ジヴェルニー再び＆レザンドリー

2006/06/24 - 2006/06/24

オランジェリーで｢睡蓮｣を見たからというワケじゃありませんが、またモネの家。今回はジヴェルニーに移る前にいた家にも行ってみた。ついでなので、ちょっと足を伸ばしてレザンドリーとガイヤール城にも行ってきました。

エリア フランス

ジヴェルニーのモネの家を訪れるツアーでも、最近は彼の絵にゆかりのある場所を通っていくルートも出てきているそうです。ここもその一つ、｢サンマルタン島の小道｣の絵が描かれた場所。木は成長するので当然景色は多少変わっていますが、遠くに見える街並みは、今も変わっていません。

ヴェトゥーユのモネが住んでいた家。1878年から1881年まで住んでいたというプレートが付いていました。

ここにも｢印象派の道｣のカンバンが。アトリエは？と訊かれたモネは｢ココが私のアトリエです｣とセ−ヌやヴェトゥ−ユの街や丘を指さしたといわれてます。｢冬のヴェトゥーユ村への入り口｣みたいなタイトルですが、ワタクシには初見。モネは光！緑！のような印象だったのですが、こういう作品もあるのですね、妻カミーユが亡くなる頃の作品ですから、その影響があるのかもしれません。

ジヴェルニーに行く途中で見かけた、LA ROCHE-GUYON(ラ･ロッシュ･ギュイヨン)城。

前の写真にある古城とセーヌを見下ろせる場所。時間がゆっくり流れてますね〜。

やっと来ましたモネの家。昨年来たときよりも人が多い印象。チケット買うだけで多少なりとも並ばなければならなかったしね〜。人波をカットしたら、横長写真になってしまった。

モネの家には本物は一枚もなく浮世絵ばかりで、おまけにこの日はかなりの観光客でごった返していましたので、サッサとお庭へ。

ル･ポン･ジャポネ(日本橋)のところには、藤があるのですが、さすがにこの季節では終わってました。

睡蓮の花が咲いていました。

ワタクシの好きな景色。

レザンドリー(Les Andleys)への途中で見かけた塔。街を囲む城壁の一部の見張塔の名残だろうか。

レザンドリーの街近くの高台にあるガイヤール城。イングランド王リチャード･ライオンハーテッド(教科書では獅子心王と訳されますね)が、ノルマンディー公を兼ねていた時代に公国の都ルーアンを守る出城として造ったもの。難攻不落と言われていたそうな。

セーヌ川とレザンドリーの街遠景。この時点でお昼頃になり、パリに戻るのをやめて、こちらでランチにすることに。セーヌが見えるレストランに入れたのですが、サクッと食べるつもりが、時間がゆっくり流れてますんで、一時間半かかりました。

ガイヤール城近景。難攻不落と書きましたが、なんとトイレ用の孔から侵入されて、ついに陥落したそうです。時のイングランド王ジョンはザ･ラックランド(失地王)という情けない名前で歴史に名を残すことになったわけ。その後は誰が守っても反乱を起こされると厄介だということで、かなり破壊されたとのこと。

ガイヤール城のある高台から見下ろしたレザンドリーの街並み。