インド旅行記(ブログ) 一覧に戻る
『沐浴!!』<br />この日記は9月9日の夜12時30分頃に書いている。この日は朝5時にプジャ・ゲストハウスの一階に集合して、自分とまさやとひろみとしばのさんでガンガーの日の出をボートから見る予定であった。前日の夜、夜空にはたくさんの星が見えていたので今日の朝は日の出が見えるだろう(それまでは曇り)ということでワクワクしていた。5時15分頃に全員集まり、いざ出陣。一人一時間80Rsで交渉成立。ガンガーをボートで横切っているとだんだん日の出が!!!やはりガンガーに映る日の出は綺麗だった。(カニャクマリには劣るが) しばらく綺麗な日の出を眺めた後、対岸へ行くことに。対岸は“不浄の地”と呼ばれており、何も建物もなく生物もほとんどいない。対岸まで着き、ガンガーに入った。足だけ入れたのだが、けっこう温かい。そして少しぬるぬるしていた。自分とまさやとひろみでガンガーに入ることに。お互いパンツになり(ひろみは水着の上に服のまま)ガンガーに入っていく。ヒンドゥー教徒の儀式である5回全身で浸かる動作をやることに。(まさやは水の汚さをケアして首から下だけにしていた)「歩き方」によると、蒸留水の中で24時間生きられるコレラ菌がガンガーの中では3時間しか生きられないそうだ。ひろみは一人ばしゃばしゃと泳いでいた。しばのさんに写真を撮ってもらい宿へ戻る。宿の前のガートで“本当の”沐浴をすることに。が、さすがはガート前のガンガーだけあって汚かった!!が、ここでも旅の思い出に全身で5回浸かった。足の裏がすごくヌメヌメして気色悪かった。 宿へ戻り皆で朝食(チキン・ビリヤーニ←めちゃウマ!とコーヒー・グラス)を食べ、アドレス交換を。まさやとひろみは明日(9日)朝にバスでネパールへ行く予定であったし、自分はしばのさんがしきりに言っていた「久美子ハウス」に行こうと思っていた。「久美子ハウス」は久美子さんという日本人女性とその夫のインド人が経営している宿で、バラナシでもかなり古い宿で遠藤周作の「深い河」にもその名が出てくる日本人には超有名の宿であった。部屋に戻り軽く横になってから洗濯をして屋上へ行って干す。ギガビートで音楽を聴きながらガンガーを眺めていた。かれこれ1時間は眺めていた。全然飽きない。すぐ向こうでは火葬場からもくもくと煙が出ており、空の雲の動きがガンガーに影となって映っている。横の家ではサルがひっきりなしにテントの中の食べ物を狙う姿があり、それに気付き怒るおじさんもいれば、他のとこではレンガやセメントを運び建物を作っている人達、それに混じり働く10歳くらいの児童労働者。いろいろなことを考えていた。特に“生きること”について。 そんな風にぼんやりしながらずっとガンガーを眺めていて、久美子ハウスに行くのはやめてもう一泊ここで泊まることにした。元来、一人旅しに来ているので日本人“だけしかいない”という久美子ハウスは行かないことにしていたし。ただ、しばのさんの言うように世界一周している人なんかがゴロゴロおり、ドミトリーでの話はこの上なくおもしろいみたいでその点にかなり惹かれていた。 その後メールを送っていたまさやと一緒にレストランへ。するとウェイターが近づいてきて小声で「Beer?」と言ってくる。せっかくだからとビールを頼むことにし値段を聞くと650mlキング・フィッシャーで120Rs。高い・・・(笑)注文することにし、待つ。10分くらい待っているとぞうきんで周囲の客(インド人)に隠すようにビールを持ってくる。おそらく金儲けの為、元来ヒンドゥー教徒にとってあまり良く思われていないアルコールをどっかで買ってきて120Rsでまた売りしたのだろう。まさやは大学2年で、早稲田大学であった。「ダイさんに出会えて本当良かったっス」とか言ってくれて嬉しかった。彼の話によると、彼とひろみは一緒に日本から来たのではなく、デリー行きの飛行機で知り合ったのだという。それからずっと2人で行動しているみたいだ。 昼の3時までひろみが友達のところに行っているみたいで、それまでに宿へ戻る。その後4人でメイン・ガートでやっているセレモニーを見に行った。毎夜ガートではセレモニー(歌やタイコや火などを使ったすご~~く神秘的なやつ)をやっているみたいだった。そして宿に戻り休む。

☆Vol.29☆インドで考えた。~29日目~ varanasi

1いいね!

