2006/01/15 - 2006/01/29
41919位(同エリア49915件中)
硝子玉さん
石垣島を拠点に、黒島・竹富島・小浜島・西表島と離島をめぐり、その後フェリーで宮古島へ。そしてまたフェリーで沖縄本島に行きました。 盛り沢山の内容の旅なので、写真が多い! どうぞゆっくり見ていってください(^^) 訪れた島ごとに、旅行記を分けています。これは日帰りで黒島に行った時のもの。
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3日目も天気はいまいち。天気が悪いからといって宿にいるのもつまらないので、日帰りで黒島に行くことにしました。
黒島は高速船で石垣島から30分ほど。ハートの形をした島なので、『ハート・アイランド』と呼ばれています。しかし、地図を見た限りでは、ハート型と言うのはちょっと厳しい。
宿の主人は、「ユンボで海岸線を削って、完全なハート型にすれば、観光客が増える」と、乱暴なことを言ってました。
他の人にも、「何もない島だよ〜」と言われた。島の住民の10倍も牛がいるそうです。
初めての高速船に乗って黒島へ。曇り空の下でも、海の色はきれいなエメラルド・グリーン。次々に現れる島影を眺めている内に、船は黒島港に到着。
島に上陸すると、風が寒い! 上着を持ってこなかったのを後悔。
写真は私が乗ってきたあんえい号。離島に行くには、安栄観光か八重山観光フェリーの高速船を使います。
往復のチケットを買うと、割り引きがあります。ただし帰りも同じ会社の船に乗らないといけない。
日帰りの場合は、最終便の時間をよく確認しましょう。 -
港に着くといきなり現れる牛のモニュメント。牛が売りの島です。
島には特に大きな観光スポットがあるわけではない。
観光というよりは、自然観察をするのに良い島だと思います。 -
レンタサイクル屋もあったけど、黒島の大きさをあなどった私は、徒歩で島を回ることに。港から西の浜というビーチに向かうことにしました。
道を歩いていると、民家の庭から一匹の犬が飛び出してきた。
私は犬がちと苦手なので(子供の頃、よく追いかけられたトラウマが・・・)、ビックリした。犬は私の後をついてくる。恐いので、相手の警戒心を解くためにも、声をかけ続けた。
「おまえ、いい所に住んでるなー。これから西の浜まで行くんだよ。一緒に散歩する? 家から遠くなるよ。大丈夫かい」などなど。
結局、犬と一緒に西の浜まで来てしまった。
犬は喜び、浜をかけ回る。島を案内してくれるつもりだろうか。走ってはこちらを振り向き、走ってはこちらを振り向き・・・。一緒に遊んで欲しいのかな。 -
犬は餌をねだる訳でもなし、ただ遊びたかっただけみたい。しばし、犬と一緒に浜を散策。
私と犬以外、誰もいない西の浜。
私が自分勝手にあちこち見て歩いていると、犬も飽きたのかどこかに行ってしまった。
一人になった浜で、石垣島から買ってきたお弁当を食べた。
離島に行く時は、食べ物と飲み物を持って行きましょう。
小雨がパラパラ降っている。沖を高速船が行き交う。海も空も浜も、信じられないぐらい美しい。
浜を歩いている間、誰にも会わなかった。自然を一人じめした気分。 -
浜にはサンゴのかけらがゴロゴロしている。しばらくビーチコーミングに熱中する。
できるだけきれいな形で、大きすぎないサンゴ、美しい色の貝殻を集めた。
収穫は写真の通り。 -
海岸を歩いていると、一面に緑色の海草が生えている。これがどうやらアーサー(あおさ)らしい。
沖縄ではアーサー汁などにして食べる。TVでアーサー採りをしてる場面も見たことがある。
少しつまんで海水で洗って食べてみた。砂が混じっていたけど、なかなかいける味。
海がきれいなので、そのまま食べても全然抵抗がなかった。 -
潮だまりの中に、色々な生物がいる。よく目についたのは、小さいハゼの稚魚。こちらの気配を感じると、すぐ逃げてしまう。
あと多かったのは、ヤドカリ。気をつけて歩かないと踏みつぶしてしまいそうなぐらい、多い。
この写真で貝殻のように見えるのは、全部ヤドカリ。持ち上げると貝の中に閉じこもってしまう。浜に置くと、出て来て歩き始める。とても可愛い。
浜にはいくつも小さな穴が開いていた。きっとカニの住みかなのだろう。カニもいたが、そんなに大きいものは見なかった。
潮だまりは、小さい生命の揺りかごなんだなー。 -
おっと、今度はウニを発見。これは何という種類のウニだろう。
後で友人に、浜でウニを見た話をしたら、「食べてみればよかったのに」と言われた。それって密猟になるのでは?
