2006/04/17 - 2006/04/20
12751位(同エリア16707件中)
うさびんさん
バリ島南部の半島部西岸、ングラライ空港からほど近い静かな漁村ジンバラン。
昼下がり、海辺へとつづくゆるやかな村道。
宿へと向かう僕らの車は突然にぎやかな祭列に出くわして足止めをくう。
神々の島バリではきっと日々あたりまえのように繰り返されている光景。
けだるい熱帯の一日が、ようやく遅い終わりを迎えようとしていた。
車を降りた僕はしばらく、通り過ぎていく人々の真っ白な衣装と笑顔を、カメラを構えるでもなくただまぶしい思いで見つめていた。
瞬間、傾きかけた午後の太陽のおだやかな日差しが
ひときわその輝きをまして目の前に降り注いだ。
まるで敬虔な父子を祝福するかのように。
僕はいそいでカメラを構えた。
この写真が撮りたかった。
夢中でシャッターを切った刹那にそう思った。
フィルムも時間もまだまだあったけれど、この一枚でいいと思った。
はなやかなガムランの音につつまれて、人々の笑い声が夢のようにゆっくりと遠ざかっていった。
はるかバリの地にいく前から知っていたような気がする
だけど、僕たちはもう忘れてしまったかもしれない
ずっと心の中にあったようなあたたかい光景だった。
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宿についてから海を訪れると、再び祭列がやってきた。
潮風にゆれる竹飾りとガムランの音。 -
ジンバラン・ビーチのイカン・バカール
イカン・バカールとは「魚のバーベキュー」といった意味のジンバラン名物である。
手ごろな値段でワイルドな味を楽しみながら、ロマンチックなムードも楽しめる、贅沢な時間。 -
海辺の祭列
鮮やかな彩りの傘も、黄昏に次第に色を失って。 -
供物を運ぶ女性。
びっくりするほど大きなものもめずらしくない。
供物を造るのも、運ぶのもバリの女性の大切な仕事である。 -
祈りを終えて去っていく祭列。
夕闇がせまる海辺に、ようやく静寂が訪れる。 -
祭列が去り、ひとけのなくなったビーチ。
黄昏の海を、一隻の船が横切っていった。 -
夜のとばり
砂浜におかれた沢山のテーブルに少しずつキャンドルが灯されていく。
さあ、イカン・バカールの時間だ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- mottiさん 2006/06/28 12:23:00
- はじめまして。
- うさびんさんはとっても素敵な写真を撮られる方ですね。
奥行きのある写真もきれいだし、人物もかっこいい。
プロの方ですか?
旅行記の更新がとても楽しみです。(*°v °*)
motti
- うさびんさん からの返信 2006/06/30 13:26:33
- RE: はじめまして。
- どうもありがとうございますー!とってもうれしいです・・・けど僕は写真はただ好きな程度の素人で全然プロではないです(A\'ー\') それでも、やっぱり美しいところやパワーのあるところにいくと、その力をもらって無我夢中で撮ってるうちに自然となかなかいい写真が撮れるなーと思ってます。旅行記いまのところあまり書けてなくてごめんなさいっ! ちょっとずつ書いていこうと思います。また見に来てくださいね。
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