パゴダの国を一人行く（4～5日目　古都マンダレー巡り）

2004/08/28 - 2004/09/06

ヤンゴンから夕方、夜行寝台列車に乗りマンダレーに向った。寝台列車と言っても、冷房は効いていなし、食堂車もない。2つ寝台があるコンパートメントタイプだった。他の乗客がいなかったので個室状態だった。暑いので、ボッタクリ価格で購入したロンジー（スカートようなもの）に着替えた。下からの風通しがいいし、女性はこういう気分なのかと思ったりした。ロンジーを履いていたことがきっかけで、飲食物の販
売に来た乗務員と仲良くなった。他の乗務員も連れてきたりして、長時間の列車旅行(17～18時間）だったが､退屈せずに楽しくマンダレーに到着できた。到着後も、乗務員３名と一緒に市内で昼食し、ガイドブックに記載されている安ホテルまで案内してくれた。彼らは、到着した列車でその日またヤンゴンに帰るが、休みは年数回かしかないとのことだった。３名とも２０歳そこそこで、飲食物の販売、シーツの取り替え等が主な仕事。穴があいたソックスやみすぼらしい革靴等を履いていてたが、貧しいながらも一生懸命生きてるという感じを受け、すがすがしい気持ちにさせられた。私がヤンゴンで買ったロンジーのボッタクリ価格の話をしたら｢オレが今日また汽車に乗ってヤンゴンに行くので金を取り返してやる。場所を教えて。｣と言って憤慨していた。

表紙：インワ（マンダレー郊外の町）

エリア マンダレー(ミャンマー)

マンダレーヒルからの眺望。仲良くなった寝台列車の乗務員達と別れた後、マンダレーヒルに行った。パゴダがたくさんあるのがよくわかる。

マンダレーヒルからの眺望。気になったのだが、エーヤワディー川（イラワジ川）が氾濫してるように見えたが氾濫か単なる湿地帯かどうかは不明。誰か近くにいる人に聞けばよかったと今更反省。

マンダレーヒルからの眺望。写真中央下金色のパゴダを取り囲む白いものも全てパゴダ。

マンダレーヒルにある寺院の回廊。

クドードォパゴダ。マンダレーヒルから見えた白いパゴダ。

サンダムニパゴダ。クドードォパゴダと隣合わせにある。
どちらも白い小さなパゴダがたくさんあって同じような感じ。

シュエナンドー僧院。ミャンマーに来て以来、観光施設はパゴダばかり見ていたので、レンガ色した木造の大きな僧院の建物が新鮮に感じられた。

マンダレー郊外の涅槃仏。前日、マンダレーヒルで日本語を学んでるという女性に声をかけられガイドしてもらうことにした。1日10＄で交渉成立。

アマラプラの織物工場。マンダレー郊外の町で、かつては都が置かれたこともある。織物が盛んな街である。　　　

アマラプラの織物工場。　　　

マハーガンダーヨン僧院。アマラプラにあり、老若の僧侶が全国からこの僧院にきて修行。毎朝、10時頃に朝食の配給に並ぶ姿は圧巻である。

マハーガンダーヨン僧院での修行僧の朝食風景。

ザガインヒルからの眺望。ザガインはエーヤワディー川のほとりにある街で、この街もかつては都が置かれザガインヒルの周辺にはたくさんのパゴダがある。街に入るのに外国人は入域料3＄必要。その他サガインヒルはカメラ（150ﾁｬｯﾄ：0.17＄）ビデオ（2500ﾁｬｯﾄ：2.8＄）とやたら観光客から金をとりあげる。

ザガインヒルからの眺望。

インワの街並み。橋がかかってなく、船で行く。この街も都が置かれたことがあり、入域料5＄必要。船着き場から馬車で観光。

インワにあるもう現在は使用されていないマハーアウンミェ僧院とういうレンガ造りの立派な建物付近にいる土産売り軍団。一人でゆっくり見たたかったが、づっとつきまとわれた。仏像の小物、古銭等だがあまりのしつこさにおもしろみさえ感じたが、何も買わなかった。彼女達が顔につけてる白いものは、日焼け止めの“タナカ”。私も滞在中は顔に“タナカ”をつけて、ロンジーを履いて観光。

インワ。女性はガイドで日本語ペラペラ。男性はホースドライバー（いわゆる馬車の運転手）。ガイドの彼女もドライバーと言っていた。馬車は観光用としてだけでなく、住民の交通手段としても一般的に使われている。