と私に言った。味噌汁の味噌は手前味噌、2ケ月に1回の割りで手作りしているのだという。しかも麹も自分で作ってのことだ。私も食べることにはまめの方だが、これには恐れ入る。
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