尾瀬檜枝岐温泉・木賊温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
とうとう4度目の尾瀬。<br />今までで、最も早い時期の探訪である。<br />出発の、前々日の夜、今回ツアー企画のCT社のツアコンのSさん(女性)から、<br />料理中に電話がかかってきた。<br />「尾瀬は非常に寒い(気温5度)ので、セーターと雨具をお忘れなく」。<br />ツアコンから連絡があるのは希だ。今年は雪が多かったから、どうなのかと考える。<br /><br />10日、早朝6時25分発の快速で、東京へ。新宿の集合場所へ(8時集合)。<br />今回も居酒屋主人O君とである。<br />総員39名+Sさんのツアー開始である。<br />関越練馬から一路沼田インターへ、更に乗り換え場所の尾瀬戸倉へ到着。<br />関越から見る谷川岳に雪が残るのをみて、O君が「この時期にしては」と驚く。<br />車中で「井上食堂」の「マイタケ弁当」を食べる。<br />暖かくて美味い。<br />戸倉から、鳩待峠までの谷に、雪が多く残っているのに驚く。<br />鳩待峠にも、除雪された雪が、半端でなく多い。<br /><br />午前中鳩待峠に到着。本日はフリーハイキングで、檜枝岐小屋16時集合である。<br />今回は、1日目 鳩待峠〜山の鼻〜見晴(檜枝岐小屋宿泊)<br />2日目 見晴〜白砂〜尾瀬沼〜沼山峠、のスタンダードコースである。<br />最後は、檜枝岐村の温泉でひとっ風呂、東北道〜上野(20:30)。<br /><br />一路、山の鼻へ。<br />途中の谷、川沿いにも雪が残り、至仏山にも、スキーが出来るくらいの雪渓がある。<br />木道も一部雪に覆われている。<br />30分ほどで、山の鼻へ到着。<br />Sさん推奨の「花豆ジェラート」400円也を食す。<br />こってり甘くなく、さっぱりして美味い。<br />雪渓に残る、至仏山を背に、尾瀬ヶ原へ。<br />やはり、やはり、所々に、水芭蕉の群落は見えるものの、<br />雪解け跡の黒々した、湿原が続く。<br /><br />確かに、この時期の尾瀬は、「水芭蕉」のイメージが強い。<br />さすが、木道の間に、リュウキンカと水芭蕉が咲いているのが、印象的だ。<br />ショウジョウバカマは、単独?でポツンと咲いている。<br />茶紫色?のザゼンソウと水芭蕉の色の対比がすばらしい。<br />しかし、花は無くとも、郭公、ウグイス、ヒバリが確実に、春の訪れを告げる。<br />そして、早春の白樺等の、「芽立ち」が、これからの本格的春を予感させる。<br />この時期が無くては、春、夏は来ないのだ。<br />そして、今年はそれが遅れているということだ。<br />昨年、雪の重みで歪んでいた橋が、今年は、完全に「破壊」というところまでいっていた。<br />架け替えられているのである。<br />途中、Sさんのツアー経験を聞きながら、道行く。<br />15:00、見晴・檜枝岐小屋に1番乗り。早速一番風呂に入り、ビールで癒す。<br />気温は10度くらい。思ったよりは高い。<br /><br />O君は、ビールと缶チューハイ2本で、本格的準備。<br />夕食後、O君と話をしていると、愛知出身のご夫婦が加わる。<br />聞いてみると、東京で単身赴任の旦那さんと、尾瀬で「ランデブー」。<br />この「ランデブー」で盛り上がる。尾瀬は初めてで、期待したのに、<br />水芭蕉が少なくてと残念がっておられる。<br />ここで私の持論、<br />「美しい時期ばかりではない。美しさを準備する時期もある。<br />それが、今年この時期の尾瀬なのだと。それを含めた尾瀬が魅力的なのだと」。<br />納得され、更に一層話は盛り上がり、キュートな奥さんが、<br />中日ドラゴンズの「ナゴヤ球場」の「ボールガール」だと言うことが分かり、<br />更に盛り上がる。<br />楽しい夜の団らんだった。この間、O君、缶酎ハイをトータル10本あけて酩酊。<br />しかし、いびきはさほどでもナシ。<br /><br />翌朝5時起き、6時出発。白砂峠を経て、尾瀬沼へ。<br />集合は、沼山峠12:00。ゆっくりである。<br />途中、雪多く、木道が覆われている箇所が多い。<br />滑り止めが必要なくらいだ。<br />三平峠方面で、尾瀬沼一周を目論んだが、雪多く断念。<br />ツアコンのSさんは、しっかり回ったそうだ。<br /><br />大江湿原を経て、尾瀬沼ビジターセンターへ、8:30到着。<br />イワツバメが巣作りの真っ最中。<br />一休みして、尾瀬のスライド鑑賞。<br />尾瀬沼等の「客観情報」は下記HP。<br />http://www.oze-fnd.or.jp/numasizenjyouhou/2006/20060608/numashizenjouhou20060608.htm<br />花は下記HP<br />http://www.tepco.co.jp/eco/area/oze/album/sp01-j.html<br /><br />大江湿原は、7月はニッコウキスゲ群落だが、この時期は水芭蕉。<br />芽立ちとのコントラストがすばらしい。<br />ビジターセンターを9:30に出発。<br />途中、沼山峠からの日帰りツアーの大集団に出くわす。<br />雪の残る山道、皆、靴に滑り止めの「荒縄」を結わえている。<br />ツアコンさんの知恵のようだ。沼山峠の休憩所に用意はないとのこと。<br />沼山峠到着、10:30。なんと1時間30分前についた。<br />このあと、檜枝岐温泉で「ひとっ風呂」。ビールと裁ちそば。<br />東北道は渋滞なく、上野到着7:30。<br />帰着9:00過ぎ。<br />今回の土産は、いつものように、尾瀬ワンカップ、<br />そして檜枝岐の裁ちそば、そば米。<br />次は尾瀬バリエーションルートである。<br /><br /><br /><br />

