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寒い日が続きますね〜。<br />こんな時は暖かい春の日の写真でも見て、暖まりましょう。<br /><br />色鮮やかな花を見てると 春が待ち遠しいです。<br />春になったらみなさんカメラを持って近くの公園へ<br />近くにも素晴らしい景色がきっとありますよ。<br /><br />千本松原に関する教科書が教えない感動の歴史秘話を追加しました。少し長いですが、ぜひ読んで下さい。<br /><br />「(輪中地域出身の)僕は薩摩義士の偉業を忘れません。」

花咲き乱れる 春の日に (感動の歴史秘話を追加)

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2005/04/09 - 2005/04/09

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draken

drakenさん

寒い日が続きますね〜。
こんな時は暖かい春の日の写真でも見て、暖まりましょう。

色鮮やかな花を見てると 春が待ち遠しいです。
春になったらみなさんカメラを持って近くの公園へ
近くにも素晴らしい景色がきっとありますよ。

千本松原に関する教科書が教えない感動の歴史秘話を追加しました。少し長いですが、ぜひ読んで下さい。

「(輪中地域出身の)僕は薩摩義士の偉業を忘れません。」

  • 2005年4月、岐阜の実家に帰る途中に木曽三川公園チューリップ祭に写真を撮りに行ってきました。<br /><br />

    2005年4月、岐阜の実家に帰る途中に木曽三川公園チューリップ祭に写真を撮りに行ってきました。

  • 今回の一番のお気に入り写真<br /><br />このアングルが一番いい感じだ。<br />もっといっぱい撮ればよかった。<br />

    今回の一番のお気に入り写真

    このアングルが一番いい感じだ。
    もっといっぱい撮ればよかった。

  • チューリップが木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の流れを表しているそうです。<br />

    チューリップが木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)の流れを表しているそうです。

  • ピンクとブルーがきれい

    ピンクとブルーがきれい

  • 桜と輪中の農家 <br /><br />濃尾平野のこの辺りは木曽三川(木曽、長良、揖斐)が複雑に入り組んでおり、非常に洪水が多い地域でした。そのために輪中という洪水から集落や耕地を守るため、周囲を堤防で囲みました。<br /><br />輪中とはその地域や共同体制をもつ村落組織の事。<br /><br />輪中地域の古い家は洪水に備えて、写真のように家の下に土台や石垣を組んで高くし、屋根裏には船が備えてあります。<br /><br />しかし、洪水を減らす事ができる輪中ですが、大きな欠点が・・・。一度堤防が決壊して水が入り込むと、水が逃げていかなくてたまってしまうという事。<br /><br />昔、堤防決壊した輪中に水がたまり、水を抜こうと下流側の水門を開けようとした時、当然下流側の輪中が開門を拒否。激しい争いが起こったそうです。<br /><br />どちらの言い分も分かる難しい問題です。

    桜と輪中の農家

    濃尾平野のこの辺りは木曽三川(木曽、長良、揖斐)が複雑に入り組んでおり、非常に洪水が多い地域でした。そのために輪中という洪水から集落や耕地を守るため、周囲を堤防で囲みました。

    輪中とはその地域や共同体制をもつ村落組織の事。

    輪中地域の古い家は洪水に備えて、写真のように家の下に土台や石垣を組んで高くし、屋根裏には船が備えてあります。

    しかし、洪水を減らす事ができる輪中ですが、大きな欠点が・・・。一度堤防が決壊して水が入り込むと、水が逃げていかなくてたまってしまうという事。

    昔、堤防決壊した輪中に水がたまり、水を抜こうと下流側の水門を開けようとした時、当然下流側の輪中が開門を拒否。激しい争いが起こったそうです。

    どちらの言い分も分かる難しい問題です。

  • 高さ65mの木曽三川タワー<br />タワーから見たら花壇はすごくきれいだろうな。

    高さ65mの木曽三川タワー
    タワーから見たら花壇はすごくきれいだろうな。

  • この常に洪水の危険にさらされている輪中地域の農民を救うためという理由で、江戸幕府は外様大名の有力者である薩摩の島津氏に治水工事の命令を出します。<br />表向きの農民を救うという理由の裏には 島津氏の<br />財力、人を削ぐという目的がありました。<br />(本来なら地元の人間を工事するべきですよね。)<br /><br />島津氏では今まで何度挑戦しても成功しなかった難しい治水工事を請けるか拒否するか議論されました。<br />当然、「そんな遠い地域のために多くの人や金を使うべきではない。」という意見がありましたが、<br />「拒否は江戸幕府に反旗を翻したとみなされる」 「同じ日本で苦しんでいる農民を助けよう。」<br />という意見が通り、薩摩藩は治水工事を請けることにしました。<br /><br />↑要約です。

    この常に洪水の危険にさらされている輪中地域の農民を救うためという理由で、江戸幕府は外様大名の有力者である薩摩の島津氏に治水工事の命令を出します。
    表向きの農民を救うという理由の裏には 島津氏の
    財力、人を削ぐという目的がありました。
    (本来なら地元の人間を工事するべきですよね。)

