1986/08/22 - 1986/09/12
808位(同エリア2742件中)
まみさん
初めての海外のときの写真です。
2006年3月末にデジカメを買う前のフィルムカメラで撮った写真は、有料のCD焼付けサービスを利用してデジタル化しています。
フィルム1本500円が相場なので、1〜2本ならともかく、1回の海外旅行に10本ほど撮っていたりするので、決してお安くありません。
過去の分はまとめて半額セールのときを狙ったりしましたが、それでもかなりの出費になりました。
しかし、昔の写真にさかのぼればのぼるほど、そこまでお金をかけるほどものか、と悩みます。
我ながらまだマシ、と思える写真はどんどん少なくなって、全部をデジタル化することもないと思うのですが、有料サービスでは一部のみを選べませんし、割安になりません。
また、この初海外のときのフィルム、それから翌年と1991年のフィルムは、今のフィルムと違って妙に細くて、1.5cmくらいしかありません。うまくスキャンできるのか、よくわかりません。
そんなときに、トラベラーmasapiさんの旅行記がとても良いヒントになりました。
プリントされた写真をデジカメで撮影されているのです!───なるほど、これなら、追加コストはほとんどかかりませんし、デジタル化したい写真を、自分で選べます。
初めての海外は、旅行ではなく、語学研修目的のホームスティでした。
それまで、父親の台湾あたりの出張以外、ほとんど全く海外に縁のなかった私。
でも一度は日本の外に出てみたいというあこがれがありました。
小さい頃の手相占いでは、手相はまだ変わるが、との前提のもとで見てもらった占いの内容のうち、「将来、何度も海外に行くだろう」というのだけ、よく覚えています。
そして、大学生のときにやっと、その夢を叶えることができました。
私は英文学科の学生でしたので、周りには、休みを利用して語学研修でホームスティに行くという人たちがたくさんいました。
おかげで、私も、「清水寺の舞台から」などと気負うことなく、親を説得して、大学の生協を通じてプログラムに申し込みました。
サンフランシスコ語学研修ホームスティ3週間+ロサンゼルス3日間のフリータイム付です。
そうは言っても、とにかく「外国」というだけで、私にとってビックイベントです。
それに、旅行会社のパンフレットを手にしてコースを検討するのも初めてなら、旅行会社に申し込むのも初めて。
初めて手にしたパスポート。初めて押印されたアメリカのビザ。初めて手にした米ドル通貨。初めての空港。初めての飛行機。
そして、初めての海外。
空港や送えの人に会ったときの印象よりも、サンフランシスコの空港からステイ先のサンノゼに移動する車の中からハイウェイを眺めたときの印象の方が、なぜか鮮明に覚えています。
車が右側通行であること、道路標識や看板が全て英語であること、そういった些細なところから、ああ、ここは日本じゃないんだ、としみじみ思いました。
たぶん、空港ではまだ慌しく、車の中でひと息つけたので、やっと感慨にふける余裕ができたということかもしれません。
そんな初めての海外ステイの写真を、なつかしさと共に集めてみました。
ただ、思い出せるエピソードは多いのですが、写真を前にすると……なんでこの写真を撮りたかったのか、首を傾げることも多いです。
記憶が薄れたせいもあります。
でもそれ以上に、自分が撮りたいと思ったものを、技術のまずさでうまく写真に反映することができいないということでしょうね。
また、当時は写真なんて、なんかの記念か、自分がその場所へ行った証拠のスナップ写真しか考え付きませんでしたから、自分が入ってて邪魔!───という写真が多いのも確か。
それに、この日程で、なんでこれしか写真を撮ってないの!とびっくりすることもしばしばでした。
それ以上に、結構、ぼんやりした写真ばかり……(泣)。
年月で色あせたせいだけではなく、全体的に輪郭がぼんやりしているのは、カメラの性能の限界か、フィルムのせいか、私の腕のまずさか。
というわけで、かなりお見苦しい写真ばかりですが、ご容赦下さいませ。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- その他
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-
Sansaliteの海辺でカモメに狙いをつけて撮りました。
ホームステイ中の語学研修スクールですが、現地の語学学校に編入という形ではなく、成田空港で合流した、同じプログラム参加メンバー17人くらいのメンバーで臨時の語学クラスでした。
