2006/01/15 - 2006/01/29
40873位(同エリア46506件中)
硝子玉さん
石垣島を拠点に、黒島・竹富島・小浜島・西表島と離島をめぐり、その後フェリーで宮古島へ。そしてまたフェリーで沖縄本島に行きました。 盛り沢山の内容の旅なので、写真が多い! どうぞゆっくり見ていってください(^^) 訪れた島ごとに、旅行記を分けています。これは4日目。石垣島から竹富島に移動です。
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4日目はやっといい天気。今日は3泊した石垣の宿をチェックアウトして、午後の便の船で竹富島に移動する予定。
午前中に宿から自転車を借りて、少し離れた電機屋さんに買い物へ。実は、パソコンとデジカメをつなぐUSBケーブルを家に忘れて、大変に困っていた。石垣島にいる内に買っておきたかった。
外に出ると、ものすごい日射し! 暑い。日陰を選んで走り始める。ベスト電気にはすぐ着いた。USBケーブルを購入。やれやれ。
これはその途中で撮った、道の角にあった巨木。 -
サンエーのバスに乗って、離島桟橋へ。八重山観光フェリーで竹富島へのチケットを往復で買う。ちなみにオープンで、帰りの便は決めなくてもよい。
船の出発までまだ時間があったので、荷物を預かってもらってしばし港を散策。前から気になっていた、『サザンゲートブリッジ』に行ってみる。石垣港の象徴的な橋だ。徒歩でも渡ることができる。渡り切ったところには、園地がある。
日射しが超強烈なので、雨傘を日傘がわりにして差して歩く。離島桟橋からはそんなに遠くない。
これは、橋の上から撮った石垣港。まるで地中海の港のようだ。 -
橋の上からの眺め。素晴らしい。一隻の船がこちらに向かって走ってくる。日本離れした風景だ。
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石垣のような都会(八重山諸島ではダントツで都会)の港の海でも、こんなにきれい。サンゴ礁が透き通って見える。
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サザンゲートブリッジについていたカジキマグロのオブジェ。その他にマンタもあった。
ここから少し離れたところに、マンタ公園というのもある。(行かなかったけど)そこでは、夕方に老人たちがゲートボールをしている。子供も夕方遊んでいる。(昼も遊んでいたかな)こちらの昼間の日射しは強烈なので、夕方から遊ぶのだろう。ゲートボールというと、朝早くやっているイメージがあったので、夕方やっているのが珍しかった。 -
これは橋を園地に向かって渡って、左側の風景。ここからの眺めは、どこを見ても絶景だ。天気が良いので、さらに気分がいい。橋の上は風が強いので、それには要注意。車にも注意。
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サザンゲートブリッジを下から写した写真。観光客らしい家族の子供たちが、喜んでかけて来た。いい想い出になるよねー。
私はまたも船の出発の時間が迫ってきていて、あわてて離島桟橋に戻る途中。 -
午後3時過ぎ出航の高速船に乗って、竹富島に出発! といっても、たったの10分で着いてしまう。石垣島と竹富島はとても近い。
竹富島は、さらに暑い! 何故なんだ。すごくきれいな港に、団体観光客が沢山いる。にぎわっている。
これは港に張ってあった、『沖縄のさかな』。表紙の竹富島の地図も、港に張ってあった。
こういうのを見ると、子供の頃、魚類辞典をよくながめていたのを思い出すなー。
表紙の地図に、「おーりとーり」とあるが、これは沖縄本島で言うところの「めんそーれ」と同じ意味。「いらっしゃいませ」と歓迎してくれてます。 -
これは港の観光案内所に置いてあった、車海老の飼われている水槽。20cm以上あったと思う。大きい。
写真を撮ったら、またフラッシュが出てしまった。水槽の向こうでは、案内所のお姉さんが仕事をしていました。失礼しました!
