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与那国島→石垣島→西表島<br /><br />11月11日<br /><br />今日は41回目の結婚記念日だ。<br /><br />8時朝食。9時出発。<br />比川から祖納へ行ってしまったので、畑の中を通って、もういちど立神岩を見に行く。光の具合が昨日よりはいいが、光はちょうど雲でさえぎられている。戻ろうとすると光が差し出した。「ママのためにお日様が出てくれた」と娘。いそいで展望台へ戻り写真を撮る。岩の色が変わってきた。<br /><br />祖内へ戻り車を返し、空港へ。ジェット機だ。石垣まで25分。タクシーで港まで行き、船のチケットを買い、隣のビルで昼食に八重山そばを食べる。2時過ぎ、西表・大原港に着く。竹盛旅館の車が迎えに来てくれていた。<br /><br />西表島は八重山では一番大きな島だ。<br />周囲130km。面積289.2平方キロ。人口2,251人。<br />西表島は竹富町。八重山諸島は石垣島と与那国島以外は竹富町に入っている。竹富町の町役場は石垣島の桟橋ちかくににある。<br /><br />部屋は和室だが2間続き。窓からは仲間川が見渡せる。荷物を置き、カメラバッグだけ持ってレンタカーの乗る。今度はスターレットだ。2ドアなのでちょっと狭い。先ずは時間の制限のある野生生物保護センターに行く。入り口近くに保護されリハビリを受けているイリオモテヤマネコの生中継が見られる。カメラの位置のせいで、後姿しか見られない。時々、耳が動いたり、あくびや背伸びをするしぐさは見られるのだが、こっちを向いてくれない。交通事故で死んだ山猫たちの剥製が並んでいる。こんなに事故にあっているということだ。ヤマネコだけでなく、動物や鳥たちの剥製も並んでいる。目に付いたのはカンムリワシ。そうだ、電線に止まっていると聞いたっけ。<br /><br />水牛車にのって由布島へ。水牛車に乗って由布島にわたるだけで一度行った人間には、なんてことはないのだが、初めての人がいるので行った。由布島は植物園みたいなもんだ。私には由布島はマラリヤを避けての避難場所であったことの方が記憶に残っている。<br /><br />水牛の車で帰りに御者のおじさんが三線を引きながらアサドヤユンタを歌ってくれた。私たちも調子にのっていっしょに歌っている。でも若い人たちは黙ったまま。おりてから娘に「どうして日本人はのれないのかね。歌ぐらいうたってもいいだろうに」というと、「若い人は知らないんじゃない。私だってこの歌まったく知らないもの」と来た。「えっ、知らない?」「だって、ウチではクラッシク以外流れていなかったじゃない」これには参った。八重山民謡はよくラジオから流れるのを親が聞いていた。だから二分の一の私は嫌いではなかったが、四分の一の子どもたちには好き嫌い以前に伝承が途絶えていたんだ。<br /><br />西の先まで白浜までドライブした。道路はここで終わり。はじめは西表で一番長い川、浦内川をさかのぼって滝百選に選ばれたマリュドゥの滝に行く予定だったが、その地区がお祭りで宿が取れなかった。でも見る限りお祭りの飾りつけは見当たらない。後で知ったのだが、そこの祭りは無形文化財にも指定されている伝統の節祭りだった。<br /><br />道路沿いに「ホテル建設反対」の看板が見える。千葉の業者が島人の反対を押し切って大型リゾートホテルを建てたという話は聞いていた。どんなホテルなんだろう。探してみる。道沿いに何台もバスが止まっていた。うん、ここだろう。そこを曲がると、4階位の建物だが何棟もあるリゾートホテルが見えた。その先はビーチ。浜ではなにやら撮影をしていた。夕日が沈んでいく。<br /><br />夕暮れの中を車を走らせるとシロハラクイナ、オオコウモリなどが見えた。と、娘が叫んだ。「カンムリワシ!」車を止め、反対側を見ると、電線にとまっているワシの姿が見えた。デジカメを持って急いでシャッターを切る。夕暮れだし、撮れたかどうか。<br />でもカンムリワシに会えて、一同ご機嫌で暗くなった道を進んだ。ところが暗いから仲間川を気がつかずに渡ってしまい、大原側で竹盛旅館を探してさまよった。やっとスーパーで教えてもらった。仲間川に気がつけばなんのことはなかったのだが。7時過ぎに到着。ご主人が私達がどこに行ってしまったのだろうと気にかけていてくれた。荷物を置いて食事をした。美味しい。特に赤米のご飯がとても美味しかった。<br /><br />若い男性がインターネットをしている。そこでどうすればいいのかたずねるとパソコンにこのケーブルをつなげばいいのだと教えてくれた。自分のパソコンを持って行き、教えられたとおりにやってみたがつながらなかった。<br /><br />ご主人に手伝ってもらったが、やっぱりダメ。ご主人に「ごめんなさい」といわれてかえって恐縮。部屋にかえって、さっき撮ったカンムリワシの写真を見た。大丈夫、撮れてる。<br /><br />カンムリワシは特別天然記念物に指定されている。八重山諸島では留鳥。ボクシングの具志堅用高さんが「カンムリワシのようになりたい」と発言して脚光を浴びた。<br /><br />