これを見ても、食べる気にはならなかったなー。 -
だいぶ浜を歩いて来た。辺りには奇岩が多く見られる。この奇岩、「ノッチ」というらしい。
サンゴ礁が隆起してできた黒島。その海岸で、波の侵食によってこのような奇岩が生まれたのだろう。
足元は岩になってきて、滑りやすい。注意して歩く。
内陸に戻る道を探したが、なかなか見つからない。
工事車両の音が聞こえる。人の気配はあるのに、道がない。少しあせり始める。 -
それでも、写真を撮ることは忘れない私。こちらの植物は、葉が厚い。本土では観葉植物にされるような種類が、当たり前のように生えている。
植物の種類に詳しければ、もっと楽しめるのになー。
それと、黒島には蝶がたくさんいる。ヒラヒラ飛び回っているので、うまく写真に撮れなかった。
その蝶が驚くほど、美しい。どれも絶妙なデザインだ。こちらも、種類がよく分からないのが、残念。
鳥類も、今の時期には本土で見られない種類がいる(と思う)。やっと内陸に入る道を見つけた時、木々にメジロの群れがいた。こんなに大量のメジロを見たのは、初めて。
自然観察するなら、もっと生物の種類に詳しくならないとダメだな。 -
やっと浜から脱出して、舗装された道を行く。疲れたので、地図にある黒島ビジターセンターに向かう。
このヤギは、ビジターセンターの庭にいた。とても人なつこい。
ビジターセンターから三線の音が聞こえてくる。おじさんが一人で三線を弾きながら、民謡を歌っている。この人がビジターセンターの職員。
中に入ると三線を弾くのを止めて(どうやら本を見ながら練習していたようだ)、館内の展示物の説明を始めてくれる。あのー、とりあえず疲れたので休ませて欲しいんですけど・・・とも言えず、おじさんの後について展示物を見る。
このおじさんも頭のスイッチがON状態。きっとどんな人にも同じ説明をしてるんだろうなー。たぶん、ギャグも同じ。
ここの展示物は、なかなかに興味深い。行ってみる価値あり、です。
説明が終わったので、椅子に座って休ませてもらう。おじさんはこちらをかまうこともなく、また三線の練習に戻ってしまう。沖縄の人のこういうところ、すごく好きです。
持参したさんぴん茶を飲みながら、おじさんの三線を聴く一時。あー、沖縄に来た〜と実感できました。 -
おじさんから港へ向かう道を教えてもらった。10分くらいで戻れるらしい。私は浜をのんびり歩いて来たので、時間がかかったのだろう。
まだ帰りの船まで時間があるので、遠回りして行くことにする。ビジターセンターから、自然観察遊歩道を歩き、仲本海岸に向かうことにする。
これはビジターセンターにほど近い所にあった、「フズマリ」というもの。サンゴの岩を積み上げてある。昔、見張り台のように使っていたらしい。
その他にも、いくつかの御獄(ワン)があった。御獄は、島によって呼び名が違う。黒島では、「ワン」。 -
また浜に入った。ここは砂浜。ハマナスの花が咲いていた。(ハマナスですよね?)
