2006/03/06 - 2006/03/08
15508位(同エリア17444件中)
jojoさん
同じ宿に泊まってたドイツ人のイルナが、
゛あさってからアメッドに行くんだけど、jojoも行かない?゛と
聞いてきた。
彼女はニュージー・ランドを車でひとり旅した
World Traveller.
自分のフィロソフィーを探してる、
なんか気があう女の子。
なんでもウブド初日に、アトリエをもつアーティストの
インドネシア人と話していて、彼がアメッドに仕事で行くので、
彼が車、イルナがガソリン代をシェアして
いっしょに旅をしよう。という計画らしかった。
すごくバリらしい話しで、
かなり うさんくさい感じ。
jojoはイルナに忠告して、
次の日、公共のバスに乗ってパダン・バイで合流することにした。
ウブドは連日雨だったし、ここでのインタビューにも
前途が見えなくなってたしね。
雨の少ないアメッドはまたjojoの大好きな海があるし、イルカもいる!(こともアル)
バス停に着くと、弱々しいウサギみたいな白人の女の子がひとりだけ
座ってた。
jojo ゛もしかして、あなたもアメッドへ行くの?゛(・v・)
riana ゛私はロビナに行くのよ゛(・v・)
やさしい声。
jojo ゛あなた1人で? だったら私はアメッドに行くんだけど
途中でドイツ人の女の子とおち合うから、
よかったらいっしょに来ない?彼女もすごくイイ子なんだよ。゛
基本的に誰かの計画を変えるのは好きじゃないけど、
彼女が合流してくれたら、もっと楽しくなる気がしたし、
彼女にとっても1人でロビナはどうも大変そうだったんで、
アメッドのことを説明してみた。
彼女は嬉しそうに笑顔になって、私の誘いに同意した。
(彼女のこの俊敏さが、私も好きになった☆
お互い瞬間的にハームレスだと感じたんだよね。)
結局チケットはリファンドしてもらえなかったけど、
そんなのおかまいなしで、リアナは私と同行することになった。
これぞ、World Traveller!
その様子をずっと見てたバリ人の男の子たちは、
゛な、な、なんでそんなカンタンに決まっちゃうの〜??゛って
フシギ顔。(笑!)
いや正直jojoも、この展開はウケました。(小説より奇なり?)
私たちは途中の村(パダン・バイ)で、イルナとアーティストの
おじちゃんと合流した。そして静かなチャンディ・ダサまで
移動してお茶をして、彼の作品を見せてもらった。
半分、アーティストだってことも疑ってたjojoは、
彼の点画のクオリティに驚いた。
゛このおっちゃんは、本物じゃん。゛
でもなんか武勇伝が多い。 さっきから自分のことばっかり話してる。
そして おっちゃんが泊まろうと思っていたところを
jojoが、゛できたら別のところがイイんですけど・・・゛と言うと、
態度が急変した。(笑えるほどに)
なんでもそこのオーナーが、アメッドでは力をもっているらしい。
ま、World Travellerにとっちゃ、そんなことどうでもイイし、
そもそも、そのオーナーが好きになれないんだよね。
jojo ゛同じところに泊まりたくないだけだから、
別に他を探してなかったら、そこでもイイですよ。
確かに宿自体はナチュラルで素敵なところだから。゛
おじさん ゛それじゃぁ、民主主義でいこう。
そこに泊まりたい人は?゛
一同 ゛し〜ん゛
それからおじさんは、jojoに意地悪になった。
インドネシア人らしく、いや、それともアーティストらしく?
深刻な顔つきで『何か不吉な予感がする・・・』とか言い始めた。
確かにふりだした雨は激しくなるし、
途中の道に穴があいてたり、木が倒れてたりして・・・(笑)
゛jojoと合流してから、何かが変わった。゛という。(名指しだよ!)
そんなこと言われたのは初めてだったので むかついた。
私はおじさんに、できるだけ礼儀正しく接していたのにさ。
(ま、もちろん心の中では、ウサンクサイって思ってたけどね)
だけど、そんな穴も地元の人は、何も介さず通りぬけるし、
倒れた木も、子どもたちがニコニコ押し上げて通してくれた☆
かわいい〜♪
(へへへ・・・おじさんの予感なんかに、そうカンタンに負けやしないぞ。)
☆
そう、おじさんのたくらみは見事に失敗に終わったのだ。
その夜、イルナから、前日のおじさんの彼女へのアプローチを聞いて、
jojoとリアナは確信した。
結局このおやっさんは、イルナとラブラブになりたかったのだ。
そこへ突然バリをよく知る日本人と、さらにイギリス人の
仲良しチームが合流して、おじさんのたくらみは撃沈したのだった。(笑)
それにしてもイルナとリアナとjojo,国籍も違うし、
会って間もないのに、まるで姉妹みたいに息があった。
エキストラ・ベッドを入れた部屋はまるでYhaのドミトリー。
イルナは時々ドイツ人気質がでて、厳格なとこもあったけど、
(あと、おじさんを信じたことでちょっと自己嫌悪にもなっていた)
リアナが打開策を打ち出すそのやり方や、
こっそり私をサポートする意見を言ってくれるやり方なんかが
日本の友人たちとそっくりで、力をもらった。
やっぱ、そんなのに国境なんてないんだよね。
さてさて このお話しには、まだまだ笑える展開が・・(・v<)
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