教員免許を持っているホストマザーであり、ホストファミリーのリーダーが、教師を兼ねました。
授業は月曜から木曜までの午前中で、午後は、ホストファミリーがキャンピングカーを持ち寄り、私たちをまとめて周辺の観光に連れていってくれました。
Sansaliteもその1つです。
ちなみに、この初の海外の日程は、以下のとおりでした。
1986/08/22金 成田午後発日本航空で同日サンフランシスコ到着
(オーバーブッキングのため、私たち全員ビジネスクラスでした。成田で待機していた係員は、すごく幸運なことですよ!と興奮していましたが、初めて飛行機に乗る私には、このときビジネスクラスのありがた味がわかりませんでした。わかったのは、帰路便でエコノミーを経験してからです@)
1986/08/23土 ウェルカム・ピクニック
1986/08/24日 1日フリータイム
(何をしたか不明。ホストファミリーと郊外の大型ショッピングセンターにお出かけしたかなぁ。)
1986/08/25月 オリエンテーション
(バスの乗り方や買い物や安全情報など、これからのホームステイ生活に必要なことを教えていただいた覚えがあります。)
1986/08/26火 1日サンフランシスコ・ツアー
1986/08/27水 授業の後、午後はケリー公園(Kelly Park)と歴史博物館見学
(ステイ先の子供たちも何人か一緒でした。博物館の館員の説明、子供たちは、ふんふんと納得しながら聞いていましたが、日本人グループの私らは、みんなチンプンカンプンでした。英語の聞き取りはもちろん、サンフランシスコやサンノゼの歴史の基礎知識がないので、なんのことかわからなかったのです。)
1986/08/28木 授業の後、午後はミニチュア・ゴルフでゴルフを楽しむ。
1986/29金〜31日 フリー・ウィークエンド
(ホストファミリーの親戚の家に泊まりに行きました。ホストマザーのお父さんの住む山小屋でした。ホストマザーのお父さんの新しい奥さんが、ホストマザーよりも若いのにびっくりした覚えがあります。そしてホストマザーに母親違いの1番下の妹にあたる2歳の女の子がいて、当たり前ですけど片言なのに英語をしゃべっているのがとても不思議なかんじがしたことも。)
1986/09/01月 授業の後は、フリー。
1986/09/02火 授業の後、午後はNASA見学。
1986/09/03水 授業の後、バークレー大学見学とSansalite観光
1986/09/04木 授業の後、Orkridg Mallへ。
1986/09/05金〜07日 フリー・ウィークエンド
(アリゾナに住むホストマザーの妹さんの家に泊まりに行きました。妹さんの子供の男の子がものすごく可愛かったことを覚えています。そして女の子が剣で遊んでいて、男の子がお人形さん遊びをしていたことや、私が描いたつたないイラストやひらがな・漢字がウケたことも。)
1986/09/08月 授業の後、午後はスタンフォード大学見学
1986/09/09火 1日サンフランシスコ・フリータイム
1986/09/10水 授業の後、さよならパーティの立案と準備
1986/09/11木 授業の後、ショッピングとパーティリのリハーサル、そして夜は、さよならパーティでホストファミリーたちに感謝を伝えました。
1986/09/12金 1日フリー。ホストファミリーと最後の1日を過ごしました。
1986/09/13土 サンフランシスコ出発、ロサンゼルス到着&市内観光
1986/09/14日 グランドキャニオン観光(日本で申し込んだオプショナル・ツアー)
1986/09/15月 フリータイムだったので、ユニバーサル・スタジオ見学
1986/09/16火 ロサンゼルス発
1986/09/17水 成田着
1986年当時の手帳が出てきたので、書き出すことができました@
ロサンゼル編は、次の旅行記その2に載せます。
ただし、ロス市内の写真は全然撮っていませんでしたけれど……。 -
サンフランシスコの街角で。
たぶん、奥のタワーに注目して撮ったんだと思います。
なんでしたっけ、これ。
参加した語学研修プログラムはサンフランシスコ・ホームステイでしたが、ステイ先は実際にはサンフランシスコではなく隣接のサンノゼでした。
でもサンフランシスコも、ステイ先の家庭がキャンピングカーを持ち寄り、観光に連れていってくれました。
さきほどの日程の8/26火のサンフランシスコ・ツアーと9/9火のサンフランシスコ・フリーデイがその日にあたります。
