2006/03/13 - 2006/03/20
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Yoyosaiさん
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老人とその娘のふたり旅。ゆっくりした旅程で、疲れ果てることなくルクソール・アスワン・アブシンベルに行ってきました。今回エジプト行きを希望した父は、歴史は本を読まないとわからない、その場に行っていろいろ見せられても、整理できないと言い出し、知識のなかったわたしは、にわか上エジプト通に。
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観光1発目。朝、カルナック神殿へ。送迎車から入り口へ向かうところ。
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カルナック神殿。柱の先が開いたのを「開花式」っていうんですって。「閉花式」もあります。
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カルナック神殿の「聖なる池」。
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ルクソール東岸で2泊した「リトルガーデンホテル」の屋上。午後はずっとここでのんびりさせてもらいました。
ところで、エジプトでは駅や空港に迎えに来てもらう手配をしておくと、本当に楽に旅が始まります。歩いて10分か〜、平気平気、と思われるかもしれませんが、荷物を持って初めての場所、特にエジプトの繁華街を歩くのは、道も入りこんでるしかなりしんどいかも。安宿クラスでも、ルクソールの繁華街にある宿に頼むと、駅だと2ドル、空港で8ドルくらいでちゃんと来てくれます。
ちなみに、リトルガーデンホテルにはタクシーで30分ほどの場所にある空港まで8ユーロ(48エジプトポンド)で来てもらいました。荷物の手違いで待たせてしまったけど、出口でホテルの札を持ってちゃんと待っていてくれました。駅だと無料で来てくれるそうです。もちろん、いったん土地カンをつかんだら足で回るのは楽しいものです… -
カルナック神殿の「音と光のショー」。運よく、到着翌日の火曜日の1回めが日本語でした。1時間半くらいのとても内容の濃いショーでした。聖なる池の前の観客席で夜8時のお祈りの時間になり、日本人一団、大音量の日本語の解説に重なって四方から聞こえる、モスクのスピーカーからの「アッラー・・・(以下不明)」という呼びかけに異国情緒を味わう。
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「リトルガーデンホテル」の特別室を見せてもらう。シャワーしかないようでしたが、ムードたっぷり。
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リトルガーデンホテル付近…だと思う。いずれにしてもルクソールの下町。ホテルはとーってもきれいで過ごしやすいところでした。
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ルクソールからアスワンに列車で移動し、1泊。早朝、6時30分発の飛行機でアブシンベルへ。大神殿。
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老人とその娘、エジプトの女学生に大人気。
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アブシンベル神殿は2時間ほどの見学。10時半の飛行機でアスワンに戻り、アスワン観光。アスワンハイダムを見た後、フィラエ神殿へ向かうボートにて。隣には、大騒ぎの女子学生のツアー。
緑のターバンを巻いたボートのキャプテンが、「大阪のハマダさんを知らないか」と聞いてきた。2年ほど前に仲良くなったお客さんだそうです。電話をかけても繋がらないそう。ハマダさん、これ見てますか? -
アスワンの「切りかけのオベリスク」。ここで切り出した赤花崗岩の巨石をルクソールまで船で運んだそうです。
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アスワンからルクソールへ向かう列車の車窓から。ルクソール駅で向かえを受け、タクシーでルクソール西岸のジェーンさんのレンタルアパートへ。ルクソール橋は町から10km以上も上流にあるので、車だとなんとなく遠いように思えた。
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ルクソール西岸。1日め、宿の経営者のジェーンさんにガイドを頼み「王家の谷」へ。その前に、父親の希望で吉村作治教授の「ワセダハウス」に寄り道。早稲田大学エジプト学の教授だった川村氏が父の友人の兄だったそうで、行っても誰もいないとはわかっていたが、とりあえず写真を撮る。このくだりはジェーンさんもおもしろがってくれ、ご自身の日記に書いてくれました(http://touregypt.net/TEBlog/luxornews/?p=188)。
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王家の谷の墓。