4度目の尾瀬―尾瀬の美しさの多面性

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2006/06/10 - 2006/06/10

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尾瀬リピーター

尾瀬リピーターさん

とうとう4度目の尾瀬。
今までで、最も早い時期の探訪である。
出発の、前々日の夜、今回ツアー企画のCT社のツアコンのSさん(女性)から、
料理中に電話がかかってきた。
「尾瀬は非常に寒い(気温5度)ので、セーターと雨具をお忘れなく」。
ツアコンから連絡があるのは希だ。今年は雪が多かったから、どうなのかと考える。

10日、早朝6時25分発の快速で、東京へ。新宿の集合場所へ(8時集合)。
今回も居酒屋主人O君とである。
総員39名+Sさんのツアー開始である。
関越練馬から一路沼田インターへ、更に乗り換え場所の尾瀬戸倉へ到着。
関越から見る谷川岳に雪が残るのをみて、O君が「この時期にしては」と驚く。
車中で「井上食堂」の「マイタケ弁当」を食べる。
暖かくて美味い。
戸倉から、鳩待峠までの谷に、雪が多く残っているのに驚く。
鳩待峠にも、除雪された雪が、半端でなく多い。

午前中鳩待峠に到着。本日はフリーハイキングで、檜枝岐小屋16時集合である。
今回は、1日目 鳩待峠〜山の鼻〜見晴(檜枝岐小屋宿泊)
2日目 見晴〜白砂〜尾瀬沼〜沼山峠、のスタンダードコースである。
最後は、檜枝岐村の温泉でひとっ風呂、東北道〜上野(20:30)。

一路、山の鼻へ。
途中の谷、川沿いにも雪が残り、至仏山にも、スキーが出来るくらいの雪渓がある。
木道も一部雪に覆われている。
30分ほどで、山の鼻へ到着。
Sさん推奨の「花豆ジェラート」400円也を食す。
こってり甘くなく、さっぱりして美味い。
雪渓に残る、至仏山を背に、尾瀬ヶ原へ。
やはり、やはり、所々に、水芭蕉の群落は見えるものの、
雪解け跡の黒々した、湿原が続く。

確かに、この時期の尾瀬は、「水芭蕉」のイメージが強い。
さすが、木道の間に、リュウキンカと水芭蕉が咲いているのが、印象的だ。
ショウジョウバカマは、単独?でポツンと咲いている。
茶紫色?のザゼンソウと水芭蕉の色の対比がすばらしい。
しかし、花は無くとも、郭公、ウグイス、ヒバリが確実に、春の訪れを告げる。
そして、早春の白樺等の、「芽立ち」が、これからの本格的春を予感させる。
この時期が無くては、春、夏は来ないのだ。
そして、今年はそれが遅れているということだ。
昨年、雪の重みで歪んでいた橋が、今年は、完全に「破壊」というところまでいっていた。
架け替えられているのである。
途中、Sさんのツアー経験を聞きながら、道行く。
15:00、見晴・檜枝岐小屋に1番乗り。早速一番風呂に入り、ビールで癒す。
気温は10度くらい。思ったよりは高い。

