プロヴァンスをサクッと見てきた１

2006/03/30 - 2006/03/31

春らしくなってきたので、家族が来たときに南仏をチラッと見てきました。パリ･リヨン駅から朝イチのTGVに乗ってアヴィニョンへ。そこからは現地のツアーに参加してアチコチ見て廻りました。さすがツアーだけあって盛り沢山の内容、ゆっくりは出来ませんでしたが、自分で運転していたら、こんなに効率良く見ることは出来なかったと思うし、説明も聞けたので、ツアーの良さを見直しました。

エリア アルル(フランス)

パリ･リヨン駅早朝発のTGVでアヴィニョンへ。そこからツアーに参加して、まず行ったところがサンレミ･ド･プロヴァンスにあるゴッホの収容された病院。しっかり鉄格子が入ってます。ちなみにこの日はＣＰＥ導入をめぐるデモがあって、リヨン駅もデモ隊に襲われた日でした。朝イチの電車だったので問題なく出発できましたが、アブナイところでした。

病院に隣接する教会と昔懐かしのオート三輪。田舎じゃ、まだ現役なのですね〜。

教会の入り口に佇む｢千と千尋｣チックな訳のわからない像。どう見ても西洋的じゃないですよね。

レ･ボー･ド･プロヴァンス(Les Baux de Provences)
に向かう途中に見える巨岩。まるで猿の横顔のように見えます。見えますよね？

レ･ボー･ド･プロヴァンス遠景。今では廃墟の城ですが、中世の頃は南仏で一大勢力を誇ったボー家の君臨した城でした。

レ･ボー･ド･プロヴァンス近景。まだシーズンではないのでさほど観光客も多くなく、ゆっくり見れました。お土産物やさんには南仏名物(？)セミのおもちゃが沢山。中世のヒトが着ていたようなシャツ(王妃マルゴに出てくるようなヤツ)が60ユーロくらいで売っていて、お店が空っぽで買えなかったのですが、チョット欲しかったな〜。

レ･ボーにある教会内部。ステンドグラスの光が幻想的な感じ。

違う角度から見たレ･ボー。少し曇っていてぼんやりした写真になってますが、こういう撮影スポットをおさえているというのもツアーならでは。

フォンヴィエイユ(Fontvieille)にあるドーデの風車。蒸気機関で動く製粉工場の出現で仕事がなくなったのに、頑固に風車での製粉にこだわる老人のお話は聞いたことがありますよね。修復されているのですが、もちろん今は動いてません。ところでこの街、この風車一つで観光客が来るので、それで暮らしが成り立っているそうです。

アルルから少し離れた運河にかかるヴァン･ゴッホ橋。これも彼の画を元に復元されたもの。橋の左側で走っているのはムスコ２。

アルルの円形闘技場。フランスにある円形闘技場では最大のもの。紀元一世紀ローマの手によって築かれたもの。現在残るのは二層ですが、古代には三層あったそうです。

円形闘技場の塔に登って見たローヌ川とアルルの街並み。この街は歴史の課外授業で訪れることが多いのか、子供達がいっぱいいました。

サン･トロフィーム教会の入り口。アルルと言えばローマというイメージだが、この教会はロマネスク様式のもの。入り口上部の彫刻が有名。

ゴッホの絵に登場するフォーロム広場にある｢夜のカフェ｣。きっとゴッホ好きにはたまらない場所なんだろうな〜。

レピュブリック広場に建つオベリスク。オベリスクといえばパリのものが有名だが、アルルにもあるとは知りませんでした。まぁ、2000年を超える歴史を持つ街ですから、何があってもおかしくはないのかも知れませんが、何故アルルに贈る理由があったのだろう…。

六本足、人面のガメラ伝説のもとになった像。うそです、説明を聞いたのですがすっかり忘れてしまいました。

とうとう来ました、本日のメイン･イベント、世界遺産ポン･ドュ･ガール(Pont du Gard)でございます！水源からニームの街へ水を送っていた水道橋です。ヨーロッパにいるとあらゆるところに、ローマ遺跡が残っているのですが、ホントこれを2000年も前に作ったとは信じられないという驚きに打たれます。この水道橋も含めて、スゴク長い水路(距離失念)なんですが、高低差は僅かという、ま技術の粋と言っても過言ではないでしょう。

ポン･ドュ･ガールの傍にある、樹齢千年に近いと言われるオリーブの樹。ホントかしら？葡萄はそんなに樹齢は長くありませんが、やはり100年の樹から採ったものの方が美味だし、高価なんですけど、オリーブは新しい方が良さそうな気がするのですが、どうなんでしょう。

反対側からもう一枚。この日、朝は小雨がぱらついていたのですが、この時間には青空。南仏って感じが出て、ホッとしました。