    島津氏では今まで何度挑戦しても成功しなかった難しい治水工事を請けるか拒否するか議論されました。
    当然、「そんな遠い地域のために多くの人や金を使うべきではない。」という意見がありましたが、
    「拒否は江戸幕府に反旗を翻したとみなされる」 「同じ日本で苦しんでいる農民を助けよう。」
    という意見が通り、薩摩藩は治水工事を請けることにしました。

    ↑要約です。

  • 薩摩藩総奉行平田靱負(ひらたゆきえ)は、薩摩藩士の一隊を率いて治水工事を始めました。<br />(平田靱負は、「幕府と戦えば、この地は戦場となり罪のない子供、百姓までが命を落す。ならばこの治水工事を受けることによって美濃の民、百姓の命は救わ<br />れ、仁義の道にも添いひいては家安泰につながる」と皆を説得し、藩主島津重年も決断した。かくして薩摩藩士一行は、美濃まで約1,200km総奉行平田靱負以下947名、宝暦4年1月悲壮なる決意で旅立った。)<br /><br />工事は今まで何度も失敗している難工事だけに、薩摩藩の人的被害と出費はどんどん増えていった。<br />40万両にも上る工事費用を捻出するため大坂豪商から借金を重ね、幕府へもたびたび専門職人(大工)の雇用許可を要請するも許可は下りず、工事のやり直しを命じられる(幕府の役人の破壊工作&嫌がらせ)ことがしばしばあった。工事に派遣された薩摩藩士達の過労や伝染病による死亡が相次ぎ、また幕府に抗議して切腹する薩摩藩士達も続出した。最終的に切腹52名・病死33名、という多大な損失を薩摩藩は被ることになった。<br />病死者より切腹者の方が多い点で、よほど幕府の嫌がらせがひどかったと思われる。<br /><br />そして、5月25日/平田靱負は、島津重年公に工事完成の書簡を出し、養老町大牧の役館にて東の日の出を拝し西方(薩摩方面)に向かい                     <br />「住みなれし 里も今更 名残りにて 立ちぞ わずらふ 美濃の大牧」<br /><br />という辞世の句を残し、病死にて散って行った若き藩士達・工事の全責任(被害&予想以上の莫大な出費)を取り自害致しました。 享年52才。 <br />

    薩摩藩総奉行平田靱負(ひらたゆきえ)は、薩摩藩士の一隊を率いて治水工事を始めました。
    (平田靱負は、「幕府と戦えば、この地は戦場となり罪のない子供、百姓までが命を落す。ならばこの治水工事を受けることによって美濃の民、百姓の命は救わ
    れ、仁義の道にも添いひいては家安泰につながる」と皆を説得し、藩主島津重年も決断した。かくして薩摩藩士一行は、美濃まで約1,200km総奉行平田靱負以下947名、宝暦4年1月悲壮なる決意で旅立った。)

    工事は今まで何度も失敗している難工事だけに、薩摩藩の人的被害と出費はどんどん増えていった。
    40万両にも上る工事費用を捻出するため大坂豪商から借金を重ね、幕府へもたびたび専門職人(大工)の雇用許可を要請するも許可は下りず、工事のやり直しを命じられる(幕府の役人の破壊工作&嫌がらせ)ことがしばしばあった。工事に派遣された薩摩藩士達の過労や伝染病による死亡が相次ぎ、また幕府に抗議して切腹する薩摩藩士達も続出した。最終的に切腹52名・病死33名、という多大な損失を薩摩藩は被ることになった。
    病死者より切腹者の方が多い点で、よほど幕府の嫌がらせがひどかったと思われる。

    そして、5月25日/平田靱負は、島津重年公に工事完成の書簡を出し、養老町大牧の役館にて東の日の出を拝し西方(薩摩方面)に向かい                     
    「住みなれし 里も今更 名残りにて 立ちぞ わずらふ 美濃の大牧」

    という辞世の句を残し、病死にて散って行った若き藩士達・工事の全責任(被害&予想以上の莫大な出費)を取り自害致しました。 享年52才。 

  • 薩摩藩が治水工事を行った堤防には多くの松が植えられて「千本松原」と言われています。<br />そして、薩摩義士はそこにある治水神社に奉られています。<br /><br />輪中地域で生まれた僕は、薩摩藩が工事を引き受けてくれたおかげで現在の命があるのかもしれない。<br /><br />鹿児島県の歴史資料館に行った時、展示されていた資料を見て心の中でお礼を言ってきました。<br />「ありがとうございます。(輪中地域出身の)僕は薩摩義士の偉業を忘れません。」<br /><br />その時の話はまた鹿児島編で・・・。<br /><br />この宝暦治水をきっかけに現在、鹿児島県と岐阜県は姉妹県となっています。<br /><br />