O君は、ビールと缶チューハイ2本で、本格的準備。
夕食後、O君と話をしていると、愛知出身のご夫婦が加わる。
聞いてみると、東京で単身赴任の旦那さんと、尾瀬で「ランデブー」。
この「ランデブー」で盛り上がる。尾瀬は初めてで、期待したのに、
水芭蕉が少なくてと残念がっておられる。
ここで私の持論、
「美しい時期ばかりではない。美しさを準備する時期もある。
それが、今年この時期の尾瀬なのだと。それを含めた尾瀬が魅力的なのだと」。
納得され、更に一層話は盛り上がり、キュートな奥さんが、
中日ドラゴンズの「ナゴヤ球場」の「ボールガール」だと言うことが分かり、
更に盛り上がる。
楽しい夜の団らんだった。この間、O君、缶酎ハイをトータル10本あけて酩酊。
しかし、いびきはさほどでもナシ。

翌朝5時起き、6時出発。白砂峠を経て、尾瀬沼へ。
集合は、沼山峠12:00。ゆっくりである。
途中、雪多く、木道が覆われている箇所が多い。
滑り止めが必要なくらいだ。
三平峠方面で、尾瀬沼一周を目論んだが、雪多く断念。
ツアコンのSさんは、しっかり回ったそうだ。

大江湿原を経て、尾瀬沼ビジターセンターへ、8:30到着。
イワツバメが巣作りの真っ最中。
一休みして、尾瀬のスライド鑑賞。
尾瀬沼等の「客観情報」は下記HP。
http://www.oze-fnd.or.jp/numasizenjyouhou/2006/20060608/numashizenjouhou20060608.htm
花は下記HP
http://www.tepco.co.jp/eco/area/oze/album/sp01-j.html

大江湿原は、7月はニッコウキスゲ群落だが、この時期は水芭蕉。
芽立ちとのコントラストがすばらしい。
ビジターセンターを9:30に出発。
途中、沼山峠からの日帰りツアーの大集団に出くわす。
雪の残る山道、皆、靴に滑り止めの「荒縄」を結わえている。
ツアコンさんの知恵のようだ。沼山峠の休憩所に用意はないとのこと。
沼山峠到着、10:30。なんと1時間30分前についた。
このあと、檜枝岐温泉で「ひとっ風呂」。ビールと裁ちそば。
東北道は渋滞なく、上野到着7:30。
帰着9:00過ぎ。
今回の土産は、いつものように、尾瀬ワンカップ、
そして檜枝岐の裁ちそば、そば米。
次は尾瀬バリエーションルートである。



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  • 景鶴山を背景に、水芭蕉群生。<br />ここが当日見た群落で最もすばらしい所。<br />背景を至仏山に良く、パンフに使われている。

    景鶴山を背景に、水芭蕉群生。
    ここが当日見た群落で最もすばらしい所。
    背景を至仏山に良く、パンフに使われている。

  • 今回ツアーのバス。<br />運転手のAさんご苦労様でした。

    今回ツアーのバス。
    運転手のAさんご苦労様でした。

  • これが噂の「花豆ジェラート」400円。<br />山の鼻ビジターセンターで販売。

    これが噂の「花豆ジェラート」400円。
    山の鼻ビジターセンターで販売。

  • 木道の間に咲く、水芭蕉とリュウキンカ。

    木道の間に咲く、水芭蕉とリュウキンカ。

  • 初めて見たザゼンソウ。<br />枯れた水芭蕉?かと思った。違います。

    初めて見たザゼンソウ。
    枯れた水芭蕉?かと思った。違います。

  • 竜宮から見晴へいく途中の橋。<br />破壊され、架け替えられいます。<br />凄まじい自然の力です。

    竜宮から見晴へいく途中の橋。
    破壊され、架け替えられいます。
    凄まじい自然の力です。

  • 山の鼻からすぐの橋。後ろは至仏山。<br />昨年は歪んでいるだけでした。

    山の鼻からすぐの橋。後ろは至仏山。
    昨年は歪んでいるだけでした。

  • 檜枝岐小屋前の、除雪された雪。

    檜枝岐小屋前の、除雪された雪。

  • 檜枝岐小屋前で、皆さんの到着を待つSさん。

    檜枝岐小屋前で、皆さんの到着を待つSさん。

  • これが、「ひげ熊」さんの檜枝岐小屋です。

    これが、「ひげ熊」さんの檜枝岐小屋です。

  • 尾瀬沼への途中。雪の多さ!

    尾瀬沼への途中。雪の多さ!

  • 尾瀬沼から燧ヶ岳頂上を望みます。<br />雪渓がくっきりです。

    尾瀬沼から燧ヶ岳頂上を望みます。
    雪渓がくっきりです。

  • 尾瀬沼周辺の水芭蕉。

    尾瀬沼周辺の水芭蕉。

  • 尾瀬沼。

    尾瀬沼。

  • 大江湿原の花と白樺等の芽立ち。

    大江湿原の花と白樺等の芽立ち。

  • 大江湿原。

    大江湿原。

  • 沼山峠の登山口から、休憩所を望む。<br />ここにも雪が。

    沼山峠の登山口から、休憩所を望む。
    ここにも雪が。

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