2006/03/11 - 2006/03/14
25899位(同エリア30180件中)
osdさん
雨の九分から台北站に戻ってきた。MRTに乗り換えて忠孝敦化站に出る。
名菓・京兆尹本店を探す。
駅から地上に出たが、方向がわからない。雨は止んでいる。
【写真:キレイな駅ホームの忠孝敦化站】
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雨の九分から台北站に戻ってきた。MRTに乗り換えて忠孝敦化站。【写真】改札口
京兆尹を探す。駅から地上に出たが、方向がわからない。雨は止んでいる。
地元の人らしいご夫婦がいたので、ガイドブックの案内図を示して尋ねた。40代位の夫婦は首を傾げ、観光地図を取り出して「xyz?」、「あれーツーリスト?」と言うと「イヤー、フローム香港」とのこと。「アイムソリー!パードン!サンキュウ、サンキュウ!」。手を振って別れ、南へ歩き始めた。
○○食品の中型トラックが停車していた。「食品の配送車なら分かるだろう」。ちょうど真面目そうな青年が戻ってきた。青年は一生懸命、広い交差点の先の右側のビルを指さし、「ジンジャオイン、ジンジャオイ!」、
「OK、OK、京兆尹、謝謝!」。
道路を渡るとビルの間に「京兆尹」の看板が見えた。 -
敦化南路一段から円環交差点を渡り、西側角の脇道1本入ると直ぐ、「京兆尹」があった【写真】。
故宮の4楼(階)に乾隆帝の書斎・三希堂を再現した茶芸スペースがある。掛け軸、絵画、書籍、文具などのショップ、採光・展望の好い喫茶コーナーもあり、中国茶や、中国菓子・肉饅頭などの軽食もできる。ここのお菓子と小ぶりの肉饅頭が美味しかった。聞くと京兆尹だという。宮廷菓子と北京伝統小吃で名のあるレストランである。しかし売店では京兆尹のお菓子は「ナイ、ナイ…!」
最初の故宮博物院行の時のことで、それ以来憧れの京兆尹であった。 -
店内には売店もあったがショーケースの中は生菓子中心、目指す故宮でのお菓子と肉饅頭はなかった。
ガイドブックの故宮のページを出して尋ねても、悲しいかな店員には通じない。アキラメル!
午後2時〜5時の間、お茶とお菓子2点つきのサービスメニューがあり、@200元位。
【写真】右にあるのが、ずんぐりした陶器にドライアイスが入った果仁奶酪(ヨーグルト)、お菓子は3点(中手前:驢打滾、中奥:桂花涼糕、左:蓮容捲糕)
甘さ控えめで美味であった。
左手前の蓋つきの茶碗が中国茶。中国ドラマ「雍正帝」のシーンのように蓋つきのまま飲む。雍正帝をまねして片手で飲んでみる。少々難しい。
ディナーでは北京風小皿料理、肉・魚抜きの素食タイプの火鍋などが評判のようである。 -
京兆尹の店内装飾は華麗なる赤、豪華絢爛であった。【写真】はお菓子のショウケース。
通路も、トイレ室もぴかぴかにキレイ、洋式トイレも清潔、丸の内オフイス・トイレ並みであった。トイレを使用して、出ようとするとドア・キーが開かない。引いても押してもダメ!自動ロックだったのか、入ったとき閉めた記憶がない。新式のロックキーのようで取っ手がない。焦った。4、5分たって、誰かが入ってきた。「変だなー!開かないイナー!」少し声を上げた。ドアをガタガタさせた。どうしても開かない。誰かは黙って出て行ってしまった。「弱ったナー」。しかし冷静に考えた。
「ジス・イズ・トライ!」…ロック部分を引いて押したか、押して引いたかーとたんに開いた!2動作必要のようだった。
トイレ室を出る際、急ぎ足の黒服の店員とすれ違った。誰かさんの親切を感じたが、知らん顔・ナニゴトもない顔をしてテーブルに戻った。焦った自分に可笑しくてたまらなかった。カミさんに話したら「ン・モォ!」と睨まれた。娘は「ハズカ・シー!」と怒った。京兆尹に<雪隠詰め>にならなくて、本当によかったのだ。 -
京兆尹は写真のビルの間にある。店を出て円環交差点の角、旧遠東百貨店ビルの入口アーケッド横に自転車引きの焼栗屋がいた。
実直そうなオヤジさんが栗を焼いている。赤錆びた自転車ボロな荷車であったが、なんとなく美味しそうであった。サラリーマン風の先客がひとり、熱そうな焼栗を紙袋半分位、ザザッと入れてもらっていた。先客はコインで支払った。「安そう!」 安い焼栗に目がない?私は早速トライした。「多少銭?」、変なアクセントの客に、オヤジはビックリした顔をした。なにか返事するがわからない。オヤジはがま口から赤い100元札を出してハカリの400グラムを指で示した。「このオヤジ気が利く。」100元出した。オヤジは紙袋に焼栗を景気よく入れ、400グラムを過ぎた針をニコニコしながら指した。「おまけ!」か…?オヤジの左手先を見ると、指がほとんどなかった。その手で400グラムの紙袋をしっかり抱えている。戦争か、洪水のようなバイクの事故、労災か。オヤジさんの辛い苦しい過去を持つ手から400グラムの焼栗を受け取った。目をそらした。この敦化焼栗はウマかった。5っ星級。すべて粒ぞろいの良品、4、50個の栗に1個の虫食い、傷ものがなかったのには呆然、感嘆したのだ。アッパレである。帰国して食べても美味しかった。敦化焼栗オヤジの人柄、焼栗を称えたいのだ。
※第3次台湾行-????これにてお終いです。拙文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (8)
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- kyokosa-nさん 2006/04/05 22:12:43
- 楽しい旅を拝見しました。
- いつもマイページを見ていただき有難うございます。
osdさんの
第3次台湾行-?雪隠詰めか京兆尹。敦化屋台の焼栗やを称えたい。
ご家族で楽しい旅を過ごされたことが伝わってきました。
とっても楽しそう。?は特に楽しかったです。
想像をしながら笑いがこみ上げて来ました。ごめんなさい。
まだ台湾には行ったことは無いのですが、会話が出来なくても筆談でも
OKでしょうか?
