2005/11/17 - 2005/11/24
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ハートネッツさん
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第4弾のワイン党のツアーはフランスに戻って、ボルドーを目指すことになりました。ワイン党ですから、やはり今回もコースは
モン・サン・ミッシェルに行きながら定番コースのロワールを外れて「男と女」の舞台となったドーヴィルへと向いました。
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今回の旅は前回の旅の最終地トゥールーズに降り立つことから始まりました。メンバーは相変わらずの7名です。
空港ではカルカソンヌを案内してくださったガイドのKMさんの出迎えを受けました。ですから、停止ボタンを押して、一度中断していた旅が又スタートした感じです。今回も大きな街を脱出して、奇跡の泉のルルドへ一気に走りました。今、ルルドを舞台にしたマリア様がらみのミステリー小説が売れているとかで、党首は既に読んでの旅でした。でも党首の話ではあまりルルドはよく書かれていなかったようです。私たちを待っていたルルドはシーズンオフと言うこともあり、夏ともなると泉まで初詣のように人で埋めつくされる広場も、奇跡の泉の洞窟も静けさの中にありました。この泉の水をペットに汲んできたのですが、汲んでいる横で党首が「この水には大腸菌も混ざっていて、飲んでも病気にならないのが奇跡なのかも」など
と言われてしまって、ありがたさ半減です。 -
次に向ったのはボルドーワインの中でも最高級が作られているサンテミリオンです。この町は町を囲むワイン畑の風景を含めて世界遺産に登録されています。今回も現地手配のKさんのこだわりで、町の中心にある
ホテルデュプレザンスに宿泊です。7名の参加者なのに皆シングルユースです。このホテルはスイートを別にしたら12室くらいですから、ほとんど私たちでホテル使っている状態です。ヨーロッパタイプの小さいホテルは部屋タイプが全く違うことが多いので、皆でそれぞれの部屋を見て歩きました。私はシンプルなツインだったのですが、かえっていいお部屋ほど、ダブルなので、変わって欲しいと言う方があって、大きなバス付きのお姫様のような部屋にグレードupしました。でもバスが大きすぎておぼれかけました。 -
この写真はホテルのテラスからサンテミリオンの町並みを撮ったものです。さすが世界遺産の町の真ん中にあるホテルです。部屋の窓からもこの風景を独り占めです。1年も前からプラニングして、ホテルが取れたらまだ誰も申し込んでいないのに、ホテルに手付金を払い、と苦労したかいがありました。このホテルがとれた時にKさんが「取れないと思ってのにOkだった」と興奮気味に話されたのを思い出しました。
サンテミリオンはコジンマリした魅力的な町で、町の中をぶらぶらして楽しめる素敵な町でした。町の中心広場には急な坂を降りなくてはいけないので、真ん中の手すりをしっかり握って石畳を降りました。雨が降ったら怖いかも、降りたところに一枚岩教会があります。カタコンベや礼拝堂などあり、ここはガイドさんnに鍵を開けてもらいながら見学します。ラッキーなことにKMさんが最初にガイドの仕事をしていたところがここで、KMさんの案内で全てを見ることが出来ました。教会の地下礼拝堂は入れないことが多いそうで、この時はOKだったので、運がよかったです。 -
そして、ホテルのレストランはミシュランの1星で、テーブルセッティングも素敵でした。食事の終わりには
シェフが出てきてくれて、一緒に写真を撮りました。
帰国してから知ったのですが、2004年度のシャ
トーホテル兼レストラン部門ではフランスで1番に輝いた人気のホテルだったのですね。
朝食のクロワッサンはもう絶品で「このクロワッサンのためにもう一度泊まりに来たいくらい」と皆口走っておりました。このホテルには2連泊なので最高!! -
ところで、サンテミリオン滞在中に、やはりボルドーへ行かなければと、ボルドーワインの街に出かけました。特にお目当てはワインボトルがらせん状に並び、
下の階から順に階段を上るごとにワインのランクが上がって行くように展示してある有名なワインショップ
「ランタンダン」です。この写真はパンフレットの物ですが、確かにこのようにワインが展示してあり、壮観でした。 -
次に訪れたのはかの有名なモンサンミッシェルです。
満潮時には海に囲まれてしまうと言う修道院ですが、