竹富島は、車海老の養殖でも有名。島の南3分の1ほどは牧場と車海老の養殖場になっていて、立ち入り禁止です。 -
港の待合所から撮った写真。はあ〜っ、きれいと言うしかない。南国の空と海。
待合所には大きなテレビがあり、椅子がズラリと並んでいる。時間を潰すにも、休憩するにもいい所。
石垣島から買ってきたお弁当を食べる。テレビでは国会の証人喚問をやっていた。まるで別世界の出来事のようだ。 -
これは待合所の外に出て撮った写真。1月とは思えない気候だ。
後で聞いた話だが、竹富島の港は浮き桟橋になってるらしい。海の潮位によって桟橋の高さが変わるので、観光客の船への乗り降りが楽だそうだ。しかし、浮き桟橋建設の弊害もあるという。
観光に力を入れている竹富島らしい港だ。 -
またも今夜の宿を決めていない。港近くの『ゆがふ館』というビジターセンターに移動して、どこに泊まるか決めることにする。
ここでは、竹富島の案内映画をやっている。観光の前に見ておくといいだろう。資料も充実。お土産物屋・トイレもあり、テーブルや椅子があって休憩もできる。お茶も飲めるようになっている。木造で、とても雰囲気のある建物だ。
そこの職員の人に、「どこかいい宿ありませんか」と聞いたが、「いろいろありますよー」という返事しかなかった。考えてみれば、ビジターセンターの人が特定の宿を勧める訳にはいかないよな〜。
まあ、本を見て適当に宿を決め、電話予約。観光客はたいてい港から宿の送迎バスや村の有償バスに乗って、集落に移動するらしい。
しかし、集落まで大して距離がないので歩くことにする。これがまた大変だった。港から集落までは上り坂。道はでこぼこしてるので、キャスター付きのバッグを引きずるのに苦労した。日射しが強くて、余計に暑く感じる。無理しないで、バスに乗ればよかった。
やっと集落に入ると、道には白いサンゴ砂が敷きつめられている。ホウキではかれていて、きれいにはき跡がついている。全体的にこぢんまりした印象の集落だ。石塀や赤瓦屋根の民家、植えられている植物がいかにも竹富島な感じ。
そして、この水牛車。広いとはいえない集落の道を、のんびりと歩いている。車には観光客がたくさん乗り込み、案内の人が三線を弾いて八重山民謡を歌ったり、観光案内をしたりしている。
水牛はデカイ。身体に大粒の汗が吹き出ている。大変なお仕事だ。
水牛車を引くのは、大人しいメスの牛が多いそうだ。
集落のあちこちを複数の水牛車が、行き来していた。 -
なぜか巨木を見ると写真が撮りたくなる。長い年月を経た木の持つオーラのようなものに引かれるのか。
巨木は偉大だ。 -
民家の石塀の中に植えられたハイビスカスの木。ハイビスカスは八重山ではポピュラーな街路樹。南国だなー。
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宿にやっとチェックインした後、夕日がきれいだという西桟橋に行くことにした。まだ日没までに時間があるので、のんびり行く。
これはその途中にあった『なごみの塔』。あか山丘とあるが、それほど地形的に高い訳ではない。竹富島は多少のアップダウンはあるが、全体としてはとてもフラットな島。ここもサンゴ礁が隆起してできた島です。
で、『なごみの塔』。高所恐怖症の私にはとてもなごめる塔ではない。先客のカップルさんの様子を見ながら、登るかどうか悩む。ついでに写真を撮らせてもらう。 -
そして、意を決して登った『なごみの塔』からの眺め。竹富島情緒たっぷり。この写真は、逆光になってしまった。
『なごみの塔』、狭い階段なので一度に一人しか登れない。階段を上がるというより、よじ登る感じだ。手すりにしがみつきながら、何とか上までたどりついた。
展望スペースは、狭い。回りが囲まれているので、少しは恐怖心が柔らぐ。しかし、立ち上がるのは無理。座ったままで写真を撮りました。 -
こちらは東側の風景。白い砂の道と赤瓦の屋根が、いいコントラストだ。
竹富島にはほとんどゴミが落ちていない。観光地なのにこれは驚きだ。島の人がみんなで竹富島をきれいに保つことに努力している。朝と夕方に家の回りのゴミを片付け、ほうきではき清めている(と思う)。観光客も多いので、大変なことだろう。
浜にも全然ゴミが落ちていない。本当にきれいな島だ。 -
西桟橋に行く前に、ちょっと横道にそれてみた。手元のおおざっぱな地図によると、その道の先に御嶽(竹富島では『オン』だったかな)があるらしい。距離感がつかめないので、行けるところまで行くことにした。
この道が良かった〜。