南の島へ4

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2005/11/08 - 2004/11/15

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buchijoyce

buchijoyceさん

与那国島→石垣島→西表島

11月11日

今日は41回目の結婚記念日だ。

8時朝食。9時出発。
比川から祖納へ行ってしまったので、畑の中を通って、もういちど立神岩を見に行く。光の具合が昨日よりはいいが、光はちょうど雲でさえぎられている。戻ろうとすると光が差し出した。「ママのためにお日様が出てくれた」と娘。いそいで展望台へ戻り写真を撮る。岩の色が変わってきた。

祖内へ戻り車を返し、空港へ。ジェット機だ。石垣まで25分。タクシーで港まで行き、船のチケットを買い、隣のビルで昼食に八重山そばを食べる。2時過ぎ、西表・大原港に着く。竹盛旅館の車が迎えに来てくれていた。

西表島は八重山では一番大きな島だ。
周囲130km。面積289.2平方キロ。人口2,251人。
西表島は竹富町。八重山諸島は石垣島と与那国島以外は竹富町に入っている。竹富町の町役場は石垣島の桟橋ちかくににある。

部屋は和室だが2間続き。窓からは仲間川が見渡せる。荷物を置き、カメラバッグだけ持ってレンタカーの乗る。今度はスターレットだ。2ドアなのでちょっと狭い。先ずは時間の制限のある野生生物保護センターに行く。入り口近くに保護されリハビリを受けているイリオモテヤマネコの生中継が見られる。カメラの位置のせいで、後姿しか見られない。時々、耳が動いたり、あくびや背伸びをするしぐさは見られるのだが、こっちを向いてくれない。交通事故で死んだ山猫たちの剥製が並んでいる。こんなに事故にあっているということだ。ヤマネコだけでなく、動物や鳥たちの剥製も並んでいる。目に付いたのはカンムリワシ。そうだ、電線に止まっていると聞いたっけ。

水牛車にのって由布島へ。水牛車に乗って由布島にわたるだけで一度行った人間には、なんてことはないのだが、初めての人がいるので行った。由布島は植物園みたいなもんだ。私には由布島はマラリヤを避けての避難場所であったことの方が記憶に残っている。

水牛の車で帰りに御者のおじさんが三線を引きながらアサドヤユンタを歌ってくれた。私たちも調子にのっていっしょに歌っている。でも若い人たちは黙ったまま。おりてから娘に「どうして日本人はのれないのかね。歌ぐらいうたってもいいだろうに」というと、「若い人は知らないんじゃない。私だってこの歌まったく知らないもの」と来た。「えっ、知らない?」「だって、ウチではクラッシク以外流れていなかったじゃない」これには参った。八重山民謡はよくラジオから流れるのを親が聞いていた。だから二分の一の私は嫌いではなかったが、四分の一の子どもたちには好き嫌い以前に伝承が途絶えていたんだ。

西の先まで白浜までドライブした。道路はここで終わり。はじめは西表で一番長い川、浦内川をさかのぼって滝百選に選ばれたマリュドゥの滝に行く予定だったが、その地区がお祭りで宿が取れなかった。でも見る限りお祭りの飾りつけは見当たらない。後で知ったのだが、そこの祭りは無形文化財にも指定されている伝統の節祭りだった。

道路沿いに「ホテル建設反対」の看板が見える。千葉の業者が島人の反対を押し切って大型リゾートホテルを建てたという話は聞いていた。どんなホテルなんだろう。探してみる。道沿いに何台もバスが止まっていた。うん、ここだろう。そこを曲がると、4階位の建物だが何棟もあるリゾートホテルが見えた。その先はビーチ。浜ではなにやら撮影をしていた。夕日が沈んでいく。

夕暮れの中を車を走らせるとシロハラクイナ、オオコウモリなどが見えた。と、娘が叫んだ。「カンムリワシ!」車を止め、反対側を見ると、電線にとまっているワシの姿が見えた。デジカメを持って急いでシャッターを切る。夕暮れだし、撮れたかどうか。
でもカンムリワシに会えて、一同ご機嫌で暗くなった道を進んだ。ところが暗いから仲間川を気がつかずに渡ってしまい、大原側で竹盛旅館を探してさまよった。やっとスーパーで教えてもらった。仲間川に気がつけばなんのことはなかったのだが。7時過ぎに到着。ご主人が私達がどこに行ってしまったのだろうと気にかけていてくれた。荷物を置いて食事をした。美味しい。特に赤米のご飯がとても美味しかった。

若い男性がインターネットをしている。そこでどうすればいいのかたずねるとパソコンにこのケーブルをつなげばいいのだと教えてくれた。自分のパソコンを持って行き、教えられたとおりにやってみたがつながらなかった。

ご主人に手伝ってもらったが、やっぱりダメ。ご主人に「ごめんなさい」といわれてかえって恐縮。部屋にかえって、さっき撮ったカンムリワシの写真を見た。大丈夫、撮れてる。

カンムリワシは特別天然記念物に指定されている。八重山諸島では留鳥。ボクシングの具志堅用高さんが「カンムリワシのようになりたい」と発言して脚光を浴びた。

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