ここからしばらく続くサンフランシスコ写真は、たぶん、8/26火のサンフランシスコ・ツアーか、9/9火のサンフランシスコ・フリーデイのいずれかで撮ったと思うのですが、どの写真をどちらの日に撮ったかすら、覚えていないですねぇ。
8/26火のツアーの日はステイ先のファミリー何人も含めてみんなでぞろぞろ移動していたはずなので、9/9火の方かなぁ。 -
サンフランシスコの街角で。
坂道の多いサンフランシスコ。
それゆえに写真を見て、サンフランシスコと判明したようなものです。
哀しいことに、サンフランシスコの街並みは、ほとんど記憶に残っていないのです。
なのに写真は残っている、というのも、どこか不思議な感覚です。 -
サンフランシスコのヘリポートの写真。
でもこれに乗ったのではなく、乗ったのは遊覧船です。 -
サンフランシスコのシンボル、ゴールデンゲート橋です。
この下を船でくぐります。 -
サンフランシスコ・ゴールデンゲートの下から。
船でくぐったという証拠の写真。
一緒のホームステイ仲間が撮ろうとしていたので、なるほどこういうときに写真を撮るものなのだな、と真似させていただきました@
当時の私は、素人が撮る写真とはスナップ写真か記念写真だけ、と思っていたふしがあります。 -
遊覧船から見たサンフランシスコの街並み。
……しかし、この写真だけ見せられて、「どこでしょう?」とクイズを出されたら、私に答えられる自信は全くありません。
おお、これぞサンフランシスコ!───と言えるようなシルエットがあるかどうかも、わかんないんですよねぇ。 -
サンフランシスコの街並み。
これはもしかしたら、サンフランシスコ名物のケーブルカーに乗っている最中に撮ったかも。 -
サンフランシスコの街角で。
これはなんで撮ったか覚えています。
こんなぐちゃぐちゃの車が、廃棄処分されず、しかも修理されることもなく乗り回されているらしいのにびっくりし、面白くなったので撮ったんです。
こういうところは、車の外装に気を使う日本ではありえないなぁと思って。 -
サンフランシスコ名物のケーブルカー。
たぶんこれに乗っていて、下りた後で撮ったんだと思います。
それにしても、天気が良かったのが災いして、影が濃すぎる……。
せっかくの側面がうまく見えないです。 -
ステイも終わりに近付き、3週間過ごしたステイ先の近所の写真を撮ることを思い付きました。
これはステイ先の家です。
構図の取り方がいまいちなので、ガレージの方が主役にみたいな写真になってしまいました。 -
サンノゼのステイ先の近所。
住所標識と道路向こうの公園。 -
サンノゼのステイ先の近所。
バス停が近くにありました。
アメリカに来て驚いたことの1つに、道路の広さがあります。
道路向かいの公園に行こうと思って道路を渡ったところ、あまりに幅が広いので、遠くから車が近付いているのはわかっていたのですが、来るまでに渡り切るだろうと思っていたのにいつまでも渡り切れなくて焦ったことがあります。
まあたぶん、車の方も、私の感覚よりもずっとスピードを出していたのでしょうね。
アメリカはなにもかも大きいことに驚嘆した1つのエピソードです。
でも、大きいことは、すなわち繊細さが足らんということでもありましたねぇ。
また、アメリカで初めてサーティワン・アイスクリームを食べましたが(それまで日本ででも食べたことはありませんでした)、Mサイズですらあまりに多すぎて、アイスクリームが大好きだったはずの私でも食べ切れなかったことにショックを受けましたっけ。 -
サンノゼのステイ先の向かいの公園。
ただ、インドア派の私は、ステイ中にこの公園で遊んだりしたことはほとんどなかったです。
ホームスティも残りわずかになったので、足を伸ばしました。
でも、だだっぴろいだけで、なぁんにもない公園です。だからこそ、ステイ中に特に足を運ぶ気にはなれなかったともいえます。スポーツをするのには、何にもない方がちょうどよいのでしょうけれど。
続きは、ロサンゼルス編のその2にて。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Dry White Toastさん 2010/01/29 21:58:11
- 同感
- まみさん、こんばんは。
ブルガリアの旅行記を拝見しようとしてプロフィールへ行き、、、ふっと一番下までスクロールしてみようと思い、こちらの旅行記を拝見させていただきました。
読んでいて、私自身が初めて外国へ行って留学生活を始めた時の気持ちが甦ってきました。
同時にサンフランシスコへ行った時のことも懐かしく思い出に浸ることができました。
それにしても、日記か何かに当時の思いや気持ちを綴られていたのでしょうか?
