エーゲ海クルーズ【40】ギリシャ文明の起源を尋ねて−先ずクレタ島に新たな文化の予兆が現われる

2006/03/06 - 2006/03/06

ギリシャ文明の夜明け前の石器時代に、すでに東のアジア、北のヨーロッパ、南のアフリカから、さまざまな人種がクレタ島にやってきて、文化を残している。

それぞれの文化は、新しいエーゲ海の風土で変貌を遂げており、後になって花開くギリシア文明の予兆がすでに点滅している。

ギリシアで発見される旧石器は少ないが、磨製石器を使い農耕生活が営まれる新石器時代に入り、遺跡が多くなって、文化は急激に変化している。

新石器時代には、農耕文化を持った新人種が、多数ギリシャに流入してきたためだろうと思われる。
これは、紀元前7000〜6000年のころだった。

時代は下って紀元前2600年ころ、青銅器時代が始まる。
これは陸伝いではなく、エーゲ海を横断して、アジアから伝えられたものらしい。

このころから文化がさらに急激に発展し、複雑になる。
住居は大きくなり、生活が向上し、都市が生まれ、国家が成立し、文字が生まれる。

また文化に地域差が見られるようになり、それぞれの個性が発生する。

資源の少ないギリシアは、多くの生活物資は輸入に頼り、その一方で特産品のオリーブ油やぶどう酒などの輸出が必要となる。

したがってこの時代、文化の発展には貿易すなわち海が強く関わり、大きな町は海に面した港町であった。

この文化は、人間史上初の海洋文明と言われる。

エリア クレタ島(ギリシャ)

ロードス島
城壁内の古い町

ロードス島
土産物屋に並ぶ
雑貨類

ロードス島
町の広場にある泉

ロードス島
絨毯を売る店

ロードス島
刺繍が名物

ロードス島
土産物屋が並ぶ
狭い街々

土産物の
皿の模様

ロードス島
街の風景

手作り
銀細工の店

ロードス島

ロードス島

ロードス島の
レストラン

ロードス島

ロードス島
街を歩く人々