エピソードを交えた旅日記楽しかったです。
kyoko
- osdさん からの返信 2006/04/06 12:10:53
- 三宅島レポートに感銘!
- kyoko さん
台湾行読んでいただき有難うございます。先日三宅島を読んで直ぐメールと思ったのですが、自分のカキコミに必死で余裕がありませんでした。
・条件付き乗船からして、勇気がいる。
・御池港の日の出<海洋から出る太陽、神々しい光の中に…>美しいです。港の標識灯のシルエットがすばらしいポジションです。
・傷変した葉の内側で葉脈が生きているガジイチゴ、<しっかり根をはれ>の寒菅など、たくましい再生の芽のひとつひとつにkyokoさんの祈りが伝わ ってくるようなレポートに感銘を受けました。
*「アンナプルナ外周」
ライトですか!何気にヒマラヤの不思議な曙光か、雲のいたずらを巧みに掴んだと思っていました。作者名もしっかり見ちゃったもんネー。以前ヒマラヤライブラリーとしても有用などと失礼しました。写真展、特に山岳、民俗写真には今後Mさんを注意するのだ。ただ最近は二科展の友人に誘われ、毎年写真の部なんかをさらりと見て回るくらいですが…。ADagでの有りネガ探しや撮影など懐かしく想いだされます。
*台湾、買い物など、ごく一般的なことだったら殆ど日本語ですみます。ただ街中では、漢字の読み発声がぜんぜん違うので通じません。書き文字でならほぼ通じます。九份は摩訶不思議な所です。畑違いかしれませんが、一見の価値有と思います。4トラ・台北で「のらねこ」さんのいい写真カキコミがあります。
*これからも活躍、応援いたします。いい写真、いい詩文を楽しみにしています。 osd
- osdさん からの返信 2006/04/06 14:25:14
- 訂正があります。
- 4トラ・台北九份の<のらねこ>さん→<のらきち>さんに訂正します。
スミマセン!記憶違いでした。 osd
- osdさん からの返信 2006/04/06 21:17:09
- 〔再々信〕ー下の詞句できました。
- kyoko さん
三宅島レポートのなかでの<しっかり根をはれ寒菅>に触発されました。今日一日儲からないデイトレの間、つなぎの詞句を模索しました。
晩酌、ビールの泡越しに浮かんできました。
<しっかり根をはれ寒菅の> 山の幸、海の幸
<しっかり根をはれ寒菅の> 春の光に海山の幸
笑って、お読み捨てください。 osd
- kyokosa-nさん からの返信 2006/04/07 08:34:31
- RE: 〔再々信〕ー下の詞句できました。
- マイページを見ていただき嬉しいです。
<しっかり根をはれ寒菅の> 山の幸、海の幸
<しっかり根をはれ寒菅の> 春の光に海山の幸
素敵な句を有難うございます。
三宅島の行く末を感じる句ですね。このように豊かな自然いっぱいの
島になることを願いましょう。そして三宅島を忘れぬように。
京都美術館の写真、拡大をしたらバッチリ名前が出てしまいました。
あわててトリミング再度載せたのですが、
タッチの差でosdさんが早かったようです。
全国版の二科会にも。ネパールの写真でお眼にかかっていたかも
知れませんね。
山を歩き自然を楽しみ写真を撮って楽しんでいます。
若葉のいろなす春の山は大好きです。散歩道に春を感じて。
kyoko
- osdさん からの返信 2006/04/07 20:47:46
- 二科会
- kyoko さん
二科展はもう十数年欠かさず見てましたが、'05秋の都立美術館の二科展はナンだカンダで行けませんでした。友人はデザイン部の幹事しているもので、
そちら中心なのですが、根がアジアが好きなもんで、絵、写真もそちらのほうに目がいってしまっています。
'04の写真の部では、小さな車の上に満艦飾のように何十人と乗っているフォートが非常に印象的でした。たしかインドだったと思います。またサリーの老婆のUPもあった気がします。間違いなくMさんの写真も見ているはずと思います。奇遇を思います。 osd
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- hiroshi_kakogawaさん 2006/04/03 23:31:36
- こんにちは!
- 台湾大好きのhiroshiです。
ここ京兆尹は私の行きたいところの一つです。
甘いものに目が無い!甘党には押さえたい場所です。
今回は是非とも行きますよ。
言葉には不自由しないので、osdさんが叶えられな
かったものに挑戦します。
結果はGWから帰ってから報告します。
- osdさん からの返信 2006/04/04 09:45:54
- RE: こんにちは!
- kakogawa さん
お立ち寄りくださり有難うございます。拙文恐縮です。
28年の台湾歴、国際結婚、地球家族へのステップを実践している
貴台に敬服いたします。民族・国籍なんかも血縁主義から属地主義に
改めるほうが真のグローバル化になるように思うのですが…。
故宮4楼(三希堂)のお菓子&肉饅頭は京兆尹であるか?
楽しみにお返事を待っています。 osd
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