2005/09/08 - 2005/09/08

8165位(同エリア9050件中)

0

42

ダイサク

ダイサクさん

『沐浴!!』
この日記は9月9日の夜12時30分頃に書いている。この日は朝5時にプジャ・ゲストハウスの一階に集合して、自分とまさやとひろみとしばのさんでガンガーの日の出をボートから見る予定であった。前日の夜、夜空にはたくさんの星が見えていたので今日の朝は日の出が見えるだろう(それまでは曇り)ということでワクワクしていた。5時15分頃に全員集まり、いざ出陣。一人一時間80Rsで交渉成立。ガンガーをボートで横切っているとだんだん日の出が!!!やはりガンガーに映る日の出は綺麗だった。(カニャクマリには劣るが) しばらく綺麗な日の出を眺めた後、対岸へ行くことに。対岸は“不浄の地”と呼ばれており、何も建物もなく生物もほとんどいない。対岸まで着き、ガンガーに入った。足だけ入れたのだが、けっこう温かい。そして少しぬるぬるしていた。自分とまさやとひろみでガンガーに入ることに。お互いパンツになり(ひろみは水着の上に服のまま)ガンガーに入っていく。ヒンドゥー教徒の儀式である5回全身で浸かる動作をやることに。(まさやは水の汚さをケアして首から下だけにしていた)「歩き方」によると、蒸留水の中で24時間生きられるコレラ菌がガンガーの中では3時間しか生きられないそうだ。ひろみは一人ばしゃばしゃと泳いでいた。しばのさんに写真を撮ってもらい宿へ戻る。宿の前のガートで“本当の”沐浴をすることに。が、さすがはガート前のガンガーだけあって汚かった!!が、ここでも旅の思い出に全身で5回浸かった。足の裏がすごくヌメヌメして気色悪かった。 宿へ戻り皆で朝食(チキン・ビリヤーニ←めちゃウマ!とコーヒー・グラス)を食べ、アドレス交換を。まさやとひろみは明日(9日)朝にバスでネパールへ行く予定であったし、自分はしばのさんがしきりに言っていた「久美子ハウス」に行こうと思っていた。「久美子ハウス」は久美子さんという日本人女性とその夫のインド人が経営している宿で、バラナシでもかなり古い宿で遠藤周作の「深い河」にもその名が出てくる日本人には超有名の宿であった。部屋に戻り軽く横になってから洗濯をして屋上へ行って干す。ギガビートで音楽を聴きながらガンガーを眺めていた。かれこれ1時間は眺めていた。全然飽きない。すぐ向こうでは火葬場からもくもくと煙が出ており、空の雲の動きがガンガーに影となって映っている。横の家ではサルがひっきりなしにテントの中の食べ物を狙う姿があり、それに気付き怒るおじさんもいれば、他のとこではレンガやセメントを運び建物を作っている人達、それに混じり働く10歳くらいの児童労働者。いろいろなことを考えていた。特に“生きること”について。 そんな風にぼんやりしながらずっとガンガーを眺めていて、久美子ハウスに行くのはやめてもう一泊ここで泊まることにした。元来、一人旅しに来ているので日本人“だけしかいない”という久美子ハウスは行かないことにしていたし。ただ、しばのさんの言うように世界一周している人なんかがゴロゴロおり、ドミトリーでの話はこの上なくおもしろいみたいでその点にかなり惹かれていた。 その後メールを送っていたまさやと一緒にレストランへ。するとウェイターが近づいてきて小声で「Beer?」と言ってくる。せっかくだからとビールを頼むことにし値段を聞くと650mlキング・フィッシャーで120Rs。高い・・・(笑)注文することにし、待つ。10分くらい待っているとぞうきんで周囲の客(インド人)に隠すようにビールを持ってくる。おそらく金儲けの為、元来ヒンドゥー教徒にとってあまり良く思われていないアルコールをどっかで買ってきて120Rsでまた売りしたのだろう。まさやは大学2年で、早稲田大学であった。「ダイさんに出会えて本当良かったっス」とか言ってくれて嬉しかった。彼の話によると、彼とひろみは一緒に日本から来たのではなく、デリー行きの飛行機で知り合ったのだという。それからずっと2人で行動しているみたいだ。 昼の3時までひろみが友達のところに行っているみたいで、それまでに宿へ戻る。その後4人でメイン・ガートでやっているセレモニーを見に行った。毎夜ガートではセレモニー(歌やタイコや火などを使ったすご~~く神秘的なやつ)をやっているみたいだった。そして宿に戻り休む。