1986年当時の思いに対する細かい描写に驚かされました。
また、後ほど続きを拝見しにお邪魔します!
Dry White Toast
- まみさん からの返信 2010/02/01 09:01:18
- RE: 同感
- Dry White Toastさん、こんにちは。
昔の旅行記を見てくださってありがとうございます。
初めての海外旅行、かなり記憶が鮮明です。
旅行のように、次から次へといろんなものを見て回ったわけではなく、ホームスティなので、ステイ先の家族や学校の先生、それから同じツアーの仲間たちとのちょっとした思い出が作りやすかったからでしょう。
その方が記憶に残りますものね。
日程については、もちろん当時の手帳などをひっくり返したのですが、その箇条書きを読んでいたら、思い出が次々とよみがえってきました。
続きをぜひご覧くださいませ。まあ、たいしたこと書いちゃいませんけど@
-
- シベックさん 2007/06/28 23:49:30
- 思い出のサンフランシスコ
- まみさん、こんばんは!
今日はお気に入りに入れていただき、ありがとうございました。
最初の旅行記「1986年夏のサンフランシスコ・ホームスティ3週間+
ロサンゼルス3日間その1:サンフランシスコ・ホームステイ編」見せて
いただきました。ほのぼのとした旅行記いいですね〜。
まみさんの若かりし頃を想像しながら楽しく読まさせていただきました。
ブログも触りだけですが拝見。間もなくルーマニア旅行だそうで・・。
一人旅辛いこともあるでしょうが、無事の帰国をお祈りしています。
膨大な旅行記、これから少しずつですが見させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
シベック
- まみさん からの返信 2007/06/29 09:05:59
- RE: 思い出のサンフランシスコ
- シベックさん、こんにちは。
こちらこそお気に入り承認ありがとうございます。
また、昔の旅行記を見てくださってありがとうございます。
この旅行記は、我ながら初々しかったあの頃を思い出しながら楽しく作成できました。
たしかに全体的にほのぼのとした内容になりましたね〜。
今の私なら過去の私にしたり顔でいろんなアドバイスをしちゃいそうです。
もちろん、いまでも慣れない海外旅行は、カルチャーショックもあり、ある意味、まだまだ初々しく!?なれる機会はたくさんありそうです。
ブログも読んでくださってありがとうございます。
一方ではパパッと海外旅行に出かけるスタイルにあこがれつつ、ここのところじっくりゆっくり立案の段階から楽しむようになりましたので、試行錯誤の軌跡を書いておこうと思いつきました。
旅行後は、旅行先の経験で頭がいっぱいになりますしね。
フォートラとブログで展開していた去年の旅行記はなんとか出発前に終わりました。
フォートラではあとできればルーマニア・ホテル・レポートをアップしたかったのですが、微妙。
また来月、たくさんの収穫をもって、アップできたらと思います。
それにまだ過去の旅行の写真も内輪向けの旅行記もアップできたらいいなと思っています。
HPを作成するきにはなかなかなれなかったところにブログが大ブレークし、そしてこのように私にとってとても作成しやすい旅行記サイトができて、いま、やりたいことが一気にできて楽しくてしかたがないというところです@
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