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また浜辺を行くと、何時になるか分からないので、戻って鋪装された道を行く。
まっすぐに続く道。車も通らない。
この何も無さが、気持ちがいい。 -
仲本海岸へと続く道。広々としている。天気が良ければ、もっと気持ちいい道だろう。
この日、黒島を回っていた観光客はほとんどいなかったと思う。
天気が悪くても、それはそれで味わいのある島です。 -
分かれ道にあった大きな木。目印になっているのか。
沖縄では、集落に向かう道の入口に大きな木を植えるらしい。 -
仲本海岸に到着。ものすごい風が吹いている。とてものんびり海岸を散策はできない。
売店も休業中。ハブクラゲに注意・・・って、泳ぐどころの騒ぎじゃない。
休憩所があったので、しばし座って海を眺める。 -
仲本海岸を後にして、また内陸に向かう。東に行くと集落。北東に向かうと、黒島小中学校。港に近い北東の道を行く。
辺りには牧場が広がり、黒島らしい風景になってきた。
木陰の暗いところに、ヤギが何匹もいた。写真を撮ったら、フラッシュが出てしまった。まぶしくてゴメン。
さっきのビジターセンターの人が言っていた。
黒島には水が出ない。農耕はできない。畜産が主な産業となる。親牛に子牛を産ませて、それを出荷する。
「ドナドナの世界です」とのこと。
牛やヤギは可愛いけど、潰す時が厳しいなー。 -
広々とした牧場の風景。暗雲たれこめています。
ふだん都会のゴチャゴチャしたところに住んでいるので、こういう視界が開けた場所に来ると、気分がいい。
島に住んでみたら、きっと都会が恋しくなるのだろうな。 -
とうとう牛に遭遇。お食事中です。
意外と広い島なので、牛だらけという印象はなかった。近くで見たのは、この時が始めて。
ここらへんから、牧場で働く人や、時々通る車などを見かけるようになった。
黒島に来た時は、島の住民にあいさつをしましょう。
島にお邪魔させてもらっているという気持ちを、忘れずに。 -
近くで見ると、牛はデカイ。そのデカさにビビッてしまう。
この牛は身体に傷がある。鉄条網で傷つけたのか、牛同士のケンカによるものか。
牛の近くにはサギがいる。この後、水辺で初めてアオサギを見た。すぐ逃げてしまったが。きれいなサギだった。 -
黒島小中学校まで来た。住民が少ない島でも、ちゃんと学校はある。子供たちもいる。
学校の近くには、保育園もあった。ちょうど子供たちが帰りのバスに乗り込むところを見た。優しそうな保父さんに見送られて、元気にあいさつをしてバスに乗り込む子供たち。
黒島に生まれて育つのは、どんな感じだろう。少し想像してみた。 -
港へと向かう道。水道記念碑というのがあった。
水が出ない黒島に、水道を引いた記念に建てられたものらしい。
どのように水道を引いたかは、よく確認できなかった。
帰りの船は17時10分。その時刻が迫っている。
本当はのんきに写真を撮ってる場合じゃない。 -
牧場にポツンと一本立っていた木。ちょっと北海道的な風景かもしれない。
天候はさらに荒れ気味。風がビュービュー吹いている。
石垣島もそうだったが、八重山諸島は風が強い! ウインドブレーカーが必要だ。
この時は、上は長袖Tシャツ一枚だった。気温が高いのでそんなに辛くはないが、体感温度は低いだろう。
港に向かってあせって歩いていたので、身体は暖まっていた。 -
ヤシの木が均等に植えられている、港への道。葉っぱの流れ具合で、風の強さが分かるでしょう。
まだ港は先なのに、5時のチャイムを聞いてしまう。
港近くに来た時は、もう走っていた。
何とか出航1分前に港に到着・・・と思ったら、目の前で安栄観光の船が出て行くではないか!
思わずヒザが崩れ落ちる私。港にいた人が、船を呼び戻そうとしてくれる。だが、船の運転手は気がつかず行ってしまった。
あー、どうしたらいいんだ〜!
途方にくれていると、八重山観光フェリーの人が声をかけてきてくれた。「いいから乗りなよ」。17時15分の便に乗せてくれるという。それが本当の最終便。
違う会社の船の切符を受け取ってくれる八重山観光の人が、天使に見えた。
感謝の意を込めて、その後高速船に乗る時は、すべて八重山観光フェリーにした。
人に迷惑をかけないように、余裕を持って港に行きましょう。(と、自戒)
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