2004/10/09 - 2004/10/18
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Alice_in_tさん
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サンクト・ペテルブルグ滞在の最終日は現地の若者たちで運営しているウォーキング・ツアーに参加しました。
「Peter???\'s Walking Tour」(http://www.peterswalk.com/)
ウェブサイトで参加したいツアーの集合場所を確認して、決められた時刻までに直接行きます。特別なコース以外は予約不要です。
私が参加したのはオリジナルツアーと銘打ったコースで4〜5時間で400ルーブル(約1,600円)。観光客があまり行かない裏通りを徒歩で案内してくれるユニークなツアーです。
この日の参加者は4人、スコットランドから来た青年、シドニーから来た若い女性、アメリカから来た男性と私です。
この日、夜行列車でサンクト・ペテルブルグを離れ、ウラジミールへ向かいました。
夜行列車や夜行バスはいやがうえにも旅情をかきたてられます。
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ウォーキングツアーの待ち合わせ場所はモスクワ駅から少し裏通りにはいったところにあるインターナショナル・ユース・ホステル。
ちょっと迷いながら待合せ時間ぎりぎりの10時25分に到着したら、もう一人の青年が待っていました。
スコットランドから来てこの日がサンクト・ペテルブルグ初日だという彼は私に「どこへ行ったか、面白かったか」とあれこれ聞き、特に「人類学・民俗学博物館」に興味をいだいている様子でした。
この日の参加者4人がそろったのになかなかガイドが来ません。
「これも大陸時間か?」と思いながら40分ほど待ったところへ「ごめんなさい。車が混んでて・・」とガイドがやってきました。
「怖がらなくていいよ」と言いながらガイドのオルガが最初に案内してくれたのはロシア語で「ジョン・レノン通り」と書かれたプレートが貼られたこの一角。「ジョン・レノン通り」というのはもちろん通称。正式な名前はついていない小さな通りです。 -
ジョン・レノン通りにある建物の壁にはところ狭しと様々なチラチやポスターが張られていて、この階段を地下へ降りると、小さなレコード店や本やなどがありました。
若い人たちが集まる場所のようです。 -
第二次大戦のころ、延焼を防ぐ為に作られた窓がひとつもない建物の壁。
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庶民のアパートの壁には芸術的ならくがきがありました。
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由緒がありそうな美しい建物ですが、火事のあと放置されたままになっています。
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マーケット。
ピクルスや蜂蜜の売り場の前などを通るたびに味見を勧められます。 -
マーケットの向かいにはドフトエフスキーが住んでいたアパートが博物館になっています。
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フィンランド駅。
ロシアの駅名は目的地を表しています。
ここはサンクト・ペテルブルグですが、フィンランドへ向かう路線の始発駅なのです。
わかりやすいと思いませんか? -
サンクト・ペテルブルグの地下鉄はモスクワほどではありませんが、日本に比べてかなり深いです。当然エスカレータのスピートもかなり早いです。
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モスクワ駅。
モスクワへ向かう路線の始発駅です。
ここから列車に乗ってモスクワへ到着するとその駅は「レニングラード駅」というわけです。
(ソ連時代にレニングラードと呼ばれていたサンクト・ペテルブルグはソ連崩壊後ロシア時代の都市名に戻りましたが、駅名はそのまま残されました) -
モスクワ駅。
この夜、この駅から列車に乗り、モスクワを経てウラジミールまで行きます。 -
オムスクへ向かう夜行列車なので列車の名前は「オミチ(ОМИЧ)」
ベッドはとても寝心地がいいのですが、暖房が利きすぎて暑いくらいでした。
同じコンパートメントに乗ったのはロシア人の若い女性ベロニカ。
仕事でオムスクへ行くという彼女は村上春樹のファンでした。
熟睡していたところをベロニカに起こされました。
「ウラジミール」と彼女が言うので慌てて荷物をまとめようとしているところに乗務員の女性が来たので「降りなくちゃ」と身振りで伝えると、停車していた列車が動き出してしまいました。
「あーどうしょう」と困惑していたら、乗務員が「ウラジミール? まだ寝てなさい」と言いました。
乗務員とベロニカが話している間「どういうこと?」と思っていると、ベロニカがすまなさそうに「朝の8時だと思ったら、自分の時計が止まっていて前夜の8時のままになってた。ごめんなさい」といいました。
どんなにほっとしたことか。 -
列車で出る夕食にしては思ったより豪華。
おこぜを長くしたような30センチ近くもある魚の唐揚げは揚げたてでした。
淡白な白身で美味しいのですが、堅い小骨が多くてのどにささらないよう用心しながら食べました。 -
寝台列車の乗車券。
10月13日 20:42 サンクト・ペテルブルグ発
10月14日 8:10 ウラジミール着
モスクワはすっかり熟睡していた早朝4時頃に通り過ぎていました。
サンクト・ペテルブルグ〜ウラジミールまで総距離843キロメートルで乗車券は12,700円でした。
ロシア国鉄時刻表や購入方法などはクチコミのページを見て下さい。
http://4travel.jp/traveler/yiwl/tips/
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この旅行記へのコメント (2)
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- shinesuniさん 2006/05/13 16:56:38
- これ何年か前に火事になった図書館では...
- 町の中心部にあるでしょう?
たしかRTRで見た事あります。
PS スーズダリにも行ってるのですね^^;
私もいつか行く予定なので(ホントかいな...)
その時は宜しくお願い致します。
- Alice_in_tさん からの返信 2006/05/13 20:42:01
- RE: これ何年か前に火事になった図書館では...
- 火事になったときのまま放置されている建物は表通りではありませんが、街中にあります。
ウォーキング・ツアーのガイドが図書館と言ってた記憶はありませんが、私が聞き逃したかもしれないし、確かにそれっぽい立派な建物でした。
街中には古くてとても美しいのに、使われずに放置されているような建物がいくつもありました。
歴史地区では新築を建てる時は通りに面した側面だけは周りに溶け込むような古そうなデザインにしなければならない規則があり、古い建物かと思ってうしろ側に回って見たらガラス張りの超近代的なデザインだったりしてちょっと変な感じです。
スズダリはモスクワから電車で約4時間と近いわりにロシアの田舎町の雰囲気もあり、美しい教会がたくさんありとってもお勧めです。
ロシアへ行くときは是非プランにいれるといいですよ。
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