観光客は誰も歩いていない。うっそうとした樹木におおわれていて、西日も入らない。色んな種類の蝶が舞い飛んでいる。黒島も蝶が多いと思ったが、竹富島にはもっといる。蝶に誘われるように、ふらふらと道の先へと進む私。
道端には見たこともない植物が生えている。これはクワズイモの葉。こちらでは普通に生えている植物だ。小さい私の手と比べてみて下さい。傘がわりに使えそうなぐらい、大きな葉っぱ。
途中の十字路で、大きな鳥が飛んできて木の枝にとまった。逆さにとまったので、ん? と思ったら、巨大なコウモリだった! びっくりした〜。後で調べたら、これはヤエヤマオオコウモリという種類らしい。羽根を広げると70cm以上あるそうだ。木の実や果実が主食。写真を撮ろうとしたら、枝の後ろに隠れてしまった。八重山諸島では、当たり前のように見ることができるコウモリだ。 -
さっきの道を御嶽まで歩いたら、日没に間に合わない! ということで、途中で引き返して西桟橋へ。まだ日没には間があった。いい時間に来られた。
海は凪いでいてとても静か。観光客や地元の人が何人かいる。海をのぞくと、魚の群れや桟橋のコンクリートにくっついているカニ、ナマコなどが見える。
おじさんが一人、浜に座って三線を弾いている。歌も歌っていたかな〜。こちらでは日常に音楽が密着している。何の気負いもなく、音楽を楽しめる生活。とても、いい。
おじさんの三線をBGMに、日没を待つ。のーんびりした気分に浸る。 -
そろそろ日没。浜にちょうどいい具合に置いてある流木に腰をおろして、海を見る。
地元の人が車でやって来る。犬連れだ。天気の良い日は、犬の散歩がてらここに来るのだろう。桟橋を走って行く人と犬の姿。映画のワンシーンのようだ。
この写真、犬はうまく写らなかった。 -
とうとう日没の時が来た。西桟橋にいる人の数も増えてきた。みんな魅せられたように夕日を見つめている。こんなにきれいな夕日は、久々に見た気がする。
竹富島に日帰りで来る人は、この夕日が見られない。石垣島への最終便は17時45分。日没は冬でも6時過ぎだ。
後にも書く理由によって、竹富島には泊まりで来たほうがいい。最低でも一泊はして欲しい島だ。 -
日没を過ぎると、島は急速に暗くなる。あまり暗くならない内に宿に戻ることにする。
しかしこの宿、素泊まりのみで食事がつかない。どこかで食料を調達しなくては・・・と、暗くなった集落を探してみたが、コンビニはもちろんのことスーパーもない。地元の人はどこで買い物をしてるのだろう?
お土産物屋さんも、もう閉まっている。うーん、参った。
宿にカップラーメンが売っていたが、いつからそこに置いてあるのか不明な代物だったので、パス。宿の主人に、どこか夕食を食べられる場所はないかと聞いたら、近くの居酒屋さんを教えてくれた。
そこまで夜の集落を歩いて行く。暗いといっても、集落内はオレンジ色の街灯がついていて、歩くのに不便はない。日が落ちてからは涼しくなって、気持ちがいい。
普段は一人で居酒屋には行かないが、竹富島では仕方がない。ここの居酒屋には女一人で来ている人も多かった。夜に食べる場所がないからだろう。
あんかけ島そばと、珍味盛り、オリオンビール小ジョッキを頼む。お通しで肉じゃがが付いてきた。こちらに来てから、初めて沖縄らしい食事を食べた気がする。
あんかけ島そばは、野菜がたっぷり入っている。珍味盛りは、島どうふの上にスクガラス(アイゴの稚魚の塩漬け)と塩辛(普通のとイカスミ)がのっている。特にスクガラスどうふを食べてみたかったので、味に興味津々。スクガラスのしょっぱさと、島どうふの淡白な味の取り合わせが絶妙だ。他の2種類も美味しかった。
酒には弱いが、今日は一日暑かったので、ビールが飲みたくなった。出て来た小ジョッキをごくごく飲んでしまう。うまーい! この気候のせいか、とても美味しく感じる。
窓際の席に座ったので、風が気持ちいい。ただ蚊取り線香が近くにあって、少し、というか、かなりけむたかった。まあ、そんなことはどうでもよくなるほど、のんびりできました。 -
朝食がないので、居酒屋さんでおにぎりを持ち帰りにしてもらう。
竹富島はいい島だけど、宿は失敗したな〜。
もう泊まらないと思うので書きますが、竹富島に泊まる時は食事付きの宿にしましょう。外で食べると割高になります。それか、石垣島で食料を買い込んでおきましょう。
ここの宿、ちょうど私が泊まった日は、他に男の人三人が泊まっていた。女は私一人。
宿のお姉さんは当然のように、「他のお客さんと一緒でいいですか?」だと。おいおい。男三人の中に女一人で相部屋かよ・・・。勘弁してくれ。
「それはちょっと・・・」と言うと、「では、女性専用の離れに」とのこと。女性専用部屋があるなら、最初からそっちにしてくれー!
その離れに行ってみると、う〜んボロイ。だいたい宿本体からしてボロかったが。
「隣にオーナーの家があって、昼夜を問わず寝ていますのでお静かに」
一人で騒ぐこともないので、それはいいのだが、昼夜を問わず寝ているオーナー・・・寝たきり老人か?
離れの床には、いたる所にゴキブリ・キャップが置いてある。一月とはいえ、危険を感じる。ベッドにはせんべい布団が敷いてある。貸しきり状態なのが、せめてもの救い。
写真は宿の共用リビング。ワイルドな感じ。窓もドアも開けっ放しなので、虫や動物が入り放題。屋根があっても野外とそんなに変わりません。 -
宿に戻り、離れに入るといきなりでかいクモがいた。「うわ〜っ、驚いた!」と声に出して叫ぶ。直径9cmぐらいだろうか。後から聞いた話では、アシダカグモというらしい。ゴキブリをバリバリ食べるそうだ。一夜を共にしたくないので、手持ちのパンフレットを使って、外に出てもらう。
リビングに行くと、他の泊まり客はいなかった。しばし休憩。
「ケケケケーッ!」と、時々鳴き声が聞こえる。壁や天井にヤモリが何匹もうろうろしている。沖縄のヤモリは鳴くと聞いていたが、実際耳にすると驚く。
ヤモリは別に嫌いではないが、寝ている間に身体をはったりすると、ちと気持ち悪いな〜。
石垣でも(屋外で)ヤモリを見かけたが、竹富のヤモリはさらに大きい。プリプリしている。食料の虫が多いからだろう。
天井のヤモリを撮ったつもりが、この写真では小さくてよく見えない。でも確かにいるので、探してみてください。複数います。
照明だけ見ると手作り感があって、雰囲気ありますなー。
しかし、ここの宿は全体的に暗い! 目が悪くなります。
この後、誰もいなかったのでソファに横になって、置いてあった『ねこぢる旅行記』を読む。ソファのクッションからも怪しい匂いがする。
その内、客が帰ってきてにぎやかになる。宿の人やお客さんは、いい感じの人たちばかりでした。
そうそう、シャワーについても書かねばなるまい。シャワーは男部屋のすぐ横にある。シャワーを浴びるにはそこを通らなくてはならない。
シャワー室にカギがかかるのが、ありがたい(って、当たり前か)。シャワー室の窓が開いていて、隣の民家の明かりが見える。おいおい、そちらからも見えるって。窓を閉めました。
シャワー室には、ダンゴ虫がたくさんいました。
シャワーを浴びてリビングに戻ると、他の客や宿の人がトランプをやっている。「大富豪、一緒にやりませんか〜」と誘ってくれたが、大富豪のやり方を忘れているし、疲れていたのでお断りした。
早々に休むことにする。しかし、離れの入口のアルミサッシがぴったり閉まらない。虫や動物の侵入は防げない。それ以前に、すでに部屋にいる。ヤモリの鳴き声が近くから聞こえる。
耳せんをして、懐中電灯で本を読む。部屋の明かりをつけても、暗くて本は読めない。
夜12時過ぎぐらいだろうか。人の気配がした。何だろうと思うと、部屋の電気が消えた。耳せんをとって懐中電灯で入口を照らすと、宿のお姉さんが立っていた。もう私が寝たと思って、電気を消しに来たのだった。声をかけたらしいが、耳せんをしていたので聞こえなかった。
他の宿の営業はワイルドなのに、そういうところは細かいなー。
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