その昔は潮の流れが速くて、島まで渡りきらないうちに潮が満ちて流されてしまう巡礼がいたと言うことですが、今では砂がたまり、島が水に囲まれることが少なくなってしまったようです。昔の景観を取り戻す大プロジェクトが進められています。この写真は修道院と私たちが泊まったホテルを一緒に撮ったものです。手前がホテルです。向って左の一番上が私の部屋の窓です。4階でエレーベーターがないので、ホテルのお兄ちゃんにカバンを運びあげてもらいましたが、この時ほどチップのありがたみを感じたことはありません。手ぶらでも忘れ物をした日には3階で息切れがして、4階はつらかったです。 -
私たちの泊まったホテルには入り口に有名なレストラン「ラ・メール・プーラール」があります。何が有名て、モンサンの入り口でその昔旅籠を営んでいたプーラールおばさんが長旅に疲れた巡礼者たちのために焼いたふわふわ巨大オムレツで有名です。以前に食べたことのあるKさんは夕食のメニューを別の内容にしていたので、話の種に1つオーダーしてみることになりました。味が全くないプレーンオムレツで一口で十分、食べてうん?でした。このホテルはモンサンミッシェルを訪ねた有名人が多く泊まっているようで、階段の壁からラウンジから有名人のサインが入った写真がいたるところに飾られていました。
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修道院の開門を待って、一番で出かけました。
ガイドさんを雇う費用がなかったので、入り口でもらった解説書を頼りに、部屋ごとに私が解説書を読み上げて回りました。この写真は途中、アーチの部分が上から下まで開いているところがあり、額縁に入った絵のようできれいでしたので、撮りました。このままでしたら、足を滑らして落ちてしましますが、この空間にはガラスがはまっていますので、ご安心を。
モンサンは修道院と言っても昔は潮が満ちれば孤島となる場所でしたから、要塞としての役割を果たした時期も多かったようで、まさに雰囲気も修道院と言うよりは要塞のイメージが強い場所です。 -
この旅のすごいのは現地を手配しているKさんも同行と言うことです。まー二人添乗ですね。ですから、次にノルマンディー方面に向う時に普通ですと、走りやすい大きな街を通って行くことになるのですが、やはり小さい町の方が味があるのでKさんからコースの提案を旅が始まっている最中にも、いつもしていただけるんですね。途中昼食をどうするかと言うことで、バイユーと言う、歴史タペストリーで有名な町に立ち寄って、ここで、昼食を調達することになりました。タペストリー美術館は昼食時で閉まっていましたので、(田舎に行くと昼休みにお店や美術館などが閉まることがよくあります)ノードルダム大聖堂を見学、町中のパン屋さんで昼食を買ってバスへ、戻りました。
予定になかった素敵な町に寄れて、ラッキー
そうそう、田舎町を走ると問題はトイレです。この時には病院を見つけ、病院のトイレを貸してもらいました。 -
ノルマンディー地方はりんごから作る、シードルとカルバドスが有名です。シードル、カルバドスの蔵元を訪ねました。敷地のところどころにリンゴの木があります。日本の姫リンゴのように小さいです。ビンの中にリンゴやなしの実が入っているお酒を見たことがありませんか。それがシードルです。実が小さいうちにビンをかぶせて、ビンの中で大きくして収穫するんだそうです。今日はドーヴィルまでの途中にエトルタの海岸も入れて欲張りコースですから、ゆっくりしている時間がありません。簡単な説明をと言ってあったのに、熱心な聴衆を得て、つい説明が長くなり、その挙句の果てに、急いでとKさんと私がわめいているのに、もう一杯と余分に試飲をする不届き者がいました。
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セーヌ河口に架かる美しいノルマンディー橋を渡り、
いちろエトルタに向いました。 -
通って行く街中で夕方のラッシュにあって、一時はあきらめたのですが、Kさんと私の祈りが通じたのか、紫色に暮れるエトルタの海岸を見ることが出来ました。エトルタの海岸は砂地ではなくて、角がとれた
丸い石の海岸でした。 -
今回の旅のハイライトの一つが「男と女」の映画の舞台となったドーヴィルのノルマンディーホテルに泊まることでした。この写真がホテルの入り口です。右の屋根の上の白いのは猫のお人形です。かもめが留まっていたり、楽しい演出です。入り口はプチホテルポイイですが、両翼が広がり大きなホテルでした。
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コレがホテルの廊下なのですが、一部屋分くらいの広さがあります。この廊下が延々と伸びています。廊下の途中に仕切りドアもついています。着いた時にはどうやらロビーまで行けたのですが、翌朝朝食でさあ大変、昨晩開いていた、廊下の途中の仕切りドアも閉まり、エレベーターの場所がさっぱり分からなくなりました。廊下をさまよっている時に、やはり朝食に行くKさんと、Aさんに出会いました。途方にくれていたので、地獄に仏、さっき私がさ迷っていた方にAさんが自信たっぷり歩いて行きます。「あ〜方向あってたんだ」と思っていたら、なんのことはない、Aさんも分っていなかったんですね。3人で迷いながら食堂に無事到着しました。このホテルは隣同士がコネクティングルームで作ってあるので、お二人のお客様、
隣同士だったので、鍵をはずして、廊下ではなくて中で行き来をしていらしたのです。この時、横1列で部屋をもらったので、最後の日に分かったのですが、私たち、鍵を開ければほとんど全員が廊下使わないで行けたので、寝巻きで、酒盛りも可能だったですね。
早く気づけばよかった、残念。 -
ホテルの裏口から出て行くと、映画の舞台になった海岸です。この写真の場所は木のプロムナードが作られていて、更衣室が並んでいます。一つづつの更衣室には有名な映画俳優の名前が付けられていました。
ドーヴィル映画祭の時には世界中の有名俳優がやってくるようです。 -
この更衣室の前に広い広い海岸線が広がっていました。夜着きましたので、暗い中、海岸線まで出て、水際まで行こうと海に向って歩いたのですが、途中で砂が湿り始めたので、帰って来ました。翌朝海岸に出てみますと、プロムナードのところから水際までかなりの距離があり、その広い海岸線の水際で乗馬をしている人を見かけました。ドーヴィルの競馬は社交界の一大イベントで有名だそうです。
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ホテルからドーヴィルの駅前を通って行くと
橋向こうが美しいトゥルービルの街です。海の幸で有名だったようで、今回夕食に足を伸ばす機会がなかったのは残念でした。 -
ドーヴィルに滞在中、バスに乗って30分のところにあるオンフルールに出かけました。印象派の画家達が愛した町並みがそのままに残っている港町です。
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道路幅も狭く、こじんまりした町ですが、芸術家に愛されてきた町らしく、小さいお店が多いのですが、ショーウンドーの中は洗練されています。シーズンオフで閉まっているお店が多くて残念でした。どの街角を写真に撮っても絵になります。お昼はクレープを港の近くの明るいレストランで食べました。今回は本場フランスでオニオングラタンスープとクレープが食べられて嬉しかったです。
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この教会はノルマンディー橋まで、見渡すことが出来るオンフルールの高台にあるノートルダム・ド・グラース教会です。この教会は船乗りの安全を祈る人が多いようで、天井から船の模型が下がっていて素朴な雰囲気でした。ところで、この旅はルルドから始まったのですが、ルルドで体育館のような巨大な聖ピオ10世地下バシリカ聖堂と言う教会をのぞいた時現代の聖人の写真が掛けられていました。その中に聖テレーズの写真がありました。そして、次に立ち寄ったバイユーのノートルダム大聖堂の中に聖テレーズの祭壇ありました。そして、この小さな教会は聖テレーズに縁の教会とのことでした。
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そして、帰国の日、ドーヴィルから電車で2時間くらい、パリに向かい夕方の便で帰国、シャルルドゴール空港までへ行く間に、ちょっと、パリでお買い物と計画していたのですが、とんでもない、滞在中鉄道ストが始まっていて、私が安らかな眠りについている頃、ストが終わるかどうかでKさんはパリまでどうやって行くのか思案して、眠れぬ夜を過ごしたようです。結局、ドーヴィルからリジューまでバスが出て、リジューの駅からパリ行きの電車に乗ることになりました。
これは聖テレーズのお導きだったかのようです。なぜなら、駅から見えている大聖堂はテレーズが最後を迎えた場所だったのですから。ルルドからリジューまでテレーズの道のりを期せずして、辿ったことになりました。
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