☆Vol.42☆インドで考えた。～42日目～　デリー→日本

2005/09/21 - 2005/09/21

『お尻に注射、ありがとうインド！またの日まで』
朝8時頃に目覚める。少し良くなってはいるが、ベッドに体を横にするだけで体が痛む。そして相変わらず息を深く吸うと胸のところが痛む。花ちゃんに「ごめん、おれ今日ずっと部屋で寝てるよ」と言って休む。が、10時過ぎに病院に行くことにした。デリーで一番有名な安宿「アジャイ・ゲストハウス」（シゲタ・トラベル併設）のオーナーはロニさんという方で日本語ぺらぺらで、デリーinの日本人がよく宿の送迎を日本から予約するのだ。花ちゃんも何日かアジャイに泊まっていたので、「ロニさんに頼んで連れて行ってもらいましょうよ」と言ってくれ、そうすることにしたのだ。日本に帰ってから日本の病院へ行くことも考えたが、飛行機にも乗らなければならないし、まだ時間もあるため「とりあえず動いてみよう」ということだった。　ロニさんは心強く、すぐに「保険証はあるか？」と聞いてくる。すぐわかった。保険金で患者は自己負担金0でから保険会社が少しボッタくられるのだ。ま、別に保険入るのに1万2000円出したからねーという思いで保険に入っていることを伝え、病院へ行った。左ひじの裏から採血し（コルカタ以来2度目）、その後お尻に注射した！花ちゃんいわく、マラリアにかかった人もお尻への注射の2時間後にはすっかり元気になっていたそうだ。注射はあまり痛くなく、その後損保ジャパンの人と電話で事情を話し、薬をもらって宿へ戻った。薬は4種類くらいで10日分くらいくれた。そんないらないのに・・・保険で水増し請求するのかなとか思っていた。（が、赤痢だと2週間病院に隔離されるし妥当だったかな）　宿に戻る頃には体が少し楽になっていた！気分的なものもあるのかもしれない。自然とテンションがあがってくる。それから花ちゃんおすすめのレストランでチキン・カレーを食べながらオーストラリア人と話したりして、その後は象の像やお香、シバ神とかのセットやお茶等のお土産をいっぱい買い6時前にチェックアウトしてタクシーで空港へ向かった！もうその頃にはかなり胸の痛みもなくなり楽になっていた。もしかしたら、旅が終わるという実感からの気の緩みからきたものかもしれない。タクシー車両の中からインドの街並みを眺めながら思い返していた。はじめてインドの地に降り立ったトリヴァンドラムの空港での暑さと匂い、インド独特の街の匂いとうるささ、コヴァーラムビーチでの海水浴やインド最南端でのサンライズ、チェンナイでは孤独を癒してくれたチチャモ達と出会い、バンガロールではストリートチルドレンのボランティアを実生さんやジョンやライラ、ヴラタという心暖かい人と共にやった。エローラ・アジャンタでは世界遺産、バラナシでは沐浴、ブッタガヤの日本寺では座禅。コルカタでは下痢と発熱に苦しめられ、その後のダージリンではゆっくりと過ごしてサンライズを見た、そしてタージマハル。そんで最終日前日には息が吸いづらくなって、でもようやく回復してきて。
　インドのチャイは、何十回飲んだだろうか。インドのバス、列車、オウト、牛、そして暖かく人間味のあるインドの人々。本当にインドに来て良かった。そして今から日本に帰るんだ。インドを去ることの寂しさと日本に帰れることの嬉しさに浸りながらそんなことをぼんやりと思い出しながら、タクシーはデリーの空港へ着いた。インド、そしてインドで出会った全ての人への感謝、そして愛おしさの気持ちを持って、AI304号へ乗った。終

エリア インド

最終日に注射

今思い出せば全てが夢のよう

本当にすばらしい時間だった

また絶対インドへは行くだろう

そこには会いたい人がいるし

まだ見てない場所が山ほどある

また絶対訪れようと思う

辿った道のり。

ここまで見てくださった皆様へ。

旅初心者でまだまだ若輩者の私ですが、最後までご覧になってくださいましてありがとうございます。
私はあさって2月8日から1ヶ月程、南米はペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンへと友人と2人旅してきます！
また、その後家族でオーストラリアの方へ6日間旅行してきます。
また旅行記の方作るかもしれませんので、その際はぜひまた見てやってください。
それでは、またの機会まで失礼いたします。

ダイサク