    薩摩藩が治水工事を行った堤防には多くの松が植えられて「千本松原」と言われています。
    そして、薩摩義士はそこにある治水神社に奉られています。

    輪中地域で生まれた僕は、薩摩藩が工事を引き受けてくれたおかげで現在の命があるのかもしれない。

    鹿児島県の歴史資料館に行った時、展示されていた資料を見て心の中でお礼を言ってきました。
    「ありがとうございます。(輪中地域出身の)僕は薩摩義士の偉業を忘れません。」

    その時の話はまた鹿児島編で・・・。

    この宝暦治水をきっかけに現在、鹿児島県と岐阜県は姉妹県となっています。

  • 宝暦の治水工事についてさらに知りたい方は<br />こちらへ<br /><br />http://www.omp-serve.co.jp/~osclub/manga/

    宝暦の治水工事についてさらに知りたい方は
    こちらへ

    http://www.omp-serve.co.jp/~osclub/manga/

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  • けーしちょーさん 2006/02/06 00:58:31
    きれいなお花と感動秘話♪
    drakenさん。見にきましたよぉ〜。

    この話。チョット前に、多分、NHKの「その時歴史が動いた」だったと思いますが、取り上げられていましたよぉ。
    その放送では、こんなきれいなチューリップ畑は出てきませんでしたが。
    いまでも残る、薩摩藩士の植えた松並木かなんかが出てたような。
    テレビ見ながら泣きましたよ。

    実家が岐阜なのねぇ、drakenさんは。
    きっとdrakenさんのご先祖さまが、がんばる薩摩藩士におにぎりを作ってあげてたりしたのかもしれませんネ。泣きましたよぉ、この話の時は。
    あと岐阜県の感動秘話で思い出すのが、桜並木を一人で植えてつくちゃったバス会社の人の話とかで、「春」「花」「感動秘話」で連想して、私はこちらの話なんぢゃないかな〜なんて、またもや邪推してたことをここに告白します。

    チューリップがおそろしくキレイに撮れてマス。
    レンズか?三脚か?なんて、その秘密を知りたいデス。

    今日は、観光バス会社の人たちや、全国をバスを追っかけて旅をする、その道では有名なバスマニアの人たちと、伊豆にカニを食べにいってきました♪

    すごいいい天気で、富士山がきれいでした。
    もう、すんごいディープな内容で、upはかなーり後!!

    おやすみzzz

    draken

    drakenさん からの返信 2006/02/06 22:05:16
    RE: きれいなお花と感動秘話♪
    こんばんは、けーしちょーさん。
    この話をよくご存知で・・・。
    僕は小学生の時、地元の歴史という事で学んでいるんだけど、
    他の地方の方はご存知ないんじゃないかと思ってね。

    でも、トラベラーしてるといろんなコメントを書くから
    地理はもちろん歴史もすごく勉強になりますよね。
    実体験してるから すごく記憶に残るしね。

    実はチューリップ畑の奥のタワーの向こうに千本松原があるんです。
    松林の写真は古すぎて、PCからCDに移しちゃって
    すぐにUPできませんでした。
    またUPしますね。

    チューリップの写真ですが、よく見てもらうと手前の花だけにピントが
    合っていて、奥の花はボケているのが分かりますよね。
    実はこれがデジ一の良さなんですよ。
    これがコンパクトデジカメみたいに背景がボケないと、
    花が多いからくどい写真になっちゃうんです。

    これと同じ理由でお姉さん写真の時もデジ一で撮ると、
    お姉さんにピントは合っているけど、背景がボケて背景のくどさが和らぐんですよ。

    つまり、デジ一で撮ると「美しい人は美しく、そうでない人はそれなりに・・・」(←このネタ分かります?)撮れるんです。
    けーしちょーさんは魔法のカメラを手に入れたんだから、
    いっぱい写真を撮ってみてください。

    春になったら、近所のタンポポ(じゃなくてもいいけど)
    の高さに視線を合わせてシャッターを切ってみて。
    新しい発見と感動があると思うよ。
    暖かい春が待ち遠しいね〜。



  • 子狸ポンタさん 2006/02/05 08:48:37
    はい、暖まりました!
    drakenさん、おはようございます。

    お花畑綺麗ですね〜!写真のアングルもすごく上手いですし。
    まだまだ寒いけど、一足早い春をありがとうございます。
    今年もぜひ写真を期待しています。

    あと、お気に入りの承認&登録ありがとうございます。
    こちらこそ、とても嬉しいです。
    紹介文の方、下手くそな文章で申し訳ないですが、これからも旅行記と写真、期待しています。

    draken

    drakenさん からの返信 2006/02/05 11:12:57
    RE: はい、暖まりました!
    お花畑の写真で暖まってくれてありがとうございます。
    ほんと春が待ち遠しいですよね。

    と言いながら、寒いのに来月バースディ割引で釧路に丹頂鶴を見に行きます。あと、釧路和商市場の勝手丼を食べてきますよ。

    そうそう、お花畑の旅行記に教科書が教えない感動の歴史秘話を追加しました。他の地域の方は聞いた事がない話だと思います。
    少し長いですが、一度読んでみてください。

    では、失礼します。

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