ジェーンさんは、KV14, 16, 19の3つを選んでくれました。KV は Valley of the Kings の略。KV62(ツタンカーメンの墓)が1922年に発見されて以来、もう堀り尽くされたといもいわれていたが、今年に入ってついに新しい墓が発見されたそうです(KV63、誰の墓かはこれから調査)。テーベ・マッピング・プロジェクトのウェブサイト(http://www.thebanmappingproject.com/)には、インタラクティブな墓内地図があります。
エジプト旅行でわれわれ観光客を悩ませるバクシーシには、わたしたちは墓でだけ出会いました。小額紙幣必須。 -
問題の墓(3日めに行った「貴族の谷」)。クルナ村を通る。タクシーを降りると、道路傍で「ガイドだ」と寄ってくる。ガイドブックに「ガイドがいないとわからない」とあったので、ふーんそういう仕組みか、と頼む。ここでは、どうやら村全体に対してお金を落とす必要があるようでした。墓守全員(アルミホイルを貼ったダンボールで光を当てる人を含む)、ガイド料、もちろん左のように村内で人や家を撮影する場合、プラス休憩所での飲食(これはしなかったけど)。すべて内部では了承済みのような感じで、2つ目の墓を出るといつのまにかさっぱりした身なりで目立つ若者が何人かいて、墓守に渡した金額を手信号で確認しているようでした。考え過ぎかな。何、そんなハシタ金だったのか?とでもいうように、ガイドは5(エジプト)ポンドだと言ったはずなのに5ドルだというし(約6倍の金額)、地域振興のためと、一応ぶつくさいいつつ25エジプトポンドを渡しました。あのお金がまっとうな目的で使われるように、村人から搾取する輩がいないことを祈ります。
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これは…どこかな。あ、「デイル・エル・メディナ」です。ここから墓職人が丘を越え、王家の谷まで仕事しに通っていたそうです。住居跡がきれいに残っています。
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ハトシェプスト女王の葬祭殿の前。以前、観光客が大量殺害された場所のせいか、警戒が厳重なようでした。チケット売り場から入り口までシャトルトレインで往復。王家の谷でも同じものがあったが、こちらはチケットに料金込み。ここらで父親の集中力は完全に切れ、「みんな同じ」状態に。
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フェリーが発着するルクソール西岸の村、El Gezira の風景。ここで4泊しました。公共フェリーで1往復したところ、ひとり2ポンドでした。
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西岸で。あちこちに不躾にカメラを向ける老人。馬車は撮ってもいいだろうけど、お客さんが乗り込み出発する瞬間をとらえるように指示。案の定、運ちゃんにバクシーシ!とやられる。ジェーンさんも、タクシー運ちゃんの知り合いらしき人が相乗りしたとき、バクシーシと冗談ぽく言ってたし、バクシーシはエジプト人の生活に根付いているらしい。
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同じくエル・ジェジーラの風景。フェリーで東岸からやってきてラクダやロバでのツアーに参加したり、レンタサイクルを借りたりタクシーで西岸観光をする人が多いようだった。
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出発前、アパート前で。真ん中がジェーンさんと猫のジョー。
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ジェーンさんのアパートは村の端(川から徒歩10分というところ)にあり、その先にはのどかな農村風景が広がる。「会長」と父と呼ばせていただいたジェーンさんのお義父さんが管理に参加していて、ミントティーをごちそうになったり、昼ご飯を分けてくれたり、言葉は通じないながら、もてなしてくれた。「社長」(ジェーンさんのだんな様のマムード)によく似てました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Rockyさん 2006/05/30 16:27:37
- >父の友人の兄だった
- Yoyosaiさん
>早稲田大学エジプト学の教授だった川村氏が父の友人の兄だった
本日の1枚に掲載ですね、凄い!
持つべきは良き友人。
その後の墓の主は誰?等古代の歴史には興味津々です。
M.Rocky
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- naniwa ladyさん 2006/05/30 08:21:41
- はじめまして 8(*^o^*)8サザエ
- おはようございまーーす。本日の一枚から、寄らせていただきました。エジプト、絶対行きたいと思い、友達に聞いたら、今は治安が悪いからちょっとねぇ・・と言われました。歴史に興味があるので、やはりこの目で見たいと思っています。
ところで老人なんて、なんのなんの、まだまだ青年じゃないですか・・
ではではこれからもよろしくです。
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