PR

  • 朝6時前。<br /><br />バラナシの朝は早い。

    朝6時前。

    バラナシの朝は早い。

  • 瞑想か。<br /><br />我々からは不可侵の領域。

    瞑想か。

    我々からは不可侵の領域。

  • 今日はサンライズが見れそう!

    今日はサンライズが見れそう!

  • 絵になる風景。

    絵になる風景。

  • 沐浴。

    沐浴。

  • 真摯な姿は美しい。

    真摯な姿は美しい。

  • 昔と変わらぬ風景であろう

    昔と変わらぬ風景であろう

  • このサンライズ

    このサンライズ

  • その圧倒性

    その圧倒性

  • その力強さ

    その力強さ

  • 言葉は力を失い

    言葉は力を失い

  • 黙って眺めていた

    黙って眺めていた

  • 自らの小ささと

    自らの小ささと

  • 自らの可能性を感じながら

    自らの可能性を感じながら

  • まさやとしばのさん

    まさやとしばのさん

  • 絵になるなぁ

    絵になるなぁ

  • 朝日

    朝日

  • 対岸から見たバラナシ

    対岸から見たバラナシ

  • 写真で見た憧れの風景にいる喜び

    写真で見た憧れの風景にいる喜び

  • 口に出た言葉は<br /><br /><br />「バンザーィ」<br /><br />

    口に出た言葉は


    「バンザーィ」

  • なぜか空に拳を突き刺す2人

    なぜか空に拳を突き刺す2人

  • ガンガーの中で

    ガンガーの中で

  • まさやとひろみ

    まさやとひろみ

  • ナイスショット

    ナイスショット

  • 彼らとは日本に帰ってからも再会した

    彼らとは日本に帰ってからも再会した

  • そんな姿を見ていたインド人。

    そんな姿を見ていたインド人。

  • 何を思っているのか。

    何を思っているのか。

  • 写真では伝えきれないもの

    写真では伝えきれないもの

  • 映像でも伝えられないもの

    映像でも伝えられないもの

  • そこに旅の価値はあるのだし

    そこに旅の価値はあるのだし

  • そこには新たな発見もある

    そこには新たな発見もある

  • なにより、出会いがある

    なにより、出会いがある

  • 朝食後、スーパー屋上へ。

    朝食後、スーパー屋上へ。

  • この日は快晴。

    この日は快晴。

  • 気温もぐんぐん上昇。

    気温もぐんぐん上昇。

  • 流れる雲の影。

    流れる雲の影。

  • バラナシの街なみ。

    バラナシの街なみ。

  • バラナシの街なみ2。

    バラナシの街なみ2。

  • まさやと食事に。

    まさやと食事に。

  • 日本人が多かった。

    日本人が多かった。

  • メイン・ガートで行われる夜の催し。

    メイン・ガートで行われる夜の催し。

  • 生の歌と演奏とともに幻想さが増していく。<br /><br />バラナシの街は想像以上に、幻想的で、魅惑的でかつ<br /><br />危ない、インドって感じの街だった。<br /><br />

    生の歌と演奏とともに幻想さが増していく。

    バラナシの街は想像以上に、幻想的で、魅惑的でかつ

    危ない、インドって感じの街だった。

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

インドで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
インド最